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【赤ちゃんの頭がボコボコしているのはなぜ?】原因とチェック項目を専門家が解説

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はじめまして。埼玉県草加市で「たぐち整骨院・草加本院」をしている田口嘉朗です。赤ちゃんの頭をなでたときに、思った以上にボコボコしていて驚いたことはありませんか。同じ親として、その不安や心配な気持ちはとてもよくわかります。

実は自分も3人の子どもの父親で、次男は吸引分娩で生まれました。生まれてから向き癖が強く、今思えばかなり早い段階から頭の左右差が出ていたのですが、当時の自分は赤ちゃんの頭のことを深く理解していませんでした。その結果、整体を始めるタイミングが遅くなってしまい、息子の斜頭を完全に理想の形まで整えてあげることはできませんでした。この経験があるからこそ、今は「同じ思いをするご家族をひとりでも減らしたい」という気持ちで、赤ちゃん整体に力を入れています。

当院には、赤ちゃんの頭の形に悩むお母さんお父さんが草加市内だけでなく遠方からも相談に来てくださいます。多くの方が、「これは普通なの?」「病院では様子見と言われたけれど、本当にこのままで大丈夫?」と、不安を抱えながらもどうすればいいのか分からずにインターネットで検索している状況です。今回の記事では、赤ちゃんの頭のボコボコがどういう理由で起こるのか、心配のいらない状態と注意した方がよい状態の違い、そして整体やヘルメット治療を含めた向き合い方についてお話しします。

院長:田口

赤ちゃんの頭の特徴を知ることは、不安を減らし大事な見逃しを防ぐ大きな一歩になります

目次

赤ちゃんの頭がボコボコしているのはなぜか

まず知っておいてほしいのは、赤ちゃんの頭蓋骨は大人とはまったく違うつくりになっているということです。生まれたばかりの頭の骨はひとつの塊ではなく、いくつかの骨がパズルのように組み合わさった構造になっています。これは狭い産道を通り抜けるためと、生後の急速な脳の成長に合わせて頭が広がれるようにするための、大切な仕組みです。

それぞれの骨と骨のつなぎ目にはすき間があり、ここを「縫合線」といいます。頭をなでたときに指先に伝わるボコッとした段差の多くは、この縫合線や骨の重なりによるものです。特に頭のてっぺんを前から後ろに走っている縫合は触れやすく、生後数か月は盛り上がって感じられることも珍しくありません。こうしたボコボコは、赤ちゃん特有の正常な構造であることがほとんどです。

大泉門と小泉門というやわらかい部分

赤ちゃんの頭を触っていると、「ここだけへこんでいる」「ドクドクしている」と感じる場所があると思います。これが「大泉門」と「小泉門」です。大泉門は頭のてっぺんの少し前側にあるひし形のやわらかい部分で、小泉門は後頭部の小さなやわらかい部分です。どちらも、脳が成長しやすいように骨がまだ閉じきっていないところで、成長とともに少しずつ狭くなり最終的には自然に閉じていきます。

静かに寝ているときは少しへこんで見えたり、泣いているときや力んでいるときにはふくらんで見えたりすることもあります。ここに「脈打つ感じ」があるのも正常な特徴です。初めて見るとびっくりしますが、無理に押したりしなければ日常のスキンシップやシャンプーで傷つくことはありません。「こういう構造なんだ」と知ったうえで、やさしく触れてあげてくださいね。

出産直後に見られるボコボコやふくらみ

出産のときには、赤ちゃんの頭には相当な力がかかります。その影響で、生まれてすぐは頭にふくらみやボコボコが見られることがあります。有名なのが「産瘤」「頭血腫」です。産瘤は頭皮のむくみのようなもので、押すとやわらかく、数日〜1週間ほどで自然と引いていくことがほとんどです。

頭血腫は骨の外側に血液がたまった状態で、産瘤に比べると少し硬めに触れることが多いです。こちらも多くは時間とともに吸収されますが、大きさや経過によっては小児科でのフォローが必要になる場合もあります。出産した病院で説明を受けていることが多いと思いますが、心配なときは早めに確認しておくと安心です。

心配しなくて大丈夫なボコボコの特徴

赤ちゃんの頭を触ったときに感じるボコボコの中には、様子を見ていて問題のないものがたくさんあります。どんな特徴なら安心して見守ってよいのか、整理してみましょう。

縫合線による段差や盛り上がり

頭蓋骨の縫合線は、触ると細い筋のような盛り上がりや、コリコリとした段差として感じられます。特に頭頂部の縫合は、月齢が低いほどはっきりしていることが多く、なでると「線があるような感じ」が分かりやすい場所です。これは病気のサインではなく、頭の骨がこれから成長しながら広がっていくための自然な構造です。

成長とともに頭全体が大きくなっていく過程で、この段差は徐々に滑らかになっていきます。明らかに硬くギザギザした「盛り上がった線」がずっと残るような場合は別ですが、月齢が小さいうちは、ある程度のボコボコは正常範囲と考えて問題ないことが多いです。

大泉門のふくらみやへこみの変化

大泉門は、赤ちゃんの体調や姿勢、泣き方によって見え方が変わります。静かにしているときには平ら〜少しへこんで見えることが多く、泣いているときは一時的にふくらんで見えることもよくあります。脈打つような動きも、血流や脳の拍動が伝わっているだけなので正常です。

ただし、「常に大きくパンパンに張っている」「おでこ全体が強く前に張り出している」「極端に深くへこんでぐったりしている」といった状態が続く場合は、脱水や頭蓋内圧の変化などを疑う必要があります。ここは自己判断が難しい部分なので、少しでも「あれ?」と感じたらかかりつけの小児科に相談するのがおすすめです。

注意が必要なサインと受診の目安

次に、「これは一度専門家にみてもらったほうがいい」というサインについても知っておきましょう。普段から頭に触れておくことで、普段との違いにも気づきやすくなります。

頭の形が極端にゆがんでいる場合

頭のボコボコと同時に、左右の耳の位置が大きく違って見える、後頭部の片側だけが強く平らになっている、上から見たときに明らかなひし形・台形になっているなどの場合は、斜頭症や短頭症の可能性があります。多くは向き癖や体の緊張からくるものですが、そのまま放っておくと見た目の問題だけでなく、メガネ・帽子が合わない、顎や噛み合わせのバランスへの影響などに繋がると言われています。

また、骨のつなぎ目が本来よりも早くくっついてしまう「頭蓋骨縫合早期癒合症」という病気もあります。これは見た目だけでなく脳の成長にも影響するため、小児専門の医療機関での評価が欠かせません。頭の形のゆがみが強い、成長とともにどんどん目立ってきていると感じる場合は、「頭の形外来」など専門外来の受診を検討しましょう。

大泉門やボコボコ部分に強い変化がある場合

次のようなケースは、早めの受診が安心です[。

  • 大泉門が常に強く盛り上がっている、あるいはぺたんと深くへこんでいる
  • 触ると明らかに熱を持っている、赤く腫れている
  • ボコボコしている部分を触ると激しく泣く、強い痛みがありそう
  • 急に頭囲(頭の大きさ)が大きくなってきた、または成長曲線から外れている
  • 発熱やぐったり、嘔吐、機嫌の極端な悪さを伴っている

普段の様子と比べて「いつもと違う」「何か変」と感じたら、迷わず小児科に相談してもらって大丈夫です。保護者の勘は、意外なくらい当たることが多いです。

向き癖と体の緊張が頭の形に与える影響

ここからは、実際に相談が多い「向き癖」と「そり返り」についてお話しします。これは、ボコボコというよりも頭の変形の原因としてとても重要なポイントです。

同じ向きばかり寝ているとどうなる?

赤ちゃんは生後数か月のあいだ、一日の多くを仰向けで過ごします。その間、いつも同じ方向ばかりを向いていると、その側頭部や後頭部に体重がかかり続けることになり、その部分が平らになってしまいやすいのです。これがいわゆる「向き癖による頭の形のゆがみ」です。

例えば、左ばかり向いて寝ている赤ちゃんでは、左後頭部が平らになり、顔も左側に引っ張られていくような変化が出てきます。耳の位置も左右でずれてきて、写真を撮ると「なんだか左右非対称」に見えてしまうこともあります。こうした変化は生後3〜4か月頃から目立ち始め、生後7か月を過ぎると少しずつ改善しにくくなっていきます。

そり返りや筋性斜頚との関係

向き癖の背景には、単純な「クセ」だけでなく、首や背中の筋肉の緊張が関わっていることも多いです。首の片側の筋肉が強く張ってしまう「筋性斜頚」では、赤ちゃん自身が頑張っても反対側を向きづらくなり、同じ方向ばかり向くようになります。また、体全体の反りが強い子も、特定の向きでしか落ち着いて眠れないことがあります。

このように、頭の形の問題と体の緊張は切り離せない関係にあります。ここに整体が関わる余地があり、首や背中の緊張をやさしく整えてあげることで、赤ちゃんが自分でいろいろな向きを向けるようになると、頭の形にもよい変化が期待できます。

ヘルメット治療と整体の考え方

最近は、赤ちゃんの頭の形の治療として「ヘルメット治療」を検討するご家庭も増えました。ここでは、ヘルメット治療と整体の関係について、当院のスタンスをお伝えしておきます。

ヘルメット治療は「悪」ではない

ヘルメット治療は、医師の診断のもとでオーダーメイドのヘルメットを装着し、頭の成長を利用してゆがみを整えていく方法です。開始時期は生後3〜7か月ごろが中心で、1日ほとんどの時間を装着する必要があるため、費用面や生活面の負担は決して小さくありません。

それでも、「できる限り見た目を整えてあげたい」「将来のコンプレックスを減らしてあげたい」と考えて、悩んだ末にヘルメット治療を選ぶご家族も多くいらっしゃいます。当院としては、ヘルメット治療を否定するつもりは全くありません。むしろ、お子さんのために真剣に悩み、話し合い、選び取った選択だと思っています。大切なのは、ご家族が納得して「うちの子にとって今できる最善」を選べることだと考えています。

ヘルメット治療中の整体も歓迎しています

当院には、ヘルメット治療と併用して整体を受けている赤ちゃんも通っています。なぜかというと、ヘルメットは「頭の形」を外側から誘導することはできても、「向き癖の原因になっている体の緊張」そのものを直接ゆるめることはできないからです。

ヘルメットをかぶっていても、首や背中の筋肉が強くこわばったままだと、どうしても同じ向きばかりを向きやすくなり、赤ちゃん自身も過ごしづらさを抱えたままになってしまいます。整体では、赤ちゃんに負担がかからないやさしい手技で体全体のバランスを整え、寝返りや首の動きがスムーズになるようサポートしていきます。ヘルメット治療中の赤ちゃんも、もちろんヘルメット治療を選ばず自然な経過を望むご家庭も、どちらも大歓迎です。

家庭でできるケアと専門家に頼るタイミング

ここまで読んで、「じゃあ、うちの子はどうしたらいいの?」と感じている方も多いと思います。最後に、ご家庭で意識してほしいポイントと、整体や医療機関に相談した方がいいタイミングについてまとめておきます。

  • 日々のスキンシップの中で、頭のボコボコや形を観察する習慣をつける
  • 左右どちらの向きでも寝られているか、首の動きに偏りがないかを見る
  • あおむけだけでなく、起きているときにはうつ伏せ遊びやだっこで過ごす時間もつくる
  • 頭の形の左右差が強くなってきた、あるいは月齢が進んでも気になる差が変わらないときは早めに相談する
  • 受診先に迷ったら、小児科か「頭の形外来」からスタートする

整体は病気の診断や治療の代わりになるものではありませんが、体の緊張や向き癖、育て方だけではカバーしにくい部分に対して、やさしくアプローチできる手段のひとつです。国家資格を持つ施術者が、医療機関での評価もふまえながら、ご家庭と一緒に赤ちゃんにとってのベストな方法を考えていく。それが当院のスタンスです。

3人の子どもの父親として、そして次男の斜頭を完全には整えてあげられなかった経験を持つ施術者として、「もっと早く知っていれば」「もっと早く相談していれば」と後悔する親御さんをこれ以上増やしたくありません。赤ちゃんの頭のボコボコや形について少しでも不安があるなら、それは相談していいサインだと受け取ってください。一人で抱え込まず、いつでも気軽にご相談いただければと思います。ヘルメット治療を選ぶ方も、別の道を探したい方も、お子さんの健やかな成長を一緒に支えていけたらうれしいです。


院長:田口

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