
院長:田口お気軽にご相談ください!

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こんにちは、たぐち整骨院の田口嘉朗です。赤ちゃんの頭の形について、ヘルメット治療や整体ケアを受けた後に「また元に戻ってしまうのでは」と不安を感じている保護者の方は本当に多いですよね。せっかく時間と費用をかけて治療したのに、また悪化してしまったらどうしようという気持ち、私自身も父親として痛いほどよくわかります。
実は私も3人の子供の父親で、次男が吸引分娩で生まれた際に強い向き癖があったのですが、当時の私は赤ちゃんについての詳しい知識がなく整体の開始時期が遅れてしまい、息子の斜頭を完全に治すことができませんでした。この経験が、今の私が赤ちゃん整体に力を入れている大きな理由です。今回は、赤ちゃんの頭の形について、治療後の再発リスクや予防方法を最新の研究データをもとに詳しくお伝えしていきます。


治療後の再発について不安な方、そして今まさに治療中の方も、ぜひ最後まで読んでくださいね


まず結論からお伝えすると、適切な治療を受けた赤ちゃんの頭の形が大きく元に戻ってしまうケースは非常に少ないことがわかっています。2025年に発表された医学研究では、ヘルメット治療を受けた赤ちゃん32人を対象に治療終了後から1歳までの経過を追跡した結果、約80パーセントの赤ちゃんが治療後の良好な状態をしっかりキープできていたことが明らかになりました。
この研究で注目すべき点は、治療終了後から1歳までの間に頭のゆがみを示す数値がわずか0.3パーセントしか変化しなかったという事実です。つまり治療後の頭の形はほぼ安定しており、再び悪化する心配はほとんどないといえるのです。残りの約20パーセントについても、軽度から中等度の範囲内での変化であり、再治療が必要になるほどの悪化は見られませんでした。
赤ちゃんの頭蓋骨は生後数ヶ月の間は柔らかく変形しやすい状態にありますが、成長とともに徐々に硬くなっていきます。特に生後6ヶ月を過ぎると頭蓋骨の骨化が進み、外からの圧力による変形が起こりにくくなるため、この時期に適切な形に整えておけば、その後も形状が維持されやすいのです。
また大泉門と呼ばれる頭頂部の柔らかい部分も、生後12ヶ月から18ヶ月頃には閉じ始めます。この時期までに頭の形が整っていれば、その後は骨同士がしっかり結合するため、再び大きく変形する可能性は極めて低くなります。治療のタイミングが重要とされるのは、まさにこの骨の成長メカニズムが関係しているのです。
ただし全く再発の可能性がないわけではありません。治療終了時期が早すぎる場合や、治療後のケアが不十分な場合には、わずかな変形が見られることがあります。特に生後4ヶ月から5ヶ月頃に治療を終了した場合は、まだ頭蓋骨が柔らかい時期であるため、その後の寝かせ方や向き癖によって若干の影響を受ける可能性があるのです。
また治療によって改善した後も、同じ方向ばかりを向いて寝る習慣が続いたり、長時間同じ姿勢で寝かせたりすると、再び外的圧力がかかってしまいます。そのため治療後も日常生活での注意が必要になってきます。
当院ではヘルメット治療を否定するのではなく、赤ちゃんにとって最善の方法を一緒に探すというスタンスで診療にあたっています。ヘルメット治療中の赤ちゃんも大歓迎ですし、実際に多くの方がヘルメット治療と整体を併用されています。
ヘルメット治療は頭の形を物理的に整えることには非常に効果的ですが、向き癖やそり返りなどの身体の緊張を取り除くことはできません。向き癖の原因は首や背中の筋肉の緊張であることが多く、この緊張が残ったままだと、ヘルメットを外した後も同じ方向ばかりを向いてしまい、再発のリスクが高まる可能性があります。
また赤ちゃんのそり返りも、体全体の緊張やバランスの乱れから起こっていることがほとんどです。整体ケアで体の緊張を取り除き、向き癖を改善することで、ヘルメット治療の効果をより高め、治療後の再発予防にもつながります。つまりヘルメット治療と整体ケアは、相乗効果を生む組み合わせなのです。
私の次男は吸引分娩で生まれ、生後すぐから強い向き癖がありました。当時の私は治療家として活動していましたが、赤ちゃんの整体についての深い知識がなく、対応が遅れてしまいました。もっと早くから適切なケアをしていれば、息子の斜頭をもっと改善できたのではないかという思いが今でもあります。
この経験があるからこそ、同じような悩みを持つ保護者の方々の力になりたいと強く思っています。ヘルメット治療を選択される方も、整体だけで改善を目指す方も、どちらも赤ちゃんの健やかな成長を願う大切な選択です。当院ではその選択を尊重しながら、できる限りのサポートをさせていただきます。
治療で整えた頭の形を保つためには、治療後の日常的なケアがとても大切です。特に生後12ヶ月までは頭蓋骨がまだ完全には固まっていないため、この期間のケアが将来的な形状維持につながります。
まず最も重要なのが寝かせ方の工夫です。治療後も同じ方向ばかりを向いて寝る習慣が続くと、特定の部位に圧力が集中してしまいます。そのため授乳後やおむつ替えのタイミングで、左右交互に頭の向きを変えてあげることが効果的です。赤ちゃんが自然と左右均等に頭を動かせる環境を作ることで、特定部位への圧力集中を防ぐことができます。
また寝具選びも大切なポイントです。硬すぎるマットレスは頭部への圧力が強くなりすぎますし、逆に柔らかすぎると沈み込んで特定部位に負担がかかります。適度な硬さのマットレスを選び、枕は使わないか、使用する場合は通気性の良いドーナツ型の枕を選ぶとよいでしょう。
タミータイムとは、赤ちゃんをうつ伏せの状態で遊ばせる時間のことです。この時間を日常的に取り入れることで、首や背中の筋力が鍛えられ、自分で頭を動かす力が育ちます。生後すぐから1日に数回に分けて月齢かける10分間を目標にタミータイムを始めてみましょう。
タミータイムには頭への圧力を分散させる効果もあります。常に仰向けで寝ている状態だと後頭部に圧力がかかり続けますが、うつ伏せの時間を作ることで、頭全体への圧力バランスが整うのです。ただし窒息のリスクがあるため、必ず保護者が見守っている状態で行うことが大切です。
向き癖がある赤ちゃんの場合、治療後も同じ方向を向き続けることで再び変形が起こる可能性があります。向き癖を改善するためには、赤ちゃんの興味を引くおもちゃや音の出るものを、普段向かない方向に置いてあげるとよいでしょう。また授乳の際も左右交互に抱く位置を変えることで、自然と頭を動かす方向のバランスが取れてきます。
ただし向き癖の根本原因が首や背中の筋肉の緊張にある場合は、環境を変えるだけでは改善しにくいこともあります。このような場合は整体ケアで体の緊張を取り除くことが、最も効果的な解決策となります。
治療後に少しでも頭の形が気になり始めたら、早めに専門家に相談することが大切です。わずかな変化であっても、早期に対処することで大きな変形を防ぐことができます。
治療終了後も定期的に頭の形をチェックする習慣をつけましょう。真上から見たときの左右差や、横から見たときの前後のバランスを確認します。写真を撮って記録しておくと、変化に気づきやすくなります。特に生後6ヶ月から12ヶ月の間は月に1回程度、頭の形を確認することをおすすめします。
もし左右差が目立ってきたり、後頭部の平らな部分が広がってきたと感じたら、自己判断で様子を見るのではなく、すぐに専門機関に相談してください。早期であれば、寝かせ方の指導や軽い施術だけで改善できる場合も多いのです。
当院では赤ちゃんの頭の形に対する整体ケアを行っています。ヘルメット治療中の方も、治療後の予防ケアとしても、またヘルメット治療以外の方法をお探しの方も、すべての方を大歓迎しています。赤ちゃんの繊細な体に配慮した、優しい施術で頭蓋骨や首周りの筋肉のバランスを整えていきます。
特に向き癖が強い赤ちゃんや、そり返りが見られる赤ちゃんには、その原因となっている体のゆがみや筋肉の硬さを改善することで、自然と頭の形も整いやすくなります。また保護者の方には、ご家庭でできるケア方法や寝かせ方のアドバイスもお伝えしています。
治療後の再発について不安を感じるのは、大切な赤ちゃんのことを真剣に考えている証拠です。しかし過度な心配はストレスになってしまいますので、正しい知識を持って冷静に対応することが大切です。
まず知っておいていただきたいのは、人間の頭の形は完全に左右対称ではないということです。大人でも多少の左右差や前後差があるのが自然であり、赤ちゃんの頭の形も同様です。治療によって極端な変形を改善することが目的であり、完璧な左右対称を目指す必要はありません。
わずかな非対称性は成長とともに目立たなくなることも多く、髪が生えてくればほとんど気にならなくなります。神経質になりすぎず、赤ちゃんの全体的な成長と健康を見守る姿勢が大切です。私自身、次男の斜頭を完全には治せませんでしたが、今では元気に成長しており、本人も全く気にしていません。
前述の通り、赤ちゃんの頭蓋骨は成長とともに硬くなっていきます。生後12ヶ月を過ぎると骨の結合が進み、18ヶ月頃にはかなり安定した状態になります。つまり治療後の数ヶ月間だけしっかりケアすれば、その後は自然と形状が保たれるようになるのです。
また研究データでも示されている通り、適切な時期に適切な治療を受けた赤ちゃんの大多数は、その後も良好な状態を維持しています。過度な心配をするよりも、日々の生活の中で無理なくできるケアを続けることが、結果的に最も効果的な予防法となります。
たぐち整骨院では、赤ちゃんの頭の形に関する様々なご相談を受け付けています。ヘルメット治療中の方、ヘルメット治療後の予防ケアをお考えの方、そしてヘルメット治療以外の方法をお探しの方、すべての方を歓迎いたします。
当院では初回のカウンセリングに十分な時間をかけ、赤ちゃんの頭の形の状態を詳しく確認します。どのような経緯で現在の状態になったのか、どのような治療やケアを受けてきたのかをお伺いし、一人ひとりに合わせた最適なケアプランをご提案します。
また保護者の方の不安や疑問にも丁寧にお答えします。再発の心配、日常生活での注意点、成長に伴う変化、ヘルメット治療との併用について、など、どんな些細なことでも遠慮なくご相談ください。正しい知識を持っていただくことが、不安解消の第一歩だと考えています。
当院の施術は、赤ちゃんの繊細な体に配慮した非常にソフトなタッチで行います。頭蓋骨に直接強い力を加えることはなく、全身のバランスを整えることで自然と頭の形も整いやすい状態に導いていきます。施術中に泣いてしまう赤ちゃんもいますが、痛みを感じているわけではなく、慣れない環境への戸惑いによるものがほとんどです。
施術後は多くの赤ちゃんがリラックスした様子を見せてくれます。体全体のバランスが整うことで、寝つきが良くなったり、機嫌が良くなったりする変化も見られます。向き癖やそり返りが改善されることで、ヘルメット治療の効果もより高まります。
赤ちゃんの頭の形が治療後に元に戻ってしまう心配は、多くの保護者が抱える自然な不安です。しかし最新の研究データが示す通り、適切な治療を受けた赤ちゃんの大多数は良好な状態を維持できており、大きく再発するケースは非常に少ないことがわかっています。
それでも治療後の数ヶ月間は頭蓋骨がまだ柔らかい時期ですので、日常生活での寝かせ方やタミータイム、向き癖への対応など、基本的なケアを続けることが大切です。完璧を求めすぎる必要はありませんが、できる範囲での予防的なケアが、将来的な形状維持につながります。
私自身、次男の斜頭を完全に治せなかった経験があります。その後悔があるからこそ、今この仕事に全力で取り組んでいます。ヘルメット治療を選ばれる方も、整体だけで改善を目指す方も、どちらも素晴らしい選択です。大切なのは赤ちゃんにとって最善の方法を一緒に考えることだと思っています。
もし少しでも気になることがあれば、一人で悩まずにいつでもご相談ください。当院では赤ちゃんの頭の形に関する豊富な経験と知識をもとに、保護者の方々の不安に寄り添いながら、最適なサポートを提供させていただきます。大切な赤ちゃんの健やかな成長を、一緒に見守っていきましょう。

