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絶壁・斜頭症に効果的!赤ちゃんの頭の形を改善する体操4ステップ

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赤ちゃんの後頭部が平らになっていたり、左右どちらかに頭が歪んでいたりして、このまま大きくなったらどうしようと不安になっていませんか。絶壁や斜頭症は多くの赤ちゃんに見られる症状ですが、適切な体操とケアを行うことで改善が期待できます。

実は赤ちゃんの頭蓋骨は驚くほど柔らかく、生後数ヶ月の間はまだ形を整えやすい時期です。まずは自宅でできる体操から始めてみませんか。当院では赤ちゃんの頭の形に悩むママやパパからの相談を数多く受けてきましたが、正しい体操を継続することで嬉しい変化が見られるケースがたくさんあります。

院長:田口

我が子の頭の形を少しでも良くしてあげたい、そんな気持ちに寄り添います

目次

なぜ絶壁や斜頭症になるのか

赤ちゃんの頭が絶壁になったり斜めに歪んだりする原因は、主に同じ方向ばかり向いて寝ることによる圧迫です。仰向け寝が推奨されるようになってから、海外では頭の変形の発生率が約47%にまで増加したという報告もあります。特に生後3ヶ月頃までは頭蓋骨が非常に柔らかいため、継続的な圧迫により簡単に形が変わってしまうのです。

絶壁は後頭部が平らになる短頭症、斜頭症は左右非対称になる状態を指します。どちらも病気ではありませんが、ヘルメット治療が開始できるのは現状で7か月くらいまで、さらに放置すると1歳半から2歳頃に頭蓋骨が固まってしまい、その形のまま成長することになります。だからこそ早めの対応が大切なのです。

体操を始める前に知っておきたい大切なこと

体操を実践する前に、必ず知っておいていただきたいことがあります。それは赤ちゃんの体はとてもデリケートだということです。少しの触れるような刺激でも十分な効果が期待できます。一方で強すぎる刺激を入れると緊張してしまい逆効果になることも。大人が考えている以上に優しく触ることがなによりも大切なのです。

手のひら全体を使って、羽が触れるくらいの優しさ(5gタッチ)で接することを心がけてください。赤ちゃんが気持ち良さそうにしている、ニコニコしている、リラックスしているという反応が見られる範囲で行うことが基本です。また体操は必ず赤ちゃんの機嫌が良い時に行いましょう。お腹が空いている時や眠たい時、授乳直後は避けてください。またママやパパもお疲れの時は無理はなさらずできるときで構いません。

【ステップ1】タミータイムで後頭部への圧迫を解放する

最初のステップは、タミータイムと呼ばれるうつぶせ遊びです。これは絶壁や斜頭症の改善に最も効果的な方法のひとつで、後頭部への圧迫を解放しながら首や背中の筋肉を強化できます。首が座る前の赤ちゃんでも、生後1ヶ月頃から安全に始められます。

授乳後を避けて機嫌の良い時間に、赤ちゃんを短時間うつぶせにしてあげましょう。最初は1回1〜2分程度で数秒づつでもこまめにやれば十分です。赤ちゃんの目の前におもちゃを置いたり、ママやパパが顔を近づけて話しかけたりすると、赤ちゃんも楽しみながら取り組めます。必ず赤ちゃんから目を離さず、嫌がる素振りを見せたらすぐに中断してください。

慣れてきたら徐々に時間を延ばしていき、生後3〜4ヶ月頃には1日合計で30分~40分程度を目標にしましょう。毎日コツコツと続けることで、後頭部の圧迫が減り、頭の形が徐々に整っていきます。

【ステップ2】体位変換と環境調整で向き癖を改善する

2つめのステップは、寝かせる位置や環境を工夫して向き癖を改善することです。赤ちゃんは明るい方向や人の動きが見える方向を向く習性があるため、これを利用して自然と色々な方向を向くように促します。

ベッドの向きを変えてみたり、寝かせる際の頭と足の方向を日替わりで入れ替えてみたりしましょう。向き癖と反対側におもちゃを置いたり、話しかける方向を変えたりすることも効果的です。授乳や抱っこの際も左右バランスよく行うことを意識してください。

バスタオルを使った体位変換もおすすめです。4つ折りにしたバスタオルをぐるぐる巻きにして、赤ちゃんの背中の下に入れることで、自然と向きを変えることができます。ただし赤ちゃんが苦しくないよう、常に様子を見守ることが大切です。

【ステップ3】引き起こし体操で全身のバランスを整える

3つめのステップは、引き起こし体操です。これは仰向けに寝かせた赤ちゃんの両手を優しく持って、ゆっくりと起こす動作を繰り返す方法です。この動作によって全身の筋肉がバランスよく使われ、向き癖の改善が期待できます。

首が座る前の赤ちゃんには、必ず頭を支えながら行ってください。力を入れすぎず、赤ちゃんの自然な動きをサポートする程度にとどめましょう。赤ちゃんが笑顔を見せたり、楽しそうにしている範囲で行うのが理想的です。1回5〜10回程度を1日2〜3セット行うと良いでしょう。

この体操は全身の協調性を高めるだけでなく、首周りの筋肉をバランスよく使うため、絶壁や斜頭症の改善に効果的です。ただし焦りは禁物です。赤ちゃんのペースに合わせて、ゆっくりと優しく行いましょう。

【ステップ4】足と背中の体操で身体全体を整える

最後のステップは、足と背中の体操です。意外に思われるかもしれませんが、足の体操も頭の形の改善に役立ちます。赤ちゃんを仰向けに寝かせて、両足首をそっと握り、股関節から軽く曲げたり伸ばしたりする動作を繰り返します。

この動きによって骨盤周りの筋肉がリラックスし、結果として全身のバランスが整いやすくなります。左右交互に足を動かすことで、身体全体の協調性も高まります。ただしここでも優しさが何より大切です。強く引っ張ったり急激に動かしたりせず、ゆったりとしたリズムで行いましょう。

また背中を優しく撫でるマッサージも効果的です。入浴後など身体が温まっている時に、手のひら全体を使って背中を優しく撫でてあげましょう。触れる程度の優しい刺激で十分ですので、決して力を入れすぎないようにしてください。背骨に沿って上から下へ、またはその逆方向にゆっくりと撫でることで、赤ちゃんはリラックスして全身の緊張が和らぎます。

体操を続けるためのポイント

4つのステップをご紹介しましたが、すべてを完璧に行う必要はありません。赤ちゃんの機嫌や生活リズムに合わせて、できることから始めてみましょう。最初はステップ1のタミータイムとステップ2の体位変換から始めて、慣れてきたら他のステップも取り入れていくという方法でも十分です。ママやパパも自分を労りながら無理せずおこなってください。

継続することが最も重要ですが、無理は禁物です。嫌がる日は無理に続けず、別の日に改めて挑戦しましょう。また室温も大切です。寒すぎると筋肉が緊張してしまいますし、暑すぎると不快に感じます。快適な温度に保ち、赤ちゃんがリラックスできる環境を整えてあげましょう。

音楽を流したり、優しく声をかけたりしながら行うと、赤ちゃんも楽しい時間として受け入れてくれます。毎日少しずつでも続けることで、確実に効果が現れてきます。

体操だけでは改善しない場合もある

ここまでご紹介した4つのステップは、確かに絶壁や斜頭症の改善に役立つ方法です。しかし実際には、これらを毎日実践しているのになかなか改善が見られないというケースもあります。なぜなら向き癖の根本原因が身体の深い部分にあることがあるからです。

例えば骨盤の歪みや背骨のバランスの乱れが全身の緊張を生み出し、それが向き癖として現れているケースがあります。この場合、表面的な対処だけでは根本的な解決にはなりません。また中等度以上の変形や生後6ヶ月を過ぎている場合は、自宅での体操だけでは改善が難しいこともあります。

当院での専門的なサポート

当院では赤ちゃんの頭の形の問題に対して、単なる体操指導だけでなく身体全体のバランスを整える施術を行っています。まず詳細な検査によって、なぜその向き癖が生じているのか、どこに身体の緊張や歪みがあるのかを明らかにします。

施術は赤ちゃんの身体に優しく、痛みを伴わない方法で行います。私たちは常に「赤ちゃんの体はとてもデリケート」という認識を持ち、触れる程度の優しい刺激で身体を調整していきます。国家資格を持つ院長が検査から施術まで一貫して担当し、乳幼児への施術経験も豊富ですのでご安心ください。

多くの場合、施術後すぐに向き癖が改善したり、身体の動きがスムーズになったりする変化が見られます。またご自宅でのケア方法についても、お子さまの状態に合わせた具体的なアドバイスをさせていただきます。

早めの対応が将来を変える

赤ちゃんの頭の形は、生後早い時期ほど改善しやすく、対応が遅れるほど改善が難しくなります。1歳半から2歳頃には頭蓋骨が固まってしまい、その形のまま成長することになってしまうのです。将来的に帽子やメガネがフィットしない、ヘアスタイルが決まらないといった見た目の問題だけでなく、重度の左右差がある場合は運動能力や聴力への影響も懸念されます。

だからこそ「様子を見ましょう」と言われても、その間に適切なケアを続けることが大切です。今回ご紹介した4つのステップを、まずは1週間続けてみてください。小さな変化でも見られたら、それは確実に改善に向かっている証拠です。

当院では開院以来、数多くの赤ちゃんの頭の形の改善をサポートしてきました。「施術3回目で頭の形が丸くなった」「向き癖がなくなり左右をバランスよく見るようになった」「股関節のシワの左右差もなくなった」といった喜びの声をたくさんいただいています。

絶壁や斜頭症で悩んでいるなら、一人で抱え込まずにいつでもご相談ください。お子さまの将来のために、今できることを一緒に考えていきましょう。私はこれまでの経験をすべて活かして、お子さまとご家族のために最善を尽くします。4つのステップの正しいやり方や優しい触れ方についても、丁寧にお伝えいたします。


院長:田口

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