
院長:田口お気軽にご相談ください!

院長:田口お気軽にご相談ください!
こんにちは。たぐち整骨院の田口です。赤ちゃんの頭を何気なく見たときに、「あれ、なんだか左右で形が違う?」「後頭部が平らになってきた気がする」と気づいて、不安になっていませんか。乳児健診で指摘されたり、ご家族から「頭の形が気になるね」と言われたりして、夜中に検索してこのページにたどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。
毎日授乳やオムツ交換、寝かしつけに追われながら、赤ちゃんのために一生懸命頑張っているママやパパ。本当にお疲れ様です。そんな中で赤ちゃんの頭の形が気になって、「私の寝かせ方が悪かったのかな」「もっと気をつけていれば」と自分を責めてしまっていませんか。
実は当院にも、生後数ヶ月の赤ちゃんの頭の形でお悩みの保護者の方が数多く相談に来られます。そのたびに「もっと早く原因を知っていれば」と涙ぐむお母さんの姿を見てきました。でも、まずは落ち着いてください。赤ちゃんの頭が変形してしまう理由はひとつではなく、複数の要因が関係していることがほとんどなのです。そして何より大切なのは、あなたの育児が悪かったわけでは決してないということです。


赤ちゃんの頭の変形は親御さんの育児が悪いわけではありません。毎日一生懸命お子様と向き合っているあなたは本当に素晴らしいです


赤ちゃんの頭蓋骨は大人とは全く違う構造をしています。生まれたばかりの赤ちゃんの頭は、いくつかの骨が組み合わさっていて、その骨と骨の間には隙間があるのです。この隙間があることで、出産時に産道を通りやすくなり、生後は脳の急速な成長に対応できるようになっています。これは赤ちゃんが健やかに成長するために必要な、とても大切な体の仕組みなのです。
しかし、この柔らかさがあるからこそ、外からの圧力によって頭の形が変わりやすいという特徴もあります。生後数ヶ月の赤ちゃんの頭蓋骨は、まるで粘土のように圧力がかかった方向に変形してしまうのです。そのため、同じ方向ばかり向いて寝ていたり、長時間同じ姿勢でいたりすると、その部分が平らになったり、左右非対称になったりすることがあります。
頭蓋骨が柔らかいのは生後6ヶ月頃までがピークで、その後徐々に固くなっていきます。1歳半から2歳頃になると頭蓋骨の形がほぼ固まってしまうため、変形に気づいたら早めの対応が重要になってくるのです。お子様が健やかな成長のレールに乗れるよう、適切な時期に適切なケアをしてあげることが大切です。
これまで当院で数多くの赤ちゃんを診てきた経験から、頭の変形には大きく分けて4つの原因があることがわかっています。それぞれの原因について詳しくお話ししていきますね。どの原因も、親御さんの育児が悪かったわけではないということを、まず最初にお伝えしたいと思います。
最も多い理由がこの向き癖です。赤ちゃんには好きな方向があって、いつも同じ方向を向いて寝る癖がついてしまうことがあります。これは決して異常なことではなく、多くの赤ちゃんに見られる自然な行動なのです。ママやパパが一生懸命向きを変えようとしても、赤ちゃんが無意識に元の向きに戻ってしまうことはよくあることです。
向き癖がある赤ちゃんは、いつも同じ側の後頭部や側頭部に圧力がかかり続けるため、その部分が平らになったり凹んだりします。特に仰向け寝が推奨されるようになってから、後頭部が平らになる短頭症や、左右非対称になる斜頭症が増えているという報告もあります。これは赤ちゃんの安全を最優先した結果起こりやすくなった現象で、決してあなたの寝かせ方が悪かったわけではありません。
向き癖が生じる背景には、授乳の向きがいつも同じだったり、寝室の明かりやテレビの位置によって特定の方向を見る習慣がついたりすることが関係しています。また、首の筋肉の緊張バランスが崩れていることで、特定の方向を向きやすくなっている場合もあるのです。
実は頭の変形は生まれる前から始まっていることがあります。お母さんのお腹の中にいる間、赤ちゃんは狭い子宮の中で過ごしています。特に初めての妊娠の場合は子宮の筋肉がまだ硬く、赤ちゃんの頭に圧力がかかりやすい傾向があります。これは初産婦さんの体の自然な状態で、決してお母さんに原因があるわけではありません。
多胎妊娠や逆子の場合も、赤ちゃんの頭に不均等な圧力がかかることがあります。また、予定日より早く生まれた早産の赤ちゃんは、頭蓋骨が特に柔らかい状態で生まれてくるため、より変形しやすいという特徴があります。
お腹の中での姿勢や位置によって、すでに頭の形に左右差が生じた状態で生まれてくる赤ちゃんもいます。そのような場合は、生まれた後も同じ方向を向きやすくなり、変形が進行してしまうことがあるのです。
分娩時に頭にかかる圧力も変形の一因となります。特に吸引分娩や鉗子分娩を行った場合、赤ちゃんの頭に器具が当たった部分が一時的に変形することがあります。難産で大変な思いをされたお母さんも多いと思いますが、これは医療的に必要な処置であって、お母さんの責任ではありません。
難産で長時間産道に挟まれた場合も、頭蓋骨に強い圧力がかかり続けることになります。出産直後は誰でも多少頭の形が変わっているものですが、通常は数日から数週間で自然に戻っていきます。しかし、その後の寝かせ方や向き癖と組み合わさることで、変形が固定されてしまうケースもあるのです。
筋性斜頚という状態をご存知でしょうか。これは首の筋肉が緊張して硬くなり、頭が一方向に傾いてしまう状態のことです。筋性斜頚があると、赤ちゃんは特定の方向しか向けなくなるため、必然的に向き癖がついてしまいます。
首の筋肉の緊張は、お腹の中での姿勢や出産時の影響で生じることがあります。また、授乳や抱っこの仕方が偏っていることで、徐々に首の筋肉バランスが崩れていくこともあります。この場合、単に寝る向きを変えようとしても、赤ちゃん自身が無意識に元の向きに戻ってしまうため、根本的な改善が難しいのです。頑張って向きを変えているのに戻ってしまうのは、親御さんの努力不足ではなく、体の仕組みの問題なのです。
ここまで4つの主な理由についてお話ししてきましたが、実際にはこれらの要因が複雑に絡み合って頭の変形が起こっていることがほとんどです。たとえば、お腹の中で圧迫されていた影響で首の筋肉に緊張があり、その結果向き癖がついて、生後さらに変形が進行するというパターンがよく見られます。
当院にいらっしゃる保護者の方からは「向き癖を直そうと頑張っているのに、すぐに元の向きに戻ってしまう」というお悩みをよく伺います。毎日寝かしつけのたびに向きを変えて、夜中も何度も確認して、本当に一生懸命頑張っていらっしゃるのだと思います。でもこれは単なる癖の問題ではなく、体の緊張やバランスの崩れが根本にあることが多いのです。ですから、親御さんの努力不足では決してありません。
だからこそ、頭の形を改善するためには、表面的な対応だけでなく、なぜその向き癖がついているのか、体のどこに緊張があるのかを見極めることが大切になります。一人ひとりの赤ちゃんで原因は異なるため、丁寧な検査と個別の対応が必要なのです。
「私の頭の形も悪いから、遺伝したのでは」と心配される方もいらっしゃいますが、ほとんどの場合、頭の変形は遺伝ではありません。上でお話ししたような環境的な要因、つまり圧力がかかることで生じる変形です。ですから、ご自分を責める必要は全くないのです。
ただし、ごく稀に頭蓋骨縫合早期癒合症という病気が隠れていることがあります。これは頭蓋骨の骨と骨の間の隙間が早く閉じてしまう病気で、この場合は医療機関での専門的な治療が必要になります。向き癖や寝る姿勢とは関係なく頭の形が変わってきたり、頭囲の成長が止まったりする場合は、早めに小児科や頭の形外来を受診することをおすすめします。
赤ちゃんの頭の変形の理由について詳しくお話ししてきました。向き癖、お腹の中での圧迫、出産時の影響、首の筋肉の緊張など、さまざまな要因が複雑に絡み合って頭の形に影響を与えていることがおわかりいただけたと思います。そしてどの原因も、あなたの育児が悪かったわけではないということを、改めてお伝えしたいと思います。
毎日授乳をして、おむつを替えて、寝かしつけをして、赤ちゃんが泣けばすぐに駆けつけて。そんな風に一生懸命お子様と向き合っているママやパパは、本当に素晴らしいです。どうか自分を責めないでください。あなたは十分すぎるほど頑張っています。
大切なのは、原因を正しく理解して適切な時期に対応することです。生後6ヶ月までは頭蓋骨が特に柔らかく、この時期の対応が最も効果的です。お子様が健やかな成長のレールに乗って、将来笑顔で過ごせるように、今できることをサポートさせていただきたいと心から思っています。
「様子を見ましょう」と言われても不安が消えない方、どうすればいいか迷っている方は、一人で悩まずにご相談ください。当院では詳しい検査であなたの赤ちゃんの頭の変形の原因を見極め、最適な改善方法をご提案しています。お子様の健やかな成長を、私たちと一緒に見守っていきましょう。いつでもお気軽にお問い合わせください。

