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【赤ちゃんの頭の形と食べ物】成長に欠かせない7つの重要な栄養素を解説

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こんにちは、たぐち整骨院の田口です。赤ちゃんの頭の形が気になって、食事や栄養で何とかできないかと調べているお母さんも多いのではないでしょうか。実は、赤ちゃんの頭蓋骨の成長には栄養が深く関わっていて、特定の栄養素が不足すると頭の形にも影響が出ることがあります。

私自身、3人の子供の父親ですが、次男が吸引分娩で生まれたとき、向き癖が強くて斜頭になってしまった経験があります。当時の私は赤ちゃんについての詳しい知識がなかったため、思うように息子の頭の形を改善することができませんでした。その悔しさと経験が、今の赤ちゃん整体への取り組みにつながっています。

当院には赤ちゃんの頭の形でお悩みのお母さんが数多く相談に来られますが、その中には栄養に関する質問も少なくありません。今回は赤ちゃんの頭蓋骨の成長に必要な栄養素と、脳の発達を促す食べ物について詳しくお伝えしていきます。

院長:田口

赤ちゃんの成長には栄養が欠かせませんが、頭の形の問題は栄養だけでは解決しないケースも多いんです

目次

赤ちゃんの頭の形と栄養の関係

赤ちゃんの頭蓋骨は生まれたときは非常に柔らかく、成長とともに徐々に硬くなっていきます。この成長過程において、適切な栄養素が十分に供給されることが重要です。特にビタミンDやカルシウム、リンといったミネラルは、骨の形成に欠かせない栄養素として知られています。

近年の研究では、日本の赤ちゃんの多くがビタミンD不足の状態にあることが報告されています。ビタミンDが不足すると頭蓋骨が柔らかいままになり、向き癖による圧迫で変形しやすくなる可能性があるのです。

ただし、ここで大切なのは栄養不足だけが頭の形の問題の原因ではないということです。斜頭症や短頭症といった頭の形の変形は、子宮内での圧迫や出産時の影響、生後の向き癖など複数の要因が絡み合って起こります。栄養はあくまでも頭蓋骨の成長をサポートする要素のひとつと考えていただくとよいでしょう。

頭蓋骨の成長に必要な栄養素

赤ちゃんの頭蓋骨がしっかりと成長するためには、いくつかの重要な栄養素があります。それぞれの栄養素がどのような役割を果たしているのか、具体的に見ていきましょう。

ビタミンDの重要性

ビタミンDは骨の形成において中心的な役割を果たす栄養素です。カルシウムの吸収を助け、骨を強くする働きがあります。日本小児科学会でも、母乳栄養児へのビタミンD補充の必要性が提唱されているほど重要な栄養素なのです。

母乳にはビタミンDがほとんど含まれていないため、完全母乳で育てている赤ちゃんは特にビタミンD不足になりやすい傾向があります。ビタミンD欠乏症になると、頭蓋骨が柔らかくなる頭蓋癆という状態が起こり、結果として向き癖による変形が起こりやすくなることがあります。

授乳中のお母さんがビタミンDを豊富に含む食品を積極的に摂取することで、母乳を通じて赤ちゃんにも届けることができます。鮭やサンマなどの青魚、きのこ類、卵黄などがビタミンDを多く含む食品です。また、適度な日光浴もビタミンDの生成に役立ちますので、赤ちゃんと一緒に散歩する時間を作るのもおすすめです。

カルシウムとリン

カルシウムは骨や歯の主要な構成成分であり、頭蓋骨の成長にも欠かせません。リンはカルシウムと結合してリン酸カルシウムとなり、骨の硬さを作り出す重要なミネラルです。この2つの栄養素は互いに関連し合いながら、赤ちゃんの骨格形成を支えています。

授乳中のお母さんは、乳製品や小魚、豆腐などカルシウムを多く含む食品を意識して摂取しましょう。ただし、カルシウムだけを摂取しても、先ほどお伝えしたビタミンDがなければ体内での吸収率が低くなってしまいます。栄養素はそれぞれが助け合いながら働くため、バランスの良い食事が何より大切です。

離乳食が始まったら、しらすやヨーグルト、チーズなどを少しずつ取り入れていくとよいでしょう。月齢に応じて量や固さを調整しながら、無理のない範囲で進めていくことが重要です。

タンパク質

タンパク質は体のあらゆる組織を作る材料となる栄養素で、当然ながら骨の成長にも関わっています。骨はカルシウムやリンなどのミネラルだけでできているのではなく、コラーゲンというタンパク質の一種が骨の土台を作り、そこにミネラルが沈着して硬さが生まれます。

授乳中のお母さんは、良質なタンパク質を十分に摂取することで、母乳の質を高めることができます。肉や魚、卵、大豆製品などを毎食バランスよく取り入れるようにしましょう。特に魚には後ほど説明する脳の発達に良いDHAやEPAも含まれているため、一石二鳥です。

脳の発達を促す栄養素

赤ちゃんの頭の形を検索しているお母さんの中には、頭の形そのものだけでなく、脳の発達や知能の成長についても関心を持っている方が多いのではないでしょうか。ここでは脳の発達を促す栄養素についてもご紹介します。

DHA・EPA

DHAやEPAは青魚に多く含まれるオメガ3系脂肪酸で、脳の発達に非常に重要な役割を果たす栄養素として知られています。特にDHAは脳や神経組織の構成成分であり、赤ちゃんの脳の成長には欠かせません。

妊娠中から授乳期にかけて、お母さんがDHAを十分に摂取することで、赤ちゃんの脳の発達をサポートすることができます。サバ、イワシ、サンマなどの青魚を週に2〜3回程度食べるのが理想的です。魚が苦手な方は、DHAサプリメントの使用も検討してみてください。

離乳食が進んできたら、白身魚から始めて徐々に青魚も取り入れていきましょう。ただし、青魚はアレルギーの心配もあるため、初めて与えるときは少量から始めて様子を見ることが大切です。

ビタミンB群と鉄分

ビタミンB群は脳の神経伝達物質の生成に関わり、鉄分は脳への酸素供給に必要な栄養素です。これらが不足すると、赤ちゃんの発達や認知機能に影響が出る可能性があります。

ビタミンB群は豚肉やレバー、卵、納豆などに多く含まれています。鉄分は赤ちゃんが生後6ヶ月頃から不足しやすくなるため、離乳食では鉄分を含む食品を意識的に取り入れることが推奨されています。レバーペースト、ほうれん草、小松菜、赤身の肉などがおすすめです。

授乳中のお母さんが気をつけたい食事

母乳育児をしているお母さんの食事は、そのまま赤ちゃんの栄養状態に直結します。バランスの良い食事を心がけることが何より大切ですが、特に意識したいポイントをお伝えします。

まず、和食中心の食事がおすすめです。ごはん、味噌汁、魚、野菜といった伝統的な日本食は、必要な栄養素をバランスよく含んでいます。特に魚には先ほどお伝えしたDHAやビタミンDが豊富に含まれているため、積極的に取り入れましょう。

水分補給も忘れてはいけません。授乳中は普段よりも多くの水分が必要になるため、こまめに水やお茶を飲むようにしてください。カフェインの摂り過ぎには注意が必要ですが、適度なら問題ありません。

ただし、完璧を目指す必要はありません。育児で忙しい中、毎食完璧な食事を用意するのは現実的ではありません。できる範囲でバランスを意識しながら、ストレスにならない程度に取り組むことが大切です。

離乳食で取り入れる方法

離乳食が始まったら、赤ちゃん自身にも栄養豊富な食材を直接与えることができるようになります。月齢に応じて適切な食材を選び、少しずつ慣らしていきましょう。

生後5〜6ヶ月頃の離乳食初期では、まずはおかゆから始めます。慣れてきたら白身魚や豆腐、野菜のペーストなどを加えていきます。カルシウム源としてはヨーグルトやしらすのペーストなどが取り入れやすいでしょう。

生後7〜8ヶ月頃になると、舌でつぶせる固さのものが食べられるようになります。この時期からは青魚も少量ずつ試していけます。鮭のほぐし身やサバの水煮缶を利用すると、調理が簡単で便利です。

生後9ヶ月以降は食べられる食材の幅がさらに広がります。手づかみ食べができるようになると、赤ちゃん自身が食べる楽しみを覚えて、食事の時間が充実してきます。納豆や卵焼き、小魚など、栄養価の高い食品を工夫しながら取り入れていきましょう。

栄養だけでは改善しない頭の形の問題

ここまで栄養についてお伝えしてきましたが、実は赤ちゃんの頭の形の変形は、栄養だけで改善できるものではありません。斜頭症や短頭症といった頭の形の問題は、主に外からの圧力によって起こるものだからです。

当院に来られるお母さんの中にも、栄養面には十分気をつけていたのに頭の形が改善しなかったという方が少なくありません。栄養は頭蓋骨を丈夫にするサポートはできますが、すでに変形してしまった形を整えることはできないのです。

頭の形の変形は、生後の向き癖や同じ姿勢で寝続けることによる圧迫、子宮内での位置、出産時の影響など、物理的な要因が大きく関わっています。ですから、頭の形を改善するためには、寝る向きを変える、タミータイムを増やす、抱っこの向きを工夫するといった物理的なアプローチが必要になります。

また、筋性斜頸がある場合は、首の筋肉の緊張によって向き癖が起こり、その結果として頭の形が変形することがあります。このような場合は、専門的な施術によって首や体のバランスを整えることが改善への近道となります。

ヘルメット治療と整体施術の組み合わせ

頭の形の改善方法として、ヘルメット治療を検討されている方、あるいはすでに始められている方もいらっしゃると思います。ヘルメット治療は頭蓋骨の成長を利用して形を整える有効な治療法のひとつです。

当院では、ヘルメット治療を選択された方も大歓迎です。実は、ヘルメット治療と整体施術を組み合わせることで、より良い結果が期待できるケースが多いのです。その理由は、ヘルメット治療では向き癖やそり返りなどの身体の緊張を取ることができないからです。

ヘルメットで頭の形を整えていても、向き癖が残っていればヘルメットの中で同じ方向ばかり向いてしまいます。また、身体にそり返りの緊張があると、赤ちゃんが不快に感じてヘルメットを嫌がることもあります。当院の施術で首や体のバランスを整えることで、向き癖が改善し、ヘルメット治療の効果をより高めることができます。

もちろん、ヘルメット治療以外の方法を探している方も大歓迎です。それぞれのお子さまの状態や月齢、ご家庭の状況に応じて、最善の方法を一緒に考えていきましょう。私自身の息子の経験から学んだことは、早めの対応と適切なアプローチがいかに大切かということです

当院での赤ちゃん整体について

当院では、赤ちゃんの頭の形でお悩みのお母さんに対して、詳しい検査を行い原因を特定したうえで、最適な改善方法をご提案しています。体のバランスを整える優しい施術と、ご家庭でできるケアのアドバイスを組み合わせることで、多くの赤ちゃんの頭の形が改善しています。

私が赤ちゃん整体に力を入れているのは、自分の息子で経験した悔しさがあるからです。もっと早く知識があれば、もっと適切な対応ができていれば、と今でも思います。だからこそ、同じような悩みを持つお母さんたちの力になりたいという強い思いがあります。

赤ちゃんの健やかな成長をサポートすることは、私にとって使命のようなものです。頭の形だけでなく、向き癖や身体の緊張、発達の不安など、赤ちゃんに関するどんなお悩みでもご相談ください。

まとめ

赤ちゃんの頭蓋骨の成長には、ビタミンDやカルシウム、タンパク質といった栄養素が重要な役割を果たしています。授乳中のお母さんがバランスの良い食事を心がけることで、母乳を通じて赤ちゃんに必要な栄養を届けることができます。

また、脳の発達にはDHAやビタミンB群、鉄分などの栄養素が欠かせません。離乳食が始まったら、月齢に応じて栄養豊富な食材を少しずつ取り入れていきましょう。

ただし、頭の形の変形は栄養不足だけが原因ではなく、向き癖や外からの圧力といった物理的な要因が大きく関わっています。栄養面でのケアに加えて、姿勢の工夫や専門的な施術を組み合わせることが、より効果的な改善につながります。

ヘルメット治療を検討されている方、すでに始められている方も、整体施術と組み合わせることでより良い結果が期待できます。向き癖やそり返りといった身体の緊張を取ることで、ヘルメット治療の効果を最大限に引き出すことができるからです。

赤ちゃんの頭の形が気になっているお母さん、栄養面は気をつけているのに改善が見られないとお悩みの方は、一人で抱え込まずにぜひ当院にご相談ください。赤ちゃんの体の状態を詳しく検査し、それぞれのお子さまに合った最適な改善方法をご提案いたします。早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。どんな小さな心配事でも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。


院長:田口

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