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【保護者必見】赤ちゃんの頭の形が心配…手術が必要な症状とは?

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こんにちは、たぐち整骨院・草加本院の田口です。3人の子どもを育てる父親として、我が子の健康を心配する保護者の気持ちは痛いほどわかります。赤ちゃんの頭が変形していて、病院で「様子を見ましょう」と言われたけれど本当に大丈夫なのか、それとも外科的な処置が必要なのか、毎日不安な気持ちで過ごしていませんか。

実は私自身、次男が吸引分娩で生まれた際に強い向き癖があり、頭の形が左右非対称になってしまいました。当時の私には赤ちゃんの頭の形についての詳しい知識がなく、思うように息子の斜頭を改善することができなかったんです。この経験が、今の赤ちゃん整体に力を入れるきっかけになりました。

院長:田口

父親として息子の頭の形を改善できなかった後悔があるからこそ、同じように悩む保護者の方の力になりたいという想いで赤ちゃん整体に取り組んでいます

ネットで調べると「頭蓋骨の異常には手術が必要」「脳の発達に影響が出る」といった情報が溢れていて、不安が募るばかりですよね。初めての育児で我が子の頭を見るたびに心配になる気持ち、本当によく分かります。

当院には開院以来、数多くの保護者の方がお子さまの頭の形の相談に来られてきました。その経験から、どのような症状のときに外科的な対応が必要なのか、また手術以外の選択肢にはどのようなものがあるのかを詳しくお伝えしていきます。

目次

赤ちゃんの頭の変形で外科処置が必要なケースとは

赤ちゃんの頭が変形する原因は大きく分けて二つあります。一つは頭蓋骨の縫合線が早期に癒合してしまう病的な状態で、もう一つは向き癖や外圧による位置的な変形です。この二つを見分けることが最も重要なポイントになります。

頭蓋骨縫合早期癒合症は頭蓋骨を構成する複数の骨をつなぐ縫合線が、本来なら成長に合わせて柔軟に広がるはずが早期に固まってしまう状態です。発生頻度は出生2000人から2500人に1人程度とされており、比較的まれな疾患といえます。

この状態では脳の成長に合わせて頭蓋骨が正常に拡大できないため、頭蓋内圧が上昇したり脳の発達に影響を及ぼす可能性があります。そのため生後6ヶ月から1歳までの間に頭蓋形成術という外科的処置を行う必要があるのです。

外科処置が必要な症状の見分け方

頭蓋骨縫合早期癒合症には特徴的な頭の形があります。矢状縫合が癒合すると前後に長く左右に狭い舟状頭になり、冠状縫合が癒合すると前頭部が平らになる短頭や斜頭になります。また頭を触ったときに縫合線に沿って硬い隆起を触れることも特徴の一つです。

一方で向き癖による位置的頭蓋変形は、いつも同じ方向を向いて寝る習慣により頭の一部が圧迫されて平らになる状態です。日本では仰向け寝が推奨されているため、後頭部が平らになる短頭症や左右非対称になる斜頭症の赤ちゃんが増加しています。実際に頭の変形の9割以上はこの向き癖による位置的なもので、外科処置が必要な頭蓋縫合早期癒合症は1割未満なんです。

位置的頭蓋変形の場合は頭蓋骨の縫合線は正常に機能しており、脳の成長スペースも確保されています。そのため外科的な処置は必要なく、ヘルメット療法や体位調整、整体などの保存的な方法で改善を図ることができます。

病院で受けるべき検査について

我が子の頭の形が気になったら、まず専門の医療機関で正確な診断を受けることが大切です。形成外科や脳神経外科で「頭の形外来」を設けている病院では、触診やCT検査により頭蓋骨の状態を詳しく調べることができます。

CT検査では頭蓋骨の縫合線が癒合しているかどうか、頭蓋内圧に異常がないかを確認します。また頭囲の測定を定期的に行い、成長曲線に沿って正常に大きくなっているかもチェックします。

病的な状態であれば早期発見が何より重要ですので、少しでも不安に感じたら専門医の診察を受けることをおすすめします。多くの場合は向き癖による変形で外科処置は不要という診断になりますが、それだけでも保護者の方の心の負担は大きく軽減されるはずです。

手術が必要な場合の治療法と時期

頭蓋骨縫合早期癒合症と診断された場合、ほとんどのケースで外科的な処置が必要になります。しかし手術の方法や時期は癒合している縫合線の種類や症状の程度によって異なりますので、専門医とよく相談して治療計画を立てることになります。

頭蓋形成術は癒合してしまった縫合線を切開し、頭蓋骨を再構成することで脳の成長に必要なスペースを確保する外科処置です。手術の最適な時期は生後3ヶ月から12ヶ月の間とされており、この時期であれば頭蓋骨がまだ柔らかく術後の頭の形も整いやすいという利点があります。

近年では内視鏡を用いた低侵襲の術式も開発されており、生後3ヶ月から6ヶ月の早期に行うことで手術時間や出血量を減らすことができます。内視鏡手術後はヘルメット療法を併用することで、より良好な頭の形に導くことが可能です。

手術にかかる費用と入院期間

頭蓋形成術は保険適用となるため、高額療養費制度を利用することで自己負担額を抑えることができます。手術方法や病院によって異なりますが、一般的な入院期間は1週間から2週間程度です。

術後は頭の形を整える目的でヘルメット療法を併用することもあります。この場合のヘルメット費用は自費診療となり40万円から60万円程度かかりますが、医療費控除の対象になります。

手術後の経過観察も重要で、定期的に外来で頭囲の測定や発達のチェックを受けることになります。多くの場合は術後の経過は良好で、脳の発達も正常に進んでいきます。

手術が不要な場合の改善方法

専門医の診察を受けて位置的頭蓋変形と診断された場合は、外科処置は必要ありません。しかし何もせずに放置すると、1歳半から2歳頃に頭蓋骨が固まってしまい、その形のまま成長してしまいます。

向き癖による変形であれば、生後7ヶ月頃までは頭蓋骨の成長が活発なため改善のチャンスが大きい時期です。この時期に適切な対応をすることで、将来的な見た目の問題や機能面での影響を防ぐことができます。

ヘルメット療法という選択肢

ヘルメット療法は赤ちゃんの頭に合わせて作製したオーダーメイドのヘルメットを装着し、頭蓋骨の成長を正しい方向に誘導する治療法です。開始時期は生後3ヶ月から7ヶ月が理想的で、1日23時間程度の装着を約6ヶ月間継続します。

治療費用は自費診療で45万円から60万円程度と高額ですが、中等度以上の変形に対しては効果的な治療法として多くの医療機関で採用されています。ヘルメットで頭の形を物理的に誘導していく方法は、一定の効果が期待できる選択肢の一つです。

ただしヘルメット療法では頭の形状は改善できても、向き癖の根本原因である身体の緊張やバランスの乱れまでは解決できません。そのため当院では、ヘルメット療法を受けている方も大歓迎でサポートさせていただいています。

整体によるアプローチとの併用

ヘルメット療法中でも当院の整体を併用することで、より良い結果が期待できます。なぜなら向き癖やそり返りなどの身体の緊張は、ヘルメットだけでは取り除くことができないからです。

赤ちゃんの頭の変形には向き癖が深く関わっており、その向き癖の原因は身体全体のバランスの乱れにあることが多いのです。首の筋肉の緊張や骨盤のゆがみ、股関節の硬さなどを詳しく検査し、身体全体のバランスを整えることで向き癖が自然に改善していきます。

私自身が次男の頭の形を改善できなかった経験から、赤ちゃんの身体のバランスがいかに大切かを学びました。向き癖が改善されれば圧迫される部分がなくなり、頭蓋骨は本来の丸い形へと成長していくのです。

ヘルメット以外の方法をお探しの方も

もちろんヘルメット療法以外の方法で改善を目指したい方も大歓迎です。当院では手術もヘルメットも使わない自然な方法での改善を第一に考えています。

当院の施術は生後1ヶ月から受けていただくことができ、赤ちゃんの繊細な身体に負担をかけない優しい調整法を用いています。国家資格を持つ私が一貫して担当しますので、安心してお任せください。

大切なのは赤ちゃんにとって何が最善かを一緒に考えることです。ヘルメット療法を選択される方も、別の方法を探している方も、それぞれの選択を尊重しながら全力でサポートさせていただきます。

見た目だけではない頭の形の重要性

赤ちゃんの頭の変形は見た目の問題だけと思われがちですが、実は将来的にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。左右非対称な変形が残ると、帽子やメガネが正しくフィットしなくなったり、運動能力や噛み合わせに影響が出ることも報告されています。

早期に適切な対応をすることで、お子さまの将来の可能性を広げてあげることができます。手術が必要かどうかの判断も含めて、まずは専門家に相談することが大切です。

保護者の方へのメッセージ

赤ちゃんの頭の形で悩んでいる保護者の方は、「自分の育て方が悪かったのではないか」と自分を責めてしまうことがあります。しかし向き癖による変形は決して保護者の責任ではなく、赤ちゃんの個性や子宮内での姿勢、出産時の状況など複数の要因が関わって起こるものです。

私自身が次男の吸引分娩後に向き癖を改善できなかった経験から、専門的な知識と技術がいかに大切かを痛感しました。だからこそ今、同じように悩む保護者の方の力になりたいという強い想いで赤ちゃん整体に取り組んでいます。

大切なのは今できることに目を向けることです。外科処置が必要な状態なのか、それとも保存的な方法で改善できるのか、まずは正確な診断を受けてください。そのうえで、お子さまにとって最適な方法を選択していけば良いのです。ヘルメット療法を選択される場合でも、整体との併用でより良い結果を目指すことができます。

一人で悩んでいても解決にはつながりません。当院には同じような悩みを抱えて来院され、今では笑顔で育児を楽しんでおられる保護者の方がたくさんいらっしゃいます。ヘルメット療法中の方も、別の方法をお探しの方も、どんな些細なことでも構いませんので、いつでもお気軽にご相談ください。

3児の父として、そして自分の息子の頭の形を改善できなかった経験を持つ治療家として、お子さまの健やかな成長のために全力でサポートさせていただきます。


院長:田口

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