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朝起きたら片耳が聞こえにくい…その原因と対処法

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こんにちは。たぐち整骨院・草加本院の田口です。今回は「ある朝突然、片方の耳だけ聞こえにくくなった」という経験についてお話しします。もしかしたらそれは突発性難聴という耳のトラブルかもしれません。

片方の耳だけ音がこもったり、会話中に片側だけ聞き取れなかったりする症状は、突然やってくることが多いんです。「そのうち治るかな」と放っておいてしまう方も少なくありませんが、実はこの症状、時間との勝負でもあります。今日は、なぜ片耳だけ聞こえにくくなるのか、そしてどう向き合っていけばいいのかを、私自身の経験も交えながらお伝えしていきますね。

院長:田口

祖父が難聴だったことがきっかけで、この症状と向き合うようになりました

目次

祖父の難聴がきっかけでした

私がこの症状に向き合うようになったのには、実は個人的な理由があります。ここでは少しだけ、私自身の話をさせてください。

私の祖父は片耳の聞こえが悪く、長年その不便さと付き合ってきました。会話の輪に入りづらそうにしている祖父の姿を見るたびに、何とかできないかという思いを抱いていたんです。柔道整復師として臨床を積む中で、突発性難聴という症状に整体の観点から役に立てることはないかと考え、研究を始めたのがきっかけでした。多くの患者さんを診てきた今も、あの頃の祖父の姿が原動力になっています。

共通する姿勢のパターンに気づきました

臨床を重ねる中で、ある共通点に気づくようになりました。それは決して偶然ではなく、はっきりとした傾向として見えてきたものです。

突発性難聴を発症された方の多くが、頭が前に出た姿勢、いわゆる前方頭位の状態にあることが非常に多いんです。もともと肩こりや首の痛みを抱えていて、首や肩周辺の筋緊張によって頭部への血行が悪くなっていたという共通点が見えてきました。これは偶然ではなく、多くの方に共通する傾向だったため、単に耳だけの問題として捉えるのではなく、体全体の状態を見ていく必要があると強く感じるようになりました。

片耳だけ聞こえにくくなる仕組みとは

片方の耳だけに起こる聞こえにくさには、いくつかの共通したメカニズムがあります。単純な耳垢の詰まりから、内耳の血流トラブルまで幅は広いのですが、ここでは特に見過ごしやすい体全体との関係について整理していきます。

耳垢が詰まっているだけで音がこもって聞こえることは、実はよくあります。この場合は耳鼻科で耳掃除をしてもらうだけで解消することも多いです。飛行機や高層エレベーターに乗った後の気圧変化による一時的な聞こえにくさも、あくびや耳抜きで改善するケースがほとんどです。ただ、こうした明確な原因がないのに、ある日突然片耳だけ音が聞き取りにくくなった場合は少し注意が必要です。

内耳には、音を電気信号に変える有毛細胞という非常に繊細な細胞が並んでいて、そこへ栄養や酸素を届けているのが蝸牛内の内リンパ液という体液です。臨床を通して多くの方を診ていくうちに、この内リンパ液の状態と脳脊髄液の流れには深いつながりがあることも見えてきました。首や背骨が緊張してこわばると、脳脊髄液の流れが滞り、結果として内耳への栄養供給が不足してしまうことがあるんです。姿勢の悪さや長時間のデスクワーク、強いストレスが続くと、この巡りがさらに悪くなりやすいんですね。

こんな症状に当てはまりませんか

まずは自分の状態を確認してみましょう。以下のような症状に心当たりがある方は、体からのサインを受け取っている可能性があります。

  • ある日突然、片方の耳だけ音がこもって聞こえるようになった
  • キーンとした耳鳴りを伴っている
  • 耳が詰まったような閉塞感が続いている
  • 強いめまいやふらつきを一緒に感じた
  • 肩や首のこりがひどく、姿勢が悪いと感じている

これらに複数当てはまる方は、できるだけ早めに耳鼻科での検査を受けることをおすすめします。発症から治療開始までの時間が長くなるほど、聴力の回復が難しくなっていくと考えられているため、様子を見すぎるのは危険です。実際、発症から1か月以内の対応が回復の分かれ道になるとも言われています。

病院での治療と、その後に残る不調について

耳鼻科での早期治療はとても重要ですが、治療を終えた後にも耳の閉塞感やめまい、耳鳴りが残ってしまう方が一定数いらっしゃいます。ここでは、そうした「治療後も続く不調」に整体の観点からどう向き合っていくかをお伝えします。

病院ではステロイドやビタミン剤による点滴治療が一般的で、聴力そのものはある程度回復するケースも多いです。しかし、耳の周辺の血流や神経の伝達が滞ったままだと、聴力検査上は問題がなくても、こもり感やふらつきが抜けきらないことがあります。これは耳そのものの問題ではなく、姿勢のゆがみや背骨の緊張によって体液の巡りが悪くなっていることが背景にある場合があります。特に上部の頚椎は、内耳や体のバランスを司る前庭神経と近い位置関係にあり、この部分の緊張が内耳周辺の環境に影響を与えることも臨床の中で感じてきました。

当院では、肩こりや姿勢そのものの改善はもちろんのこと、脳脊髄液の流れや上部頚椎と内耳、前庭神経との関係まで含めて背骨全体を細かく検査し、内耳周辺への血流や体液循環を整えるアプローチを行っています。ボキボキと骨を鳴らすような施術ではなく、ミリ単位で背骨の緊張を緩めていく、体に優しい方法です。これは病院での治療とは違った観点からのサポートであり、実際に病院での治療と並行してこうしたケアを受けたことで、耳の閉塞感が和らいだという声もいただいています。焦らず、体全体を整えていくことが遠回りに見えて実は一番の近道になることもあるんですよ。

一人で悩まず、まずは相談してみてください

片耳の聞こえにくさは、会話が聞き取りにくいストレスや、音楽や映画を心から楽しめないもどかしさなど、想像以上に日常生活の質を下げてしまう症状です。

「病院で異常なしと言われたけれど、まだ違和感が残っている」という方にこれまで何度もお会いしてきました。そのたびに感じるのは、体は耳だけを診ていても本当の原因が見えてこないことがあるということです。

祖父の姿を思い出しながら、今も一人ひとりの患者さんと向き合っています。だからこそ、私は検査を通じて、あなたの体に今どんな変化が起きているのかを一緒に確認することを大切にしています。少しでも気になる症状があれば、決して一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。あなたが不安のない日常を取り戻せるよう、全力でお手伝いします。


院長:田口

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