
院長:田口お気軽にご相談ください!
こんにちは、たぐち整骨院の田口です。出産という大仕事を終えてほっとしたのも束の間、赤ちゃんの頭の形を見て不安になってしまったという方からのご相談が本当に増えています。特に吸引分娩で出産された方から「頭が尖っていて心配」「このまま治らないのでは」というお悩みをたくさんいただきます。初めての出産で吸引分娩になり、赤ちゃんの頭を見るたびに「私のせいかもしれない」と自分を責めてしまう気持ち、本当によくわかります。
実は私自身、3人の子供の父親なのですが、次男が吸引分娩で生まれました。生まれてすぐから向き癖が強く、いつも同じ方向ばかり向いて寝ていたのです。当時の私は整骨院を開業していたものの、赤ちゃんの頭の形に関する専門的な知識が不足していて、整体を始めるタイミングが遅くなってしまいました。その結果、息子の斜頭を完全に治すことができなかったのです。この経験が、今の私が赤ちゃん整体に力を入れている理由です。同じような後悔を保護者の方にしてほしくない、少しでも多くの赤ちゃんの健やかな成長をサポートしたいという想いで、日々施術に取り組んでいます。


自分の息子で経験した後悔があるからこそ、一人でも多くの赤ちゃんとそのご家族をサポートしたいと考えています


吸引分娩は、赤ちゃんの頭に吸引カップを装着して陰圧をかけながら、お母さんの陣痛に合わせて赤ちゃんを引き出す分娩方法です。赤ちゃんやお母さんに何らかのリスクがあり、自然な分娩が難しいと判断されたときに行われる医療処置で、決して異常なことではありません。日本では約5〜10%の出産で吸引分娩が行われており、医師が母子の安全を最優先に考えて選択した方法なのです。
吸引分娩で頭の形が変形するのは、吸引カップを装着した部分に強い圧力がかかるためです。特に頭頂部が盛り上がったり尖ったりする「産瘤」と呼ばれる状態になることが多く、中には「エイリアンのような形」と表現される方もいらっしゃいます。赤ちゃんの頭蓋骨はまだ柔らかく、複数の骨が組み合わさっている状態なので、外からの圧力で簡単に形が変わってしまうのです。
ただし、この変形の多くは一時的なものです。産瘤は通常、生後数日から1週間程度で自然に消失していきます。ところが、吸引分娩による影響はそれだけではありません。出産時に加わった圧力が首や背中の筋肉の緊張を引き起こし、それが向き癖の原因となることがあるのです。私の次男もまさにこのケースでした。この向き癖により同じ方向ばかり向いて寝るようになると、今度は寝姿勢による頭の変形が進行してしまいます。
吸引分娩の後に見られる頭の形の変化にはいくつかのパターンがあります。最も多いのが吸引カップを装着した部分が盛り上がる産瘤です。これは皮下組織に体液が溜まった状態で、触ると柔らかくぶよぶよしています。通常は出生後数日で自然に吸収されていきますので、過度な心配は必要ありません。
次に多いのが頭全体が前後に長くなる長頭症です。これは産道を通る際に頭が圧迫されて起こる変形で、吸引分娩に限らず自然分娩でも見られます。生後1〜2ヶ月程度で徐々に丸みを帯びてくることが多いですが、向き癖があると改善が遅れることがあります。
そして問題になりやすいのが、吸引分娩後の向き癖から発展する斜頭症や短頭症です。斜頭症は頭が左右非対称になる状態で、片方の後頭部だけが平らになったり、耳の位置が左右でずれて見えたりします。短頭症は後頭部全体が平らになる絶壁頭のことです。これらは吸引分娩そのものではなく、出産時に生じた筋肉の緊張や向き癖が原因で進行していく変形なのです。
吸引分娩による産瘤や一時的な変形は、多くの場合生後1〜3ヶ月程度で自然に改善していきます。医療機関でも「様子を見ましょう」と言われることが多いのはこのためです。ただし、これはあくまで軽度の変形に限った話です。中等度以上の変形、特に左右差が大きい場合や向き癖が強い場合は、自然改善が期待できないことも少なくありません。
頭蓋骨が柔らかく矯正しやすい時期は限られています。生後7ヶ月を過ぎると頭の成長速度が緩やかになり、改善変化が少なくなっていきます。そして1歳半から2歳頃には頭蓋骨が固まってしまい、その形のまま成長してしまうのです。だからこそ、早めの評価と対応が何より重要になります。私自身、次男の対応が遅れてしまったことを今でも後悔しています。もっと早く専門的な知識があれば、もっと良い結果を出せたはずだと感じているのです。
治療が必要かどうかの判断は専門家に相談することをおすすめします。以下のような場合は特に早めの相談が必要です。
当院では国家資格を持つ私が検査から施術まで一貫して担当し、赤ちゃんの繊細な身体に対して5gタッチといわれる安全かつ効果的な施術を提供しています。
吸引分娩で出産した赤ちゃんに特に注目すべきなのが、出産時に生じた首や背中の筋肉の緊張です。吸引カップで引き出される際、赤ちゃんの首には想像以上の負担がかかります。この負担が筋肉の緊張として残ってしまうことがあるのです。次男の場合も、まさにこの筋肉の緊張が強い向き癖の原因になっていました。
筋肉が緊張すると、赤ちゃんは特定の方向を向くのが楽になり、逆方向を向くのが辛くなります。これが向き癖の正体です。環境を整えても、おもちゃで気を引いても、赤ちゃんが一方向ばかり向いてしまうのは、単なる癖ではなく身体的な理由があるケースが多いのです。特に胸鎖乳突筋という首の筋肉が緊張している筋性斜頸の状態では、物理的に首が一方向に傾いてしまいます。
この筋肉の緊張を放置すると、向き癖がどんどん強くなり、その結果として頭の変形も進行してしまいます。逆に言えば、この筋肉の緊張を適切に緩めてあげることで、向き癖が改善し、頭の形も整いやすくなるということです。当院では赤ちゃんの身体に負担をかけない優しい施術で、この筋肉の緊張を緩めていきます。
吸引分娩で出産された後、ご家庭でできるケアもたくさんあります。まず大切なのは、同じ方向ばかり向かせないことです。授乳のたびに左右を交互にする、ベビーベッドの向きを定期的に変える、おもちゃの位置を工夫するなど、赤ちゃんが自然と両方向を向きたくなる環境を整えましょう。
タミータイムと呼ばれるうつ伏せ遊びも非常に効果的です。これは寝ているときのうつ伏せ寝とは違い、赤ちゃんが起きていて保護者の監視下で行うものです。生後1ヶ月頃から、赤ちゃんの機嫌が良いときに1日数分から始めて、徐々に時間を延ばしていきます。タミータイムは頭への圧迫を減らすだけでなく、首や肩、背中の筋肉を鍛える効果もあるのです。
抱っこの工夫も重要です。縦抱きは頭への圧迫が少なく、首が座ってきたら積極的に取り入れたい方法です。また、バウンサーやチャイルドシートに長時間寝かせ続けることは避け、起きているときはできるだけ抱っこしてあげることで頭への圧迫時間を減らせます。
良かれと思って行っている対策が逆効果になることもあります。ドーナツ枕は頭の形を整えるために使われることがありますが、医学的な効果は証明されておらず、むしろ乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを高める可能性があります。日本小児科学会でも生後12ヶ月までは枕の使用を推奨していません。
また、無理に逆向きばかりに向かせようとすることも避けましょう。赤ちゃんが嫌がるほど強く頭を固定したり、泣いているのに無理に姿勢を保たせたりすると、筋肉の緊張がさらに強まって向き癖が悪化することがあります。大切なのは無理な矯正ではなく、赤ちゃんが自然と両方向を向ける環境づくりなのです。
頭の形の矯正方法として、ヘルメット治療という選択肢もあります。これはオーダーメイドのヘルメットを1日23時間、約6ヶ月間装着する形状誘導療法で、重度の変形に対して効果的とされています。ヘルメット治療は医学的に認められた方法であり、適切に行えば頭の形を整える効果が期待できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 開始時期 | 生後3〜7ヶ月(理想は3〜6ヶ月) |
| 装着時間 | 1日23時間 |
| 治療期間 | 約6ヶ月 |
| 費用 | 約45万〜60万円(自費診療、医療費控除対象) |
ただし、ヘルメット治療には一つ大きな限界があります。それは、ヘルメットは頭の形を物理的に誘導することはできても、向き癖やそり返りなどの身体の緊張は取ることができないという点です。吸引分娩後の赤ちゃんに多い首や背中の筋肉の緊張は、ヘルメットを装着しているだけでは改善されません。むしろ、筋肉の緊張が残ったままヘルメット治療を行うと、赤ちゃんが不快感を感じやすくなったり、治療効果が十分に発揮されなかったりすることもあるのです。
だからこそ、当院ではヘルメット治療を選択された方も大歓迎です。ヘルメット治療と並行して当院の施術を受けていただくことで、身体の緊張を緩め、向き癖を改善し、より良い治療効果を目指すことができます。もちろん、ヘルメット治療以外の方法を探している方も大歓迎です。赤ちゃんにとって何が最善なのかを一緒に考え、その子に合った最適なアプローチをご提案させていただきます。
当院では生後1ヶ月から赤ちゃんの頭の形の施術を行っています。吸引分娩で出産されたお子さまに対しては、特に首や背中の筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりに合わせた施術プランをご提案しています。私自身が次男で経験した後悔があるからこそ、同じような想いをする保護者の方を一人でも減らしたいという気持ちで取り組んでいます。
施術は5gタッチという非常に優しいタッチで行います。これは赤ちゃんの繊細な身体に負担をかけることなく、筋肉の緊張を緩め、頭蓋骨の自然な形成を促す方法です。施術中に泣いてしまう赤ちゃんもいらっしゃいますが、それは痛みではなく慣れない環境への反応であることがほとんどです。施術後は向き癖が改善され、両方向を向きやすくなることで頭の形も整いやすくなります。
また、当院では保護者の方への指導も大切にしています。ご家庭でできるケアの方法や抱っこの工夫、環境の整え方など、日常生活の中で取り入れられる対策を具体的にお伝えしています。施術だけでなく、ご家庭でのケアと組み合わせることで、より早い改善が期待できるのです。ヘルメット治療中の方には、ヘルメット装着時の注意点や併用することでの相乗効果についてもしっかりとご説明いたします。
最後にお伝えしたいのは、吸引分娩は決して悪いことではないということです。医師がお母さんと赤ちゃんの安全を考えて選択した最善の方法であり、その判断によって母子ともに無事に出産を終えることができたのです。頭の形が変形したことで自分を責める必要は全くありません。私の次男も吸引分娩で生まれましたが、今では元気に成長しています。
大切なのは、早めに適切な対応をすることです。私自身が経験した後悔は、対応が遅れたことによるものでした。当時の私には専門的な知識が足りず、息子のために最善を尽くせなかったのです。でも、その経験があるからこそ、今同じような状況で悩んでいる保護者の方々に寄り添うことができると信じています。
吸引分娩で出産されたお子さまの頭の形は、適切な評価と対応があれば改善が期待できます。ヘルメット治療を選択される方も、他の方法を探している方も、どちらも赤ちゃんのことを想っての選択です。当院では、どのような選択をされた方にも、その子にとっての最善を一緒に考えていきます。一人で悩んで不安な日々を過ごすよりも、専門家と一緒にお子さまにとって最善の方法を探していきませんか。当院では検査によって現在の状態を正確に把握し、赤ちゃんの身体に負担をかけない方法で最善のアプローチをご提案します。お子さまの健やかな成長のために、いつでもお気軽にご相談ください。

