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【絶壁や斜頭は遺伝する?】赤ちゃんの頭の形が変わる理由

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こんにちは。埼玉県草加市で整骨院を経営している田口嘉朗です。赤ちゃんの頭の形が気になって、ご自身やご主人の頭の形を見て「もしかして遺伝?」と不安になっていませんか。実は当院にも「自分が絶壁だから赤ちゃんも遺伝したのでしょうか」というご相談が本当に多く寄せられます。

私自身も3人の子供の父親で、次男が吸引分娩で生まれたときに強い向き癖があったのですが、当時は赤ちゃんについての詳しい知識がなく整体の開始時期が遅くなってしまい、息子の斜頭を完全に治すことができなかった経験があります。この悔しさが、今の赤ちゃん整体への想いにつながっています。

院長:田口

自分の息子の経験があるからこそ、同じような悩みを持つお母さん、お父さんの力になりたいと強く思っています

今回は赤ちゃん頭の形と遺伝の関係について、これまで数多くの赤ちゃんを診てきた経験と、父親としての実体験をもとに詳しくお話しします。「遺伝だから仕方ない」と諦める前に、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

目次

遺伝が原因で頭の形がゆがむケースは極めて稀です

結論からお伝えすると、赤ちゃんの頭の形のゆがみが遺伝によるものである可能性は非常に低いです。当院でこれまで多くのお子さんを診てきましたが、遺伝性の疾患が原因だったケースはほとんどありません。むしろ、お母さんやお父さんが絶壁であっても、赤ちゃんの頭の形はきれいに丸いというケースも珍しくないのです。

私の息子も吸引分娩で生まれて向き癖が強く、頭の形が気になっていましたが、これも遺伝ではなく出産時の状況や寝る姿勢が原因でした。当時の私がもっと早く対処していれば、もっと良い結果が得られたかもしれないという思いは、今でも心に残っています。

頭の形のゆがみの大半は位置的な要因です

赤ちゃんの頭の形がゆがんでしまう最も大きな理由は、向き癖や寝る姿勢による外部からの圧力です。生まれたばかりの赤ちゃんの頭蓋骨は大人と違って非常に柔らかく、骨と骨の間にすき間があります。これは産道を通るため、そして脳が急速に成長するために必要な構造なのですが、同時に外からの圧力によって変形しやすいという特徴があります。

いつも同じ方向を向いて寝ていると、その部分が圧迫されて平らになってしまいます。これが斜頭症や短頭症と呼ばれる状態です。特に日本では仰向け寝が推奨されていることもあり、後頭部が平らになる絶壁頭のお子さんが増えています。

出産時の状況も影響を与えます

また、妊娠中や出産時の状況も頭の形に影響を与えることがあります。初産の場合は子宮内のスペースが限られているため、赤ちゃんの頭に圧力がかかりやすくなります。多胎妊娠や逆子、早産、難産のケースでも同様です。

吸引分娩や鉗子分娩といった医療処置が行われた場合も、頭に圧力がかかることで変形が生じることがあります。これらはすべて後天的な要因であり、遺伝とは関係がありません。私の次男もまさにこのケースでした。

遺伝性の疾患による頭の形の問題とは

遺伝が関係する頭の形の問題としては、頭蓋骨縫合早期癒合症という疾患があります。これは頭蓋骨の縫合線が通常よりも早く閉じてしまうことで、頭の形に異常が生じる状態です。

頭蓋骨縫合早期癒合症の特徴

頭蓋骨縫合早期癒合症には、アペール症候群やクルーゾン症候群などいくつかのタイプがあります。これらの疾患では、特定の縫合線が早期に癒合することで、頭が前後に長くなったり、左右非対称になったりします。ただし、この疾患は非常に稀で、約2000人から2500人に1人の割合でしか発生しません。

また、頭蓋骨縫合早期癒合症の場合は、頭の形の異常だけでなく、頭蓋内圧の上昇や顔面の変形、発達の遅れなど、他の症状も伴うことが多いです。単に頭の形がゆがんでいるだけで、他に目立った症状がない場合は、この疾患である可能性は低いと考えられます。

病的な変形かどうかの見分け方

もし遺伝性の疾患が心配な場合は、まず小児科や頭の形外来を受診して専門医の診断を受けることをおすすめします。医師は頭囲の測定やCT検査などを通じて、縫合線の状態を確認することができます。

位置的な要因による変形と病的な変形を区別することが、適切な対応をするための第一歩です。

親の頭の形と赤ちゃんの頭の形の関係

「私が絶壁だから子どもも絶壁になった」「主人がハチ張りだから遺伝したのかも」と考える方がとても多いのですが、実際には親の頭の形と赤ちゃんの頭の形の間に直接的な因果関係はほとんどありません。

頭の形の特徴は成長過程で形成されます

確かに骨格の基本的な特徴は遺伝的な影響を受けますが、頭の形のゆがみに関しては環境的な要因の方がはるかに大きな影響を与えます。お母さんやお父さんの絶壁も、実は幼少期の寝方や生活習慣によって形成された可能性が高いのです。

つまり、親子で似たような頭の形になっているとしても、それは遺伝ではなく、育児環境や生活習慣が似ていることが原因かもしれません。例えば、お母さんが絶壁だったという記憶から、赤ちゃんを仰向けで寝かせる習慣が無意識に身についているといったケースです。

赤ちゃんの頭の形が気になったらすべきこと

赤ちゃんの頭の形が気になったら、まずは専門家に相談することが大切です。遺伝だからと諦めたり、様子を見ているうちに治療のタイミングを逃してしまうことが最ももったいないことです。私自身が息子の対応が遅れてしまった経験があるからこそ、早期の相談の大切さを強くお伝えしたいのです。

早期の対応が改善への近道です

赤ちゃんの頭蓋骨は生後数ヶ月の間は非常に柔らかく、この時期であれば比較的容易に形を整えることができます。一般的には生後3ヶ月から7ヶ月頃が最も改善しやすい時期とされています。この時期を過ぎると頭蓋骨が徐々に硬くなっていき、1歳半から2歳頃にはほぼ固まってしまいます。

そのため、頭の形が気になり始めたら、できるだけ早く専門家に相談することをおすすめします。「遺伝だから仕方ない」と思っていたことが、実は改善可能な状態だったということも多いのです。

ヘルメット治療を選ばれている方も大歓迎です

当院では、ヘルメット治療を否定することなく、赤ちゃんにとっての最善を一緒に探すスタンスを大切にしています。現在ヘルメット治療を受けている方も大歓迎です。なぜなら、ヘルメット治療では頭の形を整えることはできても、向き癖やそり返りなどの身体の緊張を取ることはできないからです。

ヘルメット治療と併用して当院の施術を受けることで、向き癖の根本原因である体の緊張を取り除きながら、より効果的に頭の形を整えることができます。もちろん、ヘルメット治療以外の方法を探している方も大歓迎です。赤ちゃんにとって何が最善かを一緒に考えていきましょう。

当院でできる頭の形へのアプローチ

当院では、ヘルメットを使わない自然な方法で赤ちゃんの頭の形にアプローチしています。頭の形がゆがんでしまう根本的な原因である向き癖や体の緊張を取り除くことで、赤ちゃんが自然に左右どちらにも頭を向けられるよう調整します。

具体的には、首や肩の筋肉の緊張を優しい手技で和らげ、体全体のバランスを整えていきます。施術は非常にソフトで、赤ちゃんが眠ってしまうこともあるほどです。国家資格を持つ院長が一貫して担当するため、安心してお任せいただけます。

ご家庭でできるケアもお伝えします

施術だけでなく、ご家庭でできる抱っこの仕方や寝かせ方のアドバイスもさせていただきます。日常生活での小さな工夫の積み重ねが、頭の形の改善につながります。向き癖の原因となる体の緊張を取り除きながら、生活習慣も見直していくことで、より効果的に改善を図ることができます。

遺伝だと諦めないでください

これまで多くの赤ちゃんの頭の形を診てきた経験、そして自分自身の息子の経験から断言できるのは、遺伝が原因で頭の形がゆがんでいるケースは極めて稀だということです。ほとんどの場合は向き癖や寝る姿勢といった環境的な要因によるものであり、適切な対応をすれば改善が期待できます。

私は自分の息子の斜頭を完全に治せなかった経験から、同じような悩みを持つお母さん、お父さんの力になりたいという強い想いで赤ちゃん整体に取り組んでいます。少しでも赤ちゃんの健やかな成長をサポートしたい、そしてご家族の不安を取り除きたいと考えています。

「自分が絶壁だから」「主人の家系がハチ張りだから」という理由で諦める必要はありません。まずは専門家に相談して、お子さんの頭の形の状態を正確に把握することから始めましょう。早期に適切な対応をすることで、お子さんの将来の見た目や機能面での問題を防ぐことができます。

ヘルメット治療を受けている方も、そうでない方も、一人で悩んで不安を抱え込むよりも、まずはお気軽にご相談ください。当院では丁寧な検査と説明を通じて、お子さんに最適な改善プランをご提案させていただきます。赤ちゃんの頭の形でお悩みのお母さん、お父さんのお力になれれば幸いです。


院長:田口

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埼玉県草加市氷川町2146-9 メゾンドクール103
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