梨状筋症候群

梨状筋症候群とは

梨状筋症候群は、お尻の奥深くに位置する梨状筋という筋肉が異常に緊張することで発症します。この筋肉は股関節を支える重要な役割を果たしており、梨状筋に問題が生じると、すぐそばを通る坐骨神経が圧迫されます。

坐骨神経はゴムホース程度の太さがある人体最大級の神経で、腰から足先まで伸びています。梨状筋による圧迫により、お尻から太ももの後ろ側、時にはふくらはぎや足先まで痛みやしびれが広がります。

日本では坐骨神経痛に関連する症状として、腰痛患者が約3,000万人存在し、坐骨神経痛の発症頻度は人口の1.6〜43％とされています。梨状筋症候群は坐骨神経痛の一種で、デスクワークが多い現代社会では潜在的な患者数は相当数に上ると推測されます。当院でも多くの梨状筋症候群の方がご来院されています。

梨状筋症候群を適切に治療せずに放置すると、痛みやしびれが慢性化するだけでなく、日常生活に深刻な影響を与える可能性があります。初期段階では軽い違和感程度だった症状が、時間の経過とともに下半身の筋力低下や歩行困難を引き起こします。

痛みをかばうことで体全体のバランスが崩れ、腰痛や股関節痛、反対側の足への負担増加など二次的な問題も発生します。最悪の場合、歩行障害が生じて外出や社会参加が制限され、生活の質が著しく低下する恐れもあります。

梨状筋症候群の原因

開院以来、当院には梨状筋症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、梨状筋症候群の原因はひとつではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

梨状筋症候群の原因として次のものが挙げられます。

梨状筋症候群はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。梨状筋症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

梨状筋症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

痛み止めは一時的な症状の除去にとどまり、根本原因の解決には至らないため再発リスクが高くなります。

より強い鎮痛薬へとシフトしていく傾向になるため、眠気・便秘・吐き気・めまいなどの副作用も気になるところです。

リハビリテーション

効果を得るためには長期間の継続が必要で、適切な負荷調整や専門家の指導なしでは悪化する可能性があります。

また、筋肉の状態や可動域に個人差があるため、画一的な運動プログラムでは効果に限界があります。

神経ブロック注射

ブロック効果により数時間は力が入りにくくなり歩行困難になる場合があり、根本治療ではないため効果は一時的です。

侵襲的な治療であり、術後の合併症リスクや長期間のリハビリが必要で、必ずしも完治が保証されるわけではありません。

梨状筋症候群を改善するために

まずは検査によってあなたの梨状筋症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えてしまえば一時的に良くなったとしても、根本から改善することはないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、梨状筋症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格者を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が改善率をアップさせます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

梨状筋症候群のQ＆A

梨状筋症候群は自然に治りますか？

軽度の症状であれば安静や生活習慣の改善で自然治癒する場合もありますが、多くは適切な治療を行わないと慢性化し、症状が悪化する傾向があります。

梨状筋症候群の人がやってはいけないことは？

長時間の座位継続、お尻を圧迫するような姿勢、急激な運動や無理なストレッチは症状を悪化させる可能性があるため避けるべきです。

梨状筋症候群と坐骨神経痛の違いは何ですか？

坐骨神経痛は症状の総称で、梨状筋症候群はその原因の一つです。梨状筋による神経圧迫が原因の坐骨神経痛が梨状筋症候群となります。

どのくらいの期間で改善が期待できますか？

症状の程度や治療法により異なりますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善が期待できます。早期治療が重要です。

手術以外に根本的な治療法はありますか？

筋肉の緊張緩和、骨盤矯正、姿勢改善、適切な運動療法を組み合わせることで、手術を行わずに根本的な改善が期待できます。

日常生活で気をつけるべきポイントは？

正しい姿勢の維持、定期的な体位変換、適度な運動、お尻への圧迫を避ける座り方などが重要です。デスクワーク時は30分以内に一度の休憩を心がけましょう。

梨状筋症候群で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと梨状筋症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

梨状筋症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。