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【月齢別で解説】赤ちゃんの頭の形はいつまで改善可能なの?

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こんにちは、たぐち整骨院の田口です。私自身も3人の子供の父親として、赤ちゃんの頭の形について真剣に向き合ってきた経験があります。特に次男が吸引分娩で生まれた時、向き癖が強く出てしまい、当時の私は赤ちゃんについての詳しい知識がなかったため整体の開始時期が遅くなり、息子の斜頭を完全に治すことができませんでした。

その経験があるからこそ、今は赤ちゃん整体で少しでも多くの赤ちゃんの健やかな成長をサポートしたいという想いで日々施術にあたっています。今回は、赤ちゃんの頭の形と年齢の関係について、月齢別の変化や対応できる時期について詳しくお話ししていきます。

院長:田口

私自身の経験から、早めの対応がいかに大切かを身をもって実感しています。適切な時期を逃さないためにも、月齢ごとの特徴をしっかり理解しておきましょう

目次

赤ちゃんの頭の骨は何歳まで柔らかいのか

赤ちゃんの頭の骨がいつまで柔らかいのかを知ることは、頭の形を整えるためにとても重要なポイントです。生まれたばかりの赤ちゃんの頭蓋骨は、複数の骨が緩やかに結びついている状態で、大泉門や小泉門と呼ばれる骨のない部分が存在します。この柔らかさがあるからこそ、出産時に産道を通ることができるのです。

頭の骨の小泉門は生後2ヶ月から遅くとも4か月、大泉門は1歳半〜2歳までに閉じてしまいます。この時期を過ぎると頭の形を変えることが難しくなってきます。さらに、頭蓋骨の縫合が固まり始めるのは3歳前後、骨自体がしっかりと固まってくるのは6歳前後とされています。

つまり、頭の形を自然な方法で整えるためには、生後6ヶ月頃までが最も効果的な時期であり、遅くとも7か月までには何らかの対応を始めることが望ましいのです。この月齢を過ぎると、大きな改善が次第に難しくなっていきます。

月齢別に見る赤ちゃんの頭の形の変化

赤ちゃんの頭の形は月齢によって大きく変化していきます。ここでは、生後0ヶ月から1歳過ぎまでの変化を詳しく見ていきましょう。

生後0〜2ヶ月頃の頭の形

生まれたばかりの赤ちゃんの頭は、出産時の圧迫により一時的に変形していることがあります。特に吸引分娩や難産だった場合は、その影響で頭が縦に長くなっていたり、左右非対称になっていたりすることも珍しくありません。私の次男もまさにこの状態でした。

この時期の頭蓋骨は板状の骨同士がまだ完全にくっついておらず、非常に柔らかい状態です。寝ている時間が長いため、向き癖によって頭の形が変わりやすい特徴があります。この時期から向き癖に気をつけることが、将来の頭の形を左右すると言っても過言ではありません。

生後3〜5ヶ月頃の頭の形

あお向けで過ごす時間が長いこの月齢では、床や寝具に頭が触れるため、向き癖による頭のゆがみが最も目立ちやすい時期です。実際、生後4ヶ月時点で約20%の赤ちゃんに頭蓋変形が確認されるというデータもあります。

後頭部が平らになる絶壁や、左右非対称の斜頭症が気になり始めるのもこの頃です。頭の骨と骨の間が徐々にしっかりしてきますが、まだ十分に柔らかいため、この時期に適切な対応を始めることで改善の可能性が高まります。

生後6〜8ヶ月頃の頭の形

寝返りを打ったり、おすわりができるようになったりと、赤ちゃんの活動が活発になる時期です。あお向けでいる時間が短くなるため、向き癖による頭のゆがみが以前ほど気にならなくなることもあります。

ただし、この時期を過ぎると頭蓋骨が徐々に固まり始めるため、生後7ヶ月を過ぎると自然改善が難しくなるとされています。もし頭の形が気になる場合は、この時期までに専門家に相談することをお勧めします。

生後9〜11ヶ月頃の頭の形

はいはいやつかまり立ちをするようになり、赤ちゃんはさらに活発に動くようになります。頭のサイズが大きくなり、形も徐々に安定し始める時期です。軽度の変形であれば自然な丸みを帯びてきたと感じられることもあるでしょう。

しかし、中等度以上の変形がある場合は、この時期になっても残ってしまう可能性が高くなります。髪の毛が生えそろってくると見た目には目立たなくなることもありますが、根本的な形の変形は残ったままです。

1歳〜2歳頃の頭の形

頭の大きさは生まれた頃のほぼ2倍になっています。1歳半から2歳頃には大泉門が閉じ、頭蓋骨の形がほぼ固まってしまいます。この年齢以降、頭の形のゆがみが残ることも多く、将来的に帽子やメガネがフィットしにくい、ヘアスタイルが決まらないといった問題が生じる可能性があります。

髪の毛が生えそろってくれば見た目には気にならなくなることもありますが、左右差が大きい場合は運動能力や噛み合わせ、聴力への影響が出る可能性も指摘されています。

年齢別の対応可能な治療方法

赤ちゃんの頭の形を改善するための方法は、年齢によって選択肢が異なります。ここでは、月齢ごとに適した対応方法をご紹介します。

生後3ヶ月までの対応

この時期は頭蓋骨が最も柔らかく、育児習慣の見直しだけでも十分な効果が期待できます。寝る向きを頻繁に変える、抱っこの向きを一定にしない、タミータイム(うつ伏せ時間)を取り入れるといった日常的なケアが有効です。

ただし、取り組みは、早ければ早い方が改善しやすいため少しでも気になることが見られる場合は、早めに専門家に相談することをお勧めします。この時期からの介入が、その後の改善効果を大きく左右します。

生後3〜6ヶ月の対応

この時期は頭の形を整えるための最も効果的な期間です。育児習慣の見直しに加えて、専門的な施術を受けることで改善の可能性が高まります。ヘルメット治療を検討される方もいらっしゃいますし、当院のような整体での施術を選ばれる方もいらっしゃいます。

当院では、ヘルメット治療を否定することなく、赤ちゃんにとっての最善を一緒に探すスタンスで向き合っています。実は、ヘルメット治療中の方も大歓迎です。なぜなら、ヘルメット治療では頭の形を外側から整えることはできても、向き癖やそり返りなどの身体の緊張を取ることはできないからです。身体の緊張が残ったままだと、せっかくヘルメットで形を整えても、また同じ方向に向いてしまう可能性があります。

もちろん、ヘルメット治療以外の方法を探している方も大歓迎です。国家資格を持つ院長が、赤ちゃんの繊細な身体に対して安全かつ効果的なアプローチを行います。

生後7ヶ月以降の対応

生後7ヶ月を過ぎると、頭蓋骨が徐々に固まり始めるため、改善が難しくなってきます。ヘルメット治療も効果が期待できなくなる時期です。ただし、専門的な施術によって可能な限りの改善を図ることは可能です。

この時期を過ぎてしまった場合でも、諦める必要はありません。当院では遅くとも2歳までであれば、改善のための施術を提案しています。私自身の息子のように完全に治せなかったとしても、少しでも改善できる可能性があれば、全力でサポートさせていただきます。

いつまでに相談すべきか

赤ちゃんの頭の形で悩んでいる方にとって、最も知りたいのは「いつまでに相談すべきか」ということではないでしょうか。結論から言うと、気になった時点ですぐに相談することが最善です。

病院やかかりつけ医で「様子見」と言われたとしても、不安が残る場合は別の専門家に相談することをお勧めします。なぜなら、適切な時期を逃してしまうと、その後の改善が非常に難しくなってしまうからです。特に生後6ヶ月までが対応可能な目安とされており、この時期を過ぎると選択肢が限られてしまいます。

  • 生後3ヶ月までに気づいた場合は、すぐに対応を始めることで自然な改善が期待できます
  • 生後3〜6ヶ月は最も効果的な治療期間であり、専門的な介入を検討すべき時期です
  • 生後7ヶ月以降は改善が小さくなりますが、可能な限りの対応を行うことが重要です
  • 1歳半から2歳頃には頭蓋骨が固まるため、それまでに何らかの対応をすることが望ましいです

写真を撮る時に角度を気にしてしまう、左右非対称が目立つ、後頭部の絶壁が気になるといった悩みをお持ちの方は、一日でも早くご相談ください。

ヘルメット治療と整体の併用について

ヘルメット治療を検討されている方、またはすでに始められている方からもご相談をいただくことがあります。当院では、ヘルメット治療を否定するのではなく、赤ちゃんにとっての最善の方法を一緒に考えるというスタンスを大切にしています。

ヘルメット治療は頭の形を外側から物理的に整える方法として有効ですが、向き癖やそり返りなどの身体の緊張そのものを取り除くことはできません。身体に緊張が残ったままだと、いつも同じ方向に首を向けてしまったり、特定の姿勢を取り続けたりする原因になります。

そのため、ヘルメット治療中の方でも整体施術を併用することで、身体の緊張を取り除き、より効果的に頭の形を整えることができます。もちろん、ヘルメット治療以外の方法をお探しの方も大歓迎です。赤ちゃん一人ひとりの状態に合わせて、最適なアプローチをご提案させていただきます。

年齢を過ぎてしまったらどうするか

もし適切な治療時期を過ぎてしまった場合でも、完全に諦める必要はありません。6歳前後までは頭蓋骨の癒合が完全には終わっていないため、改善の可能性は残されています。

ただし、年齢が上がるにつれて改善の幅は限定的になっていきます。そのため、できるだけ早い段階での対応が重要です。当院では、お子様の年齢や頭の形の状態を詳しく検査した上で、最適な施術プランをご提案しています。

また、見た目の問題だけでなく、将来的な発達や機能面への影響も考慮する必要があります。重度の左右差がある場合は、運動能力や聴力、噛み合わせに影響する可能性があるため、専門的な検査と診断が何より重要になります。

まとめ

赤ちゃんの頭の形と年齢の関係について詳しく解説してきました。頭蓋骨が柔らかい生後6ヶ月までが最も効果的な対応時期であり、1歳半から2歳頃には頭の形がほぼ固まってしまいます。月齢別の変化を理解し、適切なタイミングで専門家に相談することが、お子様の将来のためにとても大切です。

私自身が次男の斜頭を完全に治すことができなかった経験から、一人でも多くの赤ちゃんとそのご家族に早めの対応の大切さをお伝えしたいと思っています。「このまま様子を見ていいのか」「いつまでに何をすべきか」と不安を感じている方は、一人で悩まずにお気軽にご相談ください。

ヘルメット治療を検討されている方も、すでに始められている方も、ヘルメット以外の方法をお探しの方も、どなたでも大歓迎です。当院では国家資格を持つ院長が、丁寧な検査と説明を通じて、お子様の頭の形の状態を明確にし、最適な施術プランをご提案いたします。赤ちゃんの大切な成長期を逃さないためにも、早めの相談が何よりも重要です。あなたのご来院を心からお待ちしています。


院長:田口

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