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【手遅れにならないための】赤ちゃんの頭の形初期症状を見逃さない4つのチェック法

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こんにちは。たぐち整骨院の田口です。赤ちゃんの1ヶ月健診や3ヶ月健診で、お医者さんや保健師さんから頭の形について何か言われて、不安になっていませんか。

実は、生後間もない赤ちゃんの頭はとても柔らかく、ちょっとした寝かせ方の癖で形が変わってしまうことがあります。私自身、3人の子供の父親ですが、次男が吸引分娩で生まれた際に強い向き癖があり、当時は赤ちゃんについての詳しい知識がなかったため対応が遅れてしまいました。結果として息子の斜頭を完全に治すことができず、今でもその経験が心に残っています。

だからこそ、赤ちゃんの頭の形について相談に来られるママさんやパパさんには、自分の経験を踏まえて早めの対応の大切さをお伝えしています。今回は、初期段階で気づくべきサインや、どんな症状に注意すればいいのかを詳しくお話ししていきますね。

院長:田口

私自身の経験から、早めに気づいて対応することの大切さを実感しています

目次

赤ちゃんの頭の形、なぜ変わってしまうのか

赤ちゃんの頭蓋骨は、生まれてから数ヶ月の間、脳が大きく成長できるようにとても柔らかい状態になっています。これは赤ちゃんの成長にとって必要なことなのですが、同時に外からの圧力によって簡単に変形してしまうという特徴も持っているんです。

特に日本では、乳幼児突然死症候群の予防のために仰向け寝が推奨されていますよね。これ自体はとても大切なことなのですが、長時間同じ向きで寝ていると、その部分に圧力がかかり続けて頭の形が変わってしまうことがあります。

また、お母さんのお腹の中にいるときの姿勢や、出産時の状況によっても頭の形に影響が出ることがあります。私の次男のように吸引分娩(約16kgの吸引圧)で生まれた赤ちゃんは、特に向き癖がつきやすい傾向があるんです。決してママやパパの寝かせ方が悪いわけではなく、赤ちゃんの頭が柔らかいからこそ起こる自然な現象なんです。

初期段階で見つけたい頭の形の3つのタイプ

赤ちゃんの頭の形の変形には、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれに特徴的な初期症状がありますので、日々の育児の中でチェックしてみてください。

斜頭症(しゃとうしょう)

これは最も多く見られるタイプで、後頭部の片側だけが平らになってしまう状態のことを言います。赤ちゃんを真上から見たときに、頭の形が平行四辺形のように見えるのが特徴です。

初期症状としては、いつも同じ方向ばかり向いて寝ている向き癖が見られます。そして、向いている側の後頭部がだんだんと平らになってきます。さらに進行すると、平らになった側と同じ側のおでこが前に出てきたり、耳の位置が左右でずれて見えたりすることもあるんです。

当院に相談に来られるママさんの多くは、「授乳のときにいつも同じ方向ばかり向かせていた」「寝かせるときにテレビの方向ばかり向いている」といったことに後から気づかれます。私の次男もまさにこのタイプで、生後2ヶ月頃には明らかに頭の形に左右差が出ていました

短頭症(たんとうしょう)

短頭症は、後頭部全体が平坦になってしまう状態で、いわゆる「絶壁頭」と呼ばれるものです。真上を向いて仰向けで寝る時間が長い赤ちゃんに多く見られます。

初期症状としては、後頭部を触ったときに丸みがなく平らに感じることや、横から見たときに頭の前後が短く見えることが挙げられます。赤ちゃんを真上から見ると、頭の幅が広く、前後が短い形になっているのが分かります。

長頭症(ちょうとうしょう)

長頭症は、頭が前後に長く細長い形になってしまう状態です。横向きで寝ることが多い赤ちゃんや、NICU(新生児集中治療室)で長期間管理が必要だった赤ちゃんに見られることがあります。

真上から見たときに、頭の前後が長く、横幅が狭く見えるのが特徴です。正面から見ると、頭のてっぺん部分が高く伸びているように見えることもあります。

いつから気をつければいいの?チェックする時期

赤ちゃんの頭の形を気をつけて見てあげたいのは、生まれてすぐから生後3ヶ月頃までの期間です。この時期が最も頭が柔らかく、変形しやすい時期なんです。

特に生後1ヶ月から3ヶ月の間は、向き癖がはっきりしてきて、同じ方向ばかり向いて寝るようになる赤ちゃんが多いです。この時期に毎日赤ちゃんの頭を真上から見る習慣をつけておくと、小さな変化にも気づきやすくなります。

1歳頃までに頭の形はほぼ決まってしまうと言われていますので、早めに気づいて対応することがとても大切になってきます。私も次男の経験から、生後1ヶ月から積極的にケアを始めることの重要性を痛感しました

自宅でできる頭の形チェック4つの方法

ご自宅で赤ちゃんの頭の形をチェックする方法をお伝えします。難しいことではありませんので、ぜひ日々の育児の中で取り入れてみてください。

真上から観察する

赤ちゃんが寝ているときに、真上から頭を見てみましょう。左右対称か、平行四辺形になっていないか、前後と横の長さのバランスはどうかをチェックします。スマートフォンで写真を撮っておくと、後から変化を比較できて便利です。

後頭部を優しく触る

赤ちゃんの後頭部を両手で優しく触ってみてください。左右で平らさに違いがないか、全体的に丸みがあるかを確認します。片側だけ平らに感じたり、全体的に平坦に感じたりする場合は注意が必要です。

耳の位置を確認する

赤ちゃんを正面から見たときに、左右の耳の位置がずれていないかをチェックします。斜頭症が進行すると、耳の位置が前後にずれて見えることがあります。

向き癖の観察

赤ちゃんが寝ているとき、いつも同じ方向ばかり向いていないかを観察してください。授乳後に寝かせたとき、夜寝ているとき、お昼寝のときなど、いろいろな場面で確認してみましょう。

病的なものかどうかの見分け方

赤ちゃんの頭の変形には、向き癖などによる「位置的頭蓋変形」と、病気による「病的頭蓋変形」の2種類があります。ほとんどの場合は位置的なものですが、念のため病的なものとの違いを知っておくことが大切です。

病的な変形の代表例が「頭蓋縫合早期癒合症」という病気です。これは、頭蓋骨のつなぎ目が早期にくっついてしまう病気で、手術が必要になることがあります。

位置的な変形は手で触ると柔らかく、向きを変えることで改善の可能性がありますが、病的な変形は頭蓋骨そのものの問題なので、向きを変えても改善しません。心配な場合は、小児科や形成外科、脳神経外科などの専門医に相談することをお勧めします。

初期段階でできる対応と予防法

初期段階で頭の形の変化に気づいたら、ご自宅でできる対応方法があります。生後3ヶ月くらいまでの早い時期であれば、日常生活の中での工夫で改善が期待できることも多いんです。

向き癖を直す工夫

赤ちゃんがいつも同じ方向を向いている場合、反対側から声をかけたり、おもちゃで気を引いたりして、向く方向を変えてあげましょう。寝かせる位置を変えたり、ベッドの向きを変えたりするのも効果的です。

タミータイムを取り入れる

赤ちゃんが起きているときに、うつ伏せで遊ぶ時間を作ってあげることを「タミータイム」と言います。これは後頭部への圧力を減らすだけでなく、首や背中の筋肉を鍛える効果もあります。ただし、必ず大人が見ている状態で、短い時間から始めてくださいね。

抱っこの向きを変える

授乳のときや抱っこするとき、いつも同じ向きではなく、左右交互に抱くように意識してみてください。これだけでも頭への圧力のかかり方が変わってきます。

寝かせ方の工夫

バスタオルなどを使って、頭の向きを調整してあげる方法もあります。ただし、窒息のリスクがありますので、必ず安全に配慮して行ってください。タオルは赤ちゃんの顔にかからない位置に置き、寝ている間は目を離さないようにしましょう。

専門的な治療の選択肢とサポート

ご自宅での対応を続けても改善が見られない場合や、変形が進行している場合は、専門的な治療を検討することになります。治療方法にはいくつかの選択肢があり、それぞれに特徴があります。

ヘルメット治療について

生後3ヶ月から6ヶ月頃が、ヘルメット治療を始めるのに適した時期と言われています。ヘルメット治療は頭の形を物理的に矯正する効果的な方法で、多くの赤ちゃんに成果が出ています。

ただし、ヘルメット治療は、約6ヶ月の間、1日23時間装着という負担があることに加えて、頭の形は改善できても、向き癖やそり返りなどの身体の緊張は取ることができません。そのため、当院ではヘルメット治療中の赤ちゃんも大歓迎で施術を行っています。ヘルメットと整体を併用することで、より良い結果が期待できるからです。

整体によるアプローチ

当院の整体では、赤ちゃん整体の特殊ポイントに触れたり、身体全体のバランスを整えることで、向き癖の根本原因にアプローチしています。首の筋肉の緊張や身体の歪みが向き癖の原因になっていることも多く、優しい施術で赤ちゃんの身体を整えていきます。

もちろん、ヘルメット治療以外の方法を探している方も大歓迎です。大切なのは、その赤ちゃんにとって何が最善かを一緒に考えることだと思っています。

見た目だけじゃない、将来への影響

頭の形の変形は、見た目の問題だけではありません。大きくなったときに、帽子が脱げやすい、ヘッドフォンの位置が合わない、似合わない髪型があるなど、日常生活での不便さを感じることがあります。

また、顔の左右差が目立つようになると、お子さん自身の自尊心に影響を与えてしまう可能性も指摘されています。私の次男も、今では元気に成長していますが、もう少し早く対応していればという思いは今でもあります。だからこそ、初期段階で気づいて適切に対応してあげることが、赤ちゃんの将来のために大切なんです。

一人で悩まず、まずは相談を

赤ちゃんの頭の形について、「自分の寝かせ方が悪かったのではないか」と自分を責めてしまうママさんがとても多いです。でも、決してそうではありません。赤ちゃんの頭が柔らかいからこそ起こることで、誰にでも起こりうることなんです。

私自身、3人の子供を育てる中で、次男の経験から多くのことを学びました。当時の私のように知識がなくて対応が遅れてしまうご家族を一組でも減らしたい、そんな思いで赤ちゃん整体に取り組んでいます。

大切なのは、早めに気づいて適切に対応してあげること。初期段階であれば、ご自宅での工夫で改善が期待できることも多いですし、専門的な治療が必要な場合でも、早く始めるほど効果が出やすいと言われています。

ヘルメット治療を検討している方、すでに始めている方、それ以外の方法を探している方、どんな方でも大歓迎です。赤ちゃんにとって何が最善かを一緒に考えていきましょう。もし赤ちゃんの頭の形が気になったら、一人で悩まずにぜひご相談ください。丁寧な検査と説明を心がけていますので、どんな小さな心配事でもお気軽にお話しくださいね。


院長:田口

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