
院長:田口お気軽にご相談ください!
こんにちは、たぐち整骨院の田口です。生後間もない赤ちゃんを上から見たとき、あるいは横から抱っこしたときに「あれ、頭が尖っているかも」と気づいて不安になった経験はありませんか。
健診で何も言われなかったけれど、このまま成長して大丈夫なのか、自然に丸くなるのか、それとも何か対策が必要なのか、心配になるお気持ちはとてもよくわかります。
当院にも赤ちゃんの頭の形でお悩みの保護者の方が数多く来院されていますが、実は頭が尖って見える状態にはいくつかの原因があり、それぞれに適切な対応方法があるのです。


私自身も次男が吸引分娩で生まれ向き癖が強かったのですが、当時は知識不足で対応が遅れてしまいました。この経験があるからこそ、今は一人でも多くの赤ちゃんの健やかな成長をサポートしたいと考えています
今回は頭が尖っている状態の原因から、家庭でできる対策、そして専門家への相談が必要なタイミングまで詳しくお伝えします。一人で悩む前に、まずは正しい知識を身につけていきましょう。


赤ちゃんの頭が尖っているように見える状態には、実はいくつかの異なる原因があります。それぞれの状況によって対応方法も変わってくるため、まずはお子さまの状態を正しく理解することが大切です。
出産時に産道を通る際、赤ちゃんの頭には大きな圧力がかかります。特に吸引分娩や鉗子分娩を行った場合、頭頂部が一時的に尖ったような形になることがあります。これは産瘤(さんりゅう)と呼ばれる状態で、多くの場合は生後数日から数週間で自然に改善していきます。新生児期に頭が尖っているように見えても、これが原因であれば過度に心配する必要はありません。ただし、生後1ヶ月を過ぎても明らかに尖った状態が続く場合は、別の原因を考える必要があります。
長頭症は頭が前後に長く伸びて、横から見ると尖ったように見える変形です。これは横向き寝の習慣や、子宮内での圧迫、多胎妊娠などが原因で起こります。赤ちゃんがいつも同じ向きで横向きに寝ていると、頭の左右両側から圧力がかかり、圧迫されない前後方向に頭が伸びていくのです。海外では仰向け寝推奨キャンペーン以降、頭の形の変形の発生率が約47%まで増加していると報告されており、長頭症もその一つとして増加傾向にあります。
斜頭症は頭が左右非対称になる状態ですが、角度によっては頭頂部が尖って見えることがあります。これは向き癖によって頭の片側ばかりが圧迫され、反対側が相対的に突出して尖ったように見えるためです。耳の位置が左右でずれている、顔の左右差が気になるといった症状を伴うことも多く、単なる見た目の問題だけでなく、将来的な噛み合わせや聴力への影響も懸念されます。私の次男もまさにこの斜頭症で、吸引分娩の影響もあり強い向き癖がありました。
頭が尖っている状態の中で最も注意が必要なのが、頭蓋縫合早期癒合症という病的な状態です。これは頭蓋骨のつなぎ目が通常よりも早く固まってしまい、脳の成長に合わせた頭蓋骨の拡大が妨げられる疾患です。三角頭蓋と呼ばれるタイプでは前頭部が尖った形になり、舟状頭と呼ばれるタイプでは前後に細長く尖った形になります。これは早期の診断と治療が必要な病気ですので、頭の形が急激に変化している、頭囲の成長が極端に遅い、発達の遅れが見られるといった場合は、すぐに小児科や頭の形外来を受診することをおすすめします。
病的な状態でなければ、家庭でのケアによって頭の形を改善していくことが可能です。当院に来院される保護者の方にもお伝えしている、今日から始められる対策をご紹介します。
赤ちゃんには自然と特定の方向を向きたがる向き癖があります。これを無理に矯正するのではなく、赤ちゃんが自然と両方向を向きたくなる環境を整えることが大切です。ベビーベッドの位置を変えて、部屋の入口やテレビ、窓などの興味を引くものが反対側に来るようにする、授乳の際に左右交互に抱く向きを変える、声かけやおもちゃで視線を誘導するといった工夫が効果的です。赤ちゃんは興味のある方向を自然と向く習性があるため、その特性を活かすのです。
起きているときに保護者の監視下でうつ伏せにする時間をタミータイムと呼びます。これは頭への圧迫を減らすだけでなく、首や肩、背中の筋肉を鍛える効果もある重要な習慣です。生後1ヶ月頃から、赤ちゃんが起きていて機嫌の良いときに、最初は1日1〜2分から始めて徐々に時間を延ばしていきましょう。生後3〜4ヶ月頃には1日に合計30分〜40分程度を目標にすると良いでしょう。ただし、寝ているときのうつ伏せ寝は乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクがあるため絶対に避けてください。
首が座ってきたら、縦抱きを積極的に取り入れることをおすすめします。縦抱きは頭への圧迫が少なく、赤ちゃんの視野も広がるため発達にも良い影響があります。起きているときはできるだけ抱っこしてあげることで、頭が圧迫される時間を減らすことができます。バウンサーやチャイルドシートに長時間寝かせ続けることは避け、同じ姿勢が続かないように意識することが大切です。
家庭でのケアも大切ですが、以下のような場合は早めに専門家に相談することをおすすめします。生後3ヶ月を過ぎても頭の尖りが目立つ場合、頭囲の成長が極端に遅い、または早すぎる場合、発達の遅れが見られる場合、家庭でのケアを続けても改善が見られない場合などは、一度専門的な評価を受けることが重要です。
頭の形の問題は見た目だけでなく、将来的な発達や機能面への影響も考慮する必要があるからこそ、専門的な検査が何より重要なのです。当院では他にはない充実した検査システムで、頭の形の変形の程度や関連する身体の状態を詳しく分析しています。国家資格を持つ院長が検査から施術まで責任を持って担当し、一人ひとりに合わせた最適な施術プランをご提案しています。
頭の形の矯正方法として、ヘルメット治療という選択肢もあります。これはオーダーメイドのヘルメットを1日23時間、約6ヶ月間装着する形状誘導療法です。効果的な治療法ですが、自費診療で約45万円から60万円程度の費用がかかり、開始時期が生後3ヶ月から7ヶ月までと限定されています。
当院ではヘルメット治療を否定するのではなく、赤ちゃんにとって何が最善かを一緒に考えるスタンスを大切にしています。実はヘルメット治療中の赤ちゃんも大歓迎です。なぜならヘルメット治療は頭の形状を物理的に誘導する効果はありますが、向き癖やそり返りなどの身体の緊張を取ることはできないからです。当院の整体とヘルメット治療を併用することで、より良い結果が期待できます。もちろん、ヘルメット治療以外の方法を探している方も大歓迎です。それぞれのご家庭の状況や考え方に寄り添いながら、最適な方法をご提案させていただきます。
頭の形の変形を放置すると、1歳半から2歳頃に頭蓋骨が固まってしまい、その形のまま成長してしまいます。具体的には帽子やメガネが正常にフィットしなくなったり、ヘアスタイルが決まらないといった見た目の問題が生じます。左右差がある場合は、より深刻な問題として運動能力への影響、噛み合わせの異常、聴力への影響が出る可能性もあります。また、見た目のコンプレックスから心理的な影響を受けることもあり、将来的にお子さまの自信や社会性にも影響を与える可能性があるのです。
当院では生後1ヶ月から赤ちゃん整体が可能です。赤ちゃんの繊細な身体に対して、豊富な経験と確かな技術で5gタッチと言われる安全かつ効果的な施術を提供しています。まずは専門的な検査によって、お子さまの頭の形の状態と原因を明らかにします。そして明確な根拠をもとにして、最適な施術プランをご提案いたします。
私には3人の子供がいます。次男が吸引分娩で生まれた時、強い向き癖がありました。しかし当時の私は赤ちゃんについての詳しい知識がなく、整体の開始時期が遅くなってしまいました。その結果、息子の斜頭を完全に治すことができなかったのです。親として本当に悔しく、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
この経験があるからこそ、今は赤ちゃん整体で少しでも多くの赤ちゃんの健やかな成長をサポートしたいという強い想いを持っています。適切な時期に適切なケアを受けることで、お子さまの将来が変わるかもしれません。頭蓋骨が柔らかい時期は限られています。生後7ヶ月を過ぎると改善変化が少なくなるため、早期の相談が大切です。
赤ちゃんの頭が尖っていることでお悩みなら、一人で抱え込まずにいつでもご相談ください。ヘルメット治療を検討されている方も、すでに始められている方も、その他の方法を探されている方も、すべての方を歓迎いたします。お子さまの健やかな成長のために、私たちにできることがあります。

