
院長:田口お気軽にご相談ください!
こんにちは、たぐち整骨院の田口です。帝王切開で出産されたお母さんから「産道を通っていないのに、なぜうちの子の頭が変形してきたのでしょうか」というご相談を本当によくいただきます。生後3ヶ月の健診で後頭部が平らになっていることに気づいたとき、「帝王切開だったのにどうして」と戸惑う気持ち、とてもよくわかります。
実は当院でも赤ちゃんの頭の形でお悩みの保護者の方が数多く来院されていますが、その中には帝王切開で出産されたお母さんも少なくありません。帝王切開だからきれいな丸い頭のはずなのに、なぜ変形してしまうのか。その理由と正しい対処法について、これまでの臨床経験からお話ししていきます。


帝王切開で生まれた赤ちゃんの頭の形が変わってしまうのには、きちんとした理由があります


帝王切開で生まれた赤ちゃんは、産道を通らないため出生時の頭の形はきれいな丸い形をしていることが多いのは事実です。吸引分娩や鉗子分娩のように、器具によって頭に圧力がかかることもありません。ところが生後数週間から数ヶ月が経つうちに、頭が平らになったり左右非対称になったりするケースが意外と多いのです。
これは帝王切開が原因ではなく、生まれた後の生活環境や赤ちゃんの姿勢が大きく関係しています。帝王切開で出産したお母さんの中には「帝王切開だったから頭の形はきれいなはず」という先入観があり、かえって変形に気づくのが遅れてしまうケースも見られます。むしろ帝王切開だったからこそ、出生後の変形がより目立ちやすいともいえるのです。
自然分娩で生まれた赤ちゃんの多くは、産道を通る際の圧迫によって出生直後の頭が一時的に長細くなっています。これは産瘤と呼ばれる状態で、数日から数週間で自然に丸くなっていきます。一方で帝王切開の赤ちゃんは、最初から丸い形をしているため、生後の変形がより分かりやすく見えてしまうのです。
開院以来、当院には帝王切開で出産された保護者の方からのご相談が数多く寄せられています。これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、帝王切開で生まれた赤ちゃんの頭の変形は、出産方法ではなく生後の環境や習慣が原因ということです。
最も多い原因が向き癖です。赤ちゃんには生まれつき向きやすい方向があり、いつも同じ方向を向いて寝る習慣がついてしまいます。新生児期から生後6ヶ月頃までは1日の大半を寝て過ごすため、同じ部分ばかりが圧迫され続けることで頭が変形していきます。帝王切開で生まれた赤ちゃんは出生時の頭の形がきれいなので、この向き癖による変形がより顕著に現れるのです。
帝王切開を選択した理由が逆子や骨盤位だった場合、すでに胎内で頭に圧力がかかっていた可能性があります。また双子などの多胎妊娠や初産で子宮が小さい場合も、胎内で赤ちゃんの頭に圧迫がかかっていることがあります。この場合は出生時には目立たなくても、生後の向き癖と相まって徐々に変形が進行することがあるのです。
首の筋肉である胸鎖乳突筋が緊張して硬くなる筋性斜頸も、頭の形の変形を引き起こす原因のひとつです。筋性斜頸があると赤ちゃんは物理的に特定の方向しか向けなくなり、結果として頭の形が変形してしまいます。帝王切開の有無にかかわらず発生しますが、向き癖の背景に筋性斜頸が隠れているケースは少なくありません。
当院に来院される帝王切開で出産されたお母さんの多くが、ある共通した誤解を持たれていることに気づきました。それは「帝王切開だから頭の形は大丈夫」という思い込みです。
確かに帝王切開では産道を通らないため、出生直後の頭の形はきれいです。しかし赤ちゃんの頭蓋骨は生後1歳半から2歳頃まで非常に柔らかく、外からの圧力で簡単に変形してしまうのです。むしろ帝王切開だったからこそ、生後の環境や姿勢に注意を払う必要があります。
帝王切開で生まれた赤ちゃんの保護者の方は、「産道を通っていないから」という安心感から、頭の形の変化に気づくのが遅れる傾向があります。生後3ヶ月から4ヶ月頃になってようやく「あれ、後頭部が平らになっている」と気づくケースが多いのです。ところが頭蓋骨が最も柔らかく矯正しやすい時期は生後6ヶ月までです。気づいた時にはすでに変形が進行してしまっていることも少なくありません。
帝王切開で出産されたお母さんも、適切なケアを行うことで赤ちゃんの頭の形を整えることができます。大切なのは早めに気づいて正しい対応をすることです。
これらの工夫によって、赤ちゃんが自然と両方向を向くような環境を作ることができます。無理に頭を固定するのではなく、興味のある方向へ自然と向きたくなる状況を作ることがポイントです。
起きているときに保護者の監視下でうつ伏せの時間を作ることも効果的です。生後1ヶ月頃から、赤ちゃんが機嫌の良いときに1日数分からスタートしましょう。これは頭への圧迫を減らすだけでなく、首や肩、背中の筋肉を鍛える効果もあります。帝王切開で出産したお母さんの中には、お腹の傷が気になって赤ちゃんを抱っこすることに不安を感じる方もいますが、体調が落ち着いてきたら積極的に取り入れてみてください。
起きているときはできるだけ抱っこしてあげることで、頭への圧迫時間を減らせます。特に首が座ってきたら縦抱きも取り入れましょう。帝王切開の傷が痛む場合は、授乳クッションなどを活用して無理のない姿勢を見つけることが大切です。
家庭でのケアを続けても改善が見られない場合や、以下のような状態が見られる場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
単なる向き癖ではなく、首の筋肉の緊張が原因の筋性斜頸である可能性もあります。この場合は環境を整えるだけでは改善が難しく、専門的な施術が必要になります。当院では赤ちゃんの繊細な身体に対して、5gタッチといわれる優しい圧で筋肉の緊張を緩めていく施術を行っています。
中等度以上の変形がある場合は、ヘルメット治療も有効な選択肢のひとつです。ヘルメット治療は生後3ヶ月から7ヶ月までという限られた期間に行う形状誘導療法で、頭の形を物理的に矯正する効果があります。自費診療で約45万円から60万円の費用がかかりますが、医療費控除の対象になります。
ヘルメット治療を既に開始されている方、あるいは検討されている方も、当院の施術と併用することでより良い結果が期待できます。なぜならヘルメット治療は頭の形を物理的に整えることには優れていますが、向き癖やそり返りなどの身体の緊張を取ることはできないからです。頭の形を整えながら、同時に身体全体のバランスも整えることで、お子さまにとって最善のアプローチとなります。
もちろん、ヘルメット治療以外の方法をお探しの方も大歓迎です。お子さまの状態や保護者の方の考え方、生活スタイルに合わせて、最適な方法を一緒に考えていきましょう。
実は私自身も3人の子供の父親で、次男が吸引分娩で生まれました。次男は向き癖が強く、当時の私は赤ちゃんについての詳しい知識がなかったため、整体の開始時期が遅くなってしまいました。その結果、息子の斜頭を完全に治すことができなかった経験があります。
この経験から、早期の対応がいかに大切かを身をもって痛感しました。もっと早く気づいて適切な対応をしていれば、もっと良い結果が得られたはずです。だからこそ今、赤ちゃん整体を通じて、少しでも多くの赤ちゃんの健やかな成長をサポートしたいと強く思っています。
私のような後悔を他の保護者の方にしてほしくない。その想いが、当院の赤ちゃん整体の原点になっています。
当院では国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任を持って担当しています。帝王切開で出産されたお母さんのご相談も数多く受けており、赤ちゃんの頭の形だけでなく、向き癖や筋性斜頸などの根本原因を見つけ出し、適切な施術プランをご提案しています。
まずは詳細な検査によって、お子さまの頭の形の状態と原因を明らかにします。単なる向き癖なのか、筋性斜頸が関係しているのか、胎内での圧迫の影響が残っているのか。一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには専門的な検査と診断が何より重要になります。
赤ちゃんの身体は繊細です。当院では豊富な経験と確かな技術で、安全かつ効果的な施術を提供しています。帝王切開の傷がまだ痛むお母さんも、無理のない姿勢でお子さまを連れてきていただけるよう配慮しています。生後1ヶ月から施術可能ですので、早めのご相談をおすすめします。
ヘルメット治療を既に始めている方も、ぜひご相談ください。ヘルメットで頭の形を整えながら、当院の施術で向き癖やそり返り、身体の緊張を取り除くことで、より快適に過ごせるようサポートします。赤ちゃんにとって最善の方法を、一緒に探していきましょう。
帝王切開で出産されたからといって、頭の形の変形と無縁というわけではありません。むしろ出生時の頭の形がきれいだからこそ、生後の変化により敏感になる必要があるのです。頭蓋骨が柔らかい時期は限られています。生後7ヶ月を過ぎると改善変化が少なくなり、1歳半から2歳頃には固まってしまいます。
「帝王切開だったのになぜ」と一人で悩まず、気になることがあればいつでもご相談ください。ヘルメット治療を検討中の方も、既に始めている方も、他の方法をお探しの方も、すべての方を心から歓迎します。当院では検査によって現在の状態を正確に把握し、赤ちゃんの身体に負担をかけない方法で最善のアプローチを一緒に考えていきます。
私自身の後悔を糧に、お子さまの健やかな成長のために全力でサポートさせていただきます。一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

