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【本音で書きました】赤ちゃんの頭の形はマッサージで変わるの?

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こんにちは。たぐち整骨院の田口嘉朗です。私自身、3人の子供を育てる父親として、赤ちゃんの頭の形について悩んだ経験があります。特に次男は吸引分娩で生まれて向き癖が強く、当時の私は赤ちゃんについての詳しい知識がなかったため整体の開始時期が遅くなってしまいました。

結果として、息子の斜頭を完全に治すことができなかったんです。この経験が今の私の原動力になっています。同じような悩みを抱えているお母さんお父さんに、正しい知識と適切なケアを届けたい。そんな思いで、赤ちゃんの頭の形の改善に取り組んでいます。

インターネットで調べると「マッサージで頭の形が良くなる」という情報をよく見かけますね。本当にマッサージで改善するのでしょうか。今回は赤ちゃんの頭の形とマッサージについて、その効果や注意点、そして本当に効果的な改善方法まで詳しくお伝えしていきます。

院長:田口

自分の経験から学んだことを、一人でも多くの親御さんと赤ちゃんのために役立てたいと思っています

目次

赤ちゃんの頭の形が気になり始めたら

生後2〜3ヶ月頃になると、赤ちゃんの頭の形の変化に気づくお母さんが増えてきます。後頭部が平らな絶壁、左右どちらかが平らになっている斜頭症、頭が縦に長い長頭症など、さまざまなタイプの変形があります。多くの場合、向き癖が原因で、いつも同じ方向を向いて寝ているうちに頭蓋骨が変形してしまうのです。

赤ちゃんの頭蓋骨は柔らかく、生後6ヶ月頃まではまだ形が変わりやすい時期です。この時期を過ぎると徐々に硬くなっていき、1歳半頃にはほぼ固まってしまいます。だからこそ、早めに気づいて適切な対処をすることが大切なんですね。私自身、息子の対応が遅れてしまった経験があるからこそ、この時期の重要性を強く感じています。

マッサージで赤ちゃんの頭の形は変わるのか

結論から申し上げると、マッサージだけで赤ちゃんの頭の形を根本的に改善させることは非常に難しいというのが現実です。なぜなら、頭の形の変形は頭蓋骨そのものの形状の問題であり、表面を優しく撫でたり軽く押したりする程度のマッサージでは、骨の形を変えることはできないからです。

ベビーマッサージには、赤ちゃんの血行促進やリラックス効果、親子の絆を深めるといった素晴らしい効果があります。脳の発達を助けたり、寝つきを良くしたりする効果も期待できるでしょう。しかし、それと頭の形を物理的に変えることは別の話なのです。

インターネット上では「マッサージで頭の形が改善した」という体験談を見かけることもあります。ただし、それが本当にマッサージの効果なのか、それとも赤ちゃん自身の成長や日頃の体位変換などのケアによるものなのかを明確に判断することは難しいのが現状です。

マッサージが持つ本来の役割

マッサージ自体を否定するわけではありません。首や肩周りの筋肉をほぐすことで、赤ちゃんの向き癖を軽減させる効果は期待できます。向き癖が改善されれば、いつも同じ場所に圧がかかることを防げるため、間接的に頭の形の悪化を予防することにつながるでしょう。

つまりマッサージは、頭の形を直接変えるというよりも、向き癖の改善を通じて予防的な効果を持つと考えるのが正しい理解です。すでに変形してしまった頭の形を元に戻すことを期待するのではなく、これ以上悪化させないための一つの方法として取り入れるのが良いでしょう。

マッサージを行う際の注意点

もしマッサージを試してみたいという場合には、必ず守っていただきたい注意点があります。赤ちゃんの体は非常にデリケートですから、間違った方法で行うと逆に危険なこともあるのです。

大泉門には絶対に触れない

赤ちゃんの頭の上部にある大泉門は、まだ骨が完全に閉じていない柔らかい部分です。ここに圧をかけることは絶対に避けなければなりません。大泉門の周辺を触る際には、必ず優しく撫でる程度にとどめてください。

強い力は絶対にかけない

赤ちゃんの頭蓋骨は大人と比べて非常に柔らかく、強い力をかけると変形や損傷のリスクがあります。マッサージをする際は、羽毛が触れる程度の優しいタッチを心がけてください。「これで効果があるのかな」と思うくらい優しくが基本です。

赤ちゃんの様子をよく観察する

マッサージ中に赤ちゃんが嫌がったり泣いたりする場合は、すぐに中止してください。無理に続けることでストレスを与えてしまい、かえって悪影響を及ぼす可能性があります。赤ちゃんがリラックスしている時に、優しく声をかけながら行うのが理想的です。

素人判断での施術は避ける

インターネットや動画サイトで見た方法を安易に真似することはおすすめできません。赤ちゃんの状態はそれぞれ異なりますし、不適切な方法で行うと危険です。専門家の指導を受けずに自己流で行うことは避けましょう

本当に効果的な頭の形の改善方法

では、赤ちゃんの頭の形を改善するために本当に効果的な方法は何でしょうか。実は、マッサージよりもはるかに効果が期待できる方法がいくつかあります。

体位変換とタミータイム

生後4ヶ月未満の赤ちゃんには、まず体位変換とタミータイムを積極的に取り入れることが推奨されています。向き癖のある赤ちゃんは、いつも同じ方向を向いて寝てしまうため、意識的に反対側を向かせる工夫が必要です。授乳の際に左右交互に抱く、寝かせる向きを定期的に変える、といった日々の小さな工夫が大切になります。

タミータイムとは、赤ちゃんを腹ばいにして遊ばせる時間のことです。うつ伏せの姿勢では後頭部に圧がかからないため、頭の形の改善に効果的です。首や背中の筋肉も鍛えられるので、運動発達の面でもメリットがあります。

ベビー整体による根本的なアプローチ

当院で行っているベビー整体は、赤ちゃんの体全体の歪みを整えることで、頭の形も改善しやすくする施術です。頭だけに注目するのではなく、首や肩、背骨といった体全体のバランスを整えることで、赤ちゃんが自然に向きを変えられるようサポートします。特に首の運動性とバランスが良くなることで頭蓋骨に付着する筋肉の働きにより頭蓋骨の形がバランスよく発達とともに形成されていきます

ベビー整体の特徴は、強い力を一切使わず、非常に優しいタッチで行うことです。赤ちゃんの自然治癒力を引き出すことを目的としているため、体に負担をかけることなく施術を受けていただけます。多くの赤ちゃんは施術中に眠ってしまうほどリラックスしていますよ。

体の歪みが整うと、向き癖が改善されるだけでなく、寝つきが良くなったり、ぐずりが減ったりといった変化も見られます。神経伝達がスムーズになることで、運動発達や脳の発達にも良い影響を与えることができるのです。

ヘルメット治療との併用で最善の結果を

生後5ヶ月以降で、頭の変形が強い場合には、ヘルメット治療という選択肢もあります。これは医療機器として認可されたヘルメットを装着することで、頭の平らな部分の成長を促し、出っ張った部分を適度に加圧して正常な形へ導く治療法です。

ヘルメット治療は費用が高額であることや、23時間装着が必要であることなど、親御さんの負担も大きい治療です。しかし、重度の変形に対しては確実に効果が期待できる優れた方法でもあります。当院では、ヘルメット治療を否定するのではなく、赤ちゃんにとっての最善を一緒に考えるスタンスを大切にしています。

実は、ヘルメット治療中の赤ちゃんも当院に多く通っていただいています。その理由は、ヘルメット治療では向き癖やそり返りなどの身体の緊張を取ることができないからです。ヘルメットで頭の形を整えながら、整体で体全体のバランスを整えることで、より良い結果が得られることが多いんですよ。

もちろん、ヘルメット治療以外の方法を探している方も大歓迎です。お子さんの状態や親御さんのご希望に合わせて、最適な方法をご提案させていただきます。

改善のための具体的なステップ

赤ちゃんの頭の形を改善するためには、まず現在の状態を正確に把握することが大切です。頭の形の変形には程度の差があり、軽度なのか重度なのかによって取るべき対応が変わってきます。

早期発見と早期対応が鍵

頭の形の変形は、早く気づいて早く対応するほど改善しやすくなります。生後2〜3ヶ月で気づいた場合と、生後8ヶ月で気づいた場合では、改善の可能性が大きく異なるのです。私自身、息子のケアが遅れてしまった経験から、早期対応の重要性を痛感しています。少しでも気になることがあれば、早めに専門家に相談することをおすすめします。

自宅でできるケアとプロの施術の組み合わせ

最も効果的なのは、日々の自宅ケアと専門家による施術を組み合わせることです。タミータイムや体位変換などの基本的なケアを自宅で続けながら、定期的にベビー整体を受けることで、より確実な改善が期待できます。

  • 毎日のタミータイムを習慣にする
  • 授乳時の抱き方を左右交互に変える
  • 寝かせる向きを定期的に変える
  • 専門家による定期的なチェックと施術を受ける
  • 赤ちゃんの発達段階に合わせたケアを続ける

焦らず継続することの大切さ

頭の形の改善には時間がかかります。1週間や2週間で劇的な変化が見られることは稀で、数ヶ月単位での継続的なケアが必要です。焦る気持ちもわかりますが、赤ちゃんの成長に合わせてじっくりと向き合っていくことが大切なんですね。

親御さんに知っておいてほしいこと

赤ちゃんの頭の形で悩んでいる親御さんに、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。それは、頭の形を気にするあまり、育児全体が辛くなってしまわないようにしてほしいということです。

完璧を求めすぎない

確かに頭の形は気になるかもしれません。でも、多少の左右差や歪みは誰にでもあるものです。完璧な球体の頭を持つ赤ちゃんはほとんどいません。できる範囲でケアをしながら、赤ちゃんとの貴重な時間を楽しむことも忘れないでください。

一人で抱え込まないで

頭の形のことで悩んでいるのは、あなただけではありません。多くの親御さんが同じような不安を抱えています。一人で悩んで解決策を探すのではなく、専門家に相談することで、適切なアドバイスと安心を得ることができます。

赤ちゃんの個性を大切に

頭の形は赤ちゃんの個性の一つでもあります。もちろん、改善できるものは改善したほうが良いですが、結果がすべてではありません。赤ちゃんの健やかな成長と、親子の笑顔が何より大切だということを忘れないでくださいね。

当院でできること

たぐち整骨院では、赤ちゃんの頭の形に関する相談を数多く受けてきました。これまでの経験から、それぞれの赤ちゃんに合った最適な方法をご提案できると自負しています。

丁寧な検査とカウンセリング

まずは赤ちゃんの頭の形を詳しく検査し、変形の程度や原因を正確に把握します。その上で、親御さんのご希望やライフスタイルも考慮しながら、最適なケア方法をご提案させていただきます。無理な治療を押し付けることは決してありません。

安心安全なベビー整体

当院のベビー整体は、国家資格を持つ施術者が行う安心安全な施術です。強い力は一切使わず、赤ちゃんの体に負担をかけることなく、優しく体のバランスを整えていきます。施術後には自宅でできるケア方法もお伝えしますので、日々のケアにも役立てていただけます。

ヘルメット治療中でも大歓迎です

ヘルメット治療を受けている赤ちゃんも、ぜひご相談ください。ヘルメットで頭の形を整えながら、整体で向き癖やそり返り、身体の緊張を取ることで、より良い結果が期待できます。また、ヘルメット治療を検討している方も、まずは整体を試してみたいという方も、どちらも大歓迎です。赤ちゃんにとって何が最善なのか、一緒に考えていきましょう。

継続的なサポート

頭の形の改善は一度の施術で完了するものではありません。定期的に通っていただきながら、成長段階に応じた適切なケアを続けることが大切です。当院では、親御さんと二人三脚で赤ちゃんの成長をサポートしていきます。

最後に

赤ちゃんの頭の形について、マッサージの効果と限界、そして本当に効果的な改善方法についてお伝えしてきました。マッサージには一定の予防効果はあるものの、すでに変形してしまった頭の形を根本的に改善することは難しいというのが現実です。

私自身、次男の斜頭を完全に治すことができなかった経験があります。もっと早く知識があれば、もっと早く適切なケアができていればと、今でも思うことがあります。でも、その経験があるからこそ、同じ悩みを持つ親御さんの気持ちが痛いほどわかりますし、少しでも力になりたいという思いが強くなりました。

大切なのは、早期に気づいて適切な対応をすることです。自宅でできるケアと専門家による施術を組み合わせることで、より良い結果が期待できます。そして何より、一人で悩まずに専門家に相談することが、不安を解消する第一歩になります。

赤ちゃんの頭の形で悩んでいる親御さん、どうか一人で抱え込まないでください。当院では、いつでも親身になってご相談に乗らせていただきます。ヘルメット治療を受けている方も、これから始めようと考えている方も、他の方法を探している方も、どんな状況の方でも大歓迎です。一緒に最適な方法を見つけていきましょう。赤ちゃんの健やかな成長のために、私たちができることを精一杯させていただきます。


院長:田口

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