赤ちゃんの頭の治し方｜７つのポイントで徹底解説

こんにちは、たぐち整骨院・草加本院の田口嘉朗です。お子さまの頭の形について不安を感じていらっしゃいませんか。後頭部が平らになっている絶壁や、左右非対称の斜頭症など、赤ちゃんの頭の形でお悩みの保護者の方は本当に多くいらっしゃいます。健診で指摘されたり、写真を撮るときに気になったりして、どうすれば良いのか悩まれているのではないでしょうか。

当院には開院以来、赤ちゃんの頭の形についてご相談に来られる保護者の方が数多くいらっしゃいます。病院で「様子を見ましょう」と言われたけれど不安が消えない方、ヘルメット治療の高額な費用に戸惑っている方、治療のタイミングを逃したくないと焦りを感じている方など、その状況はさまざまです。今回は、赤ちゃんの頭の形を治すために知っておくべき7つのポイントを徹底解説します。

ポイント①：頭の形が変形する原因を正しく理解する

赤ちゃんの頭の形を治すためには、まず原因を正しく理解することが大切です。開院以来、数多くの症例を診てきた経験から断言できるのは、さまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。お子さま一人ひとりで原因が異なるからこそ、適切な検査と診断が何より重要になります。

主な原因として挙げられるのは、生後の向き癖による圧迫です。赤ちゃんは同じ方向ばかり向いて寝る癖があると、頭の同じ面ばかりが圧迫されて変形が進行してしまいます。また、胎内での圧迫による変形も見られます。初産や多胎妊娠、逆子、早産、難産などにより、子宮内で赤ちゃんの頭に圧力がかかることで変形が起こるのです。

出産時の外圧による影響も無視できません。難産により長時間産道に挟まれたり、吸引分娩時の処置によっても頭に圧力がかかり変形することがあります。さらに、筋性斜頚による頸部の緊張が原因となるケースもあります。首の筋肉が緊張していると、赤ちゃんは自然と同じ方向を向きやすくなり、結果として頭の形に影響が出てしまうのです。

ポイント②：育児習慣の見直しとその限界を知る

赤ちゃんの頭の形を治す方法として、まず推奨されるのが育児習慣の見直しです。寝る向きを頻繁に変える、抱っこの向きを一定にしないなどの指導が医療機関でも行われています。これは赤ちゃんへの負担が少なく、費用もかからない方法として最初に取り組むべきアプローチです。

しかし、育児習慣の見直しには限界があることも理解しておく必要があります。継続的な注意と努力が必要で、効果が出るまで時間がかかります。また、赤ちゃんが嫌がる場合もあり、保護者の方の負担が大きくなることがあります。根本的な解決には限界があり、軽度の変形にしか効果が期待できないのが現実です。

ポイント③：ヘルメット治療のメリットとデメリットを把握する

ヘルメット治療は、オーダーメイドのヘルメットを1日23時間、約6ヶ月間装着する形状誘導療法です。中等度から重度の頭の形の変形に対して一定の効果が認められており、特に重症度が高いケースほど改善値が大きいという報告もあります。適切な時期に開始すれば約8割の赤ちゃんが正常範囲まで改善するというデータもあります。

一方で、自費診療で約45万円から60万円という高額な費用がかかり、1日23時間の装着が必要になります。開始時期も限定されており、生後3ヶ月から7ヶ月のタイミングを逃すと効果が期待できません。また、赤ちゃんへの負担や汗疹などの副作用も懸念されます。

重要なのは、ヘルメット治療はあくまで頭の形を物理的に矯正するものであり、赤ちゃんの発達のレールに乗せたり、向き癖そのものを改善したりする効果はないということです。この点を理解したうえで治療を検討することが大切です。

ポイント④：整体による自然な改善アプローチを検討する

当院では、ヘルメットを使わない自然な方法で可能な限り改善を図ることを目指しています。まずは専門的な検査によって、お子さまの頭の形の状態と原因を明らかにします。頭の形の問題は見た目だけでなく、将来的な発達や機能面への影響も考慮する必要があるからです。

5種類の独自検査システム（股関節、骨盤、背骨、背中の緊張、頭蓋骨）で、頭の形の変形の程度や関連する身体の状態を詳しく分析します。国家資格を持つ院長が検査から施術まで責任をもって担当いたしますので、安心してお越しいただけます。

施術では、赤ちゃんの繊細な身体に対して、豊富な経験と確かな技術で安全かつ効果的なアプローチを行います。乳幼児からご高齢の方まで安心して受けていただける、身体に優しい施術です。当院の整体理論と赤ちゃんの頭の形は非常に相性がよく、自然で安全な改善が期待できます。

ポイント⑤：重度の場合は併用療法という選択肢がある

当院では、専門的なスキャン検査の結果、重度の頭の形の歪みがあると判断された場合には、ご両親の考え方を尊重したうえでヘルメット治療をお勧めすることもあります。重度の変形に対しては、ヘルメット治療が効果的な選択肢の一つになるからです。

ただし、ヘルメット治療だけでは赤ちゃんが発達のレールに乗れるようになったり、向き癖が根本的に改善されたりするわけではありません。そのため当院では、ヘルメット治療と赤ちゃん整体を併用することを強くお勧めしています。

併用することで、ヘルメットによる頭の形の物理的な矯正に加えて、整体施術によって向き癖の改善や身体のバランス調整を行うことができます。これにより、赤ちゃんが発達のレールに乗って健やかに成長し、ヘルメット治療で得られた良い頭の形をより長く維持することができるのです。実際に当院では、ヘルメット治療中の赤ちゃんに対しても整体施術を行い、良好な結果を得ています。

ポイント⑥：早期対応の重要性とタイミングを理解する

多くの保護者の方から「いつから対応を始めれば良いのか」というご質問をいただきます。結論から申し上げますと、気づいた時点でできるだけ早く専門家に相談することをお勧めします。軽度であれば生後4ヶ月頃の首座りとともに改善することもありますが、中等度以上の変形は自然改善が期待できません。

生後7ヶ月以降は改善変化が少なくなるため、早期の対応が重要になります。特にヘルメット治療を検討する場合は、生後6ヶ月以内に開始することで治療効果が高まることが分かっています。頭蓋骨は1歳半から2歳頃に固まってしまい、その形のまま成長してしまいます。

具体的には、帽子やメガネが正常にフィットしなくなったり、ヘアスタイルが決まらないといった見た目の問題が生じる可能性があります。左右差がある場合は、より深刻な問題として運動能力への影響、噛み合わせの異常、聴力への影響が出る可能性もあります。また、見た目のコンプレックスから心理的な影響を受けることもあり、将来的にお子さまの自信や社会性にも影響を与える可能性があるのです。

ポイント⑦：保護者の不安に寄り添った選択をする

病院で「様子を見ましょう」と言われて不安を感じている方は少なくありません。医師が「様子を見ましょう」と言うのは、現時点で緊急性がないという判断ではありますが、保護者の方の不安が消えるわけではありませんよね。適切な時期を逃さないよう、セカンドオピニオンとして当院にご相談いただくことも一つの選択肢です。

また、ヘルメット治療が高額で躊躇されている方、赤ちゃんへの負担を心配されている方にとって、当院で行っている整体施術は検討価値のある選択肢になります。ただし、お子さまの状態によって最適な方法は異なりますので、まずは専門的な検査を受けることが大切です。

当院で施術を受けられた保護者の方からは「自然な丸い頭になり安心した」「向き癖がなくなり左右を見るバランスが良くなった」「施術3回目で股関節のシワの左右差がなくなり驚いた」「息子の将来や成長のために本当にやってよかった」など、嬉しいお声をたくさんいただいています。また、ヘルメット治療と整体施術を併用された保護者の方からは「ヘルメットだけでは改善しなかった向き癖が良くなった」「治療後も頭の形が維持できている」「発達面でも順調に成長している」といったお声もいただいています。

最後に保護者の方へ

お子さまの頭の形について、一人で不安を抱えていませんか。ネットで調べれば調べるほど不安になり、どうすれば良いのか分からなくなってしまうこともあると思います。私自身も学生時代に適切な治療を受けられず、大好きだったバスケを諦めざるを得なくなった経験があります。

だからこそ、症状の改善だけではなく、その原因をしっかりと見つけることを大事にしています。今回ご紹介した7つのポイントを参考に、お子さまに最適な方法を選択していただければと思います。お子さまの頭の形について少しでも気になることがあれば、治療のタイミングを逃さないためにも早めにご相談ください。

軽度から中等度の場合は当院の整体施術で自然な改善を目指すことができますし、重度の場合はヘルメット治療との併用という選択肢もあります。ご両親の考え方やご希望を丁寧にお伺いしながら、最適なプランをご提案いたします。一人で悩まず、いつでもお気軽にご連絡いただければと思います。お子さまの健やかな成長を、全力でサポートさせていただきます。