「幼稚園児(小児)のチック症(まばたき)」症例

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こんにちは

院長田口です

本日もブログご覧いただきありがとうございます。

 

 

本日のブログは

「チック症の診断を受けた幼稚園児のお子さん」の症例です

 

 

チックとは、簡単に説明すると

不随意(無意識的)におこる、まばたきや手足の運動、発声などのことで

お子さんに多く起こるとされています。

原因もさまざまで単純な疲労から精神的なストレス

あるいは錐体外路といわれる中枢神経の問題までさまざまです。

詳しくはこちらを参考にしてみてください。↓ ↓

コトバンク「チックとは」

 

 

今回のケースでは

突然「まばたき」が頻発して親御さんが心配になり

ご来院されました。

当院に来院される前に、眼科さんを受診されていて

目に問題はないので、おそらくチックではないか?

と言われたとのことでした。

 

 

問診をさせていただいて、お母さんに

色々お話しを聞かせていただいたところ

数日間、テレビやゲームをしている時間が

長い時があったかもしれないとおっしゃられました。

 

 

目の疲れもあると考えられるので

検査してみようということになり、

瞳孔の収縮を見るために目に軽く光を当て

筋力検査を使って検査しました。

お子様の場合は、

筋力検査といっても本人が自覚するのは難しいので

本人で確認後、お母さんと手を繋いでもらって

お子さんの片目づつ光を当てて、

お母さんの筋力検査をします。

すると、右目に光を当てた時に

先程力が入っていた力が抜けます。

今回は、左目に光を当てても筋力は変わらず、

右目に当てると力が抜けました。

 

これはどういうことかというと、

瞳孔の動き(光の調光)は自律神経の調節作用で

動いています。

瞳孔に光を直接当てることで強制的に

瞳孔収縮を起こすことで、目に関わる

自律神経の状態を調べました。

すると右目の方に明らかに筋力の

弱化=脳の不安定化が起こりました。

 

 

 

以上解説が長くなりましたが、

検査の結果自律神経の乱れにより

瞳孔の収縮がうまくいかずに、

光が辛く感じてまばたきをしていたと

判断しました。

当院ではDRT(ダブルハンドリコイルテクニック)を

用いて、リラックスの状態を促すことを

おこないました。

施術後は、右目に光を当てても筋力も問題なくなり

肩の筋肉の圧痛(押しての痛み)、頚椎2番の圧痛もなくなりました。

あわせて、自宅でのゲームやテレビをお休みしてもらい

経過を追わせていただくことをお伝えして1回目の

施術を終えました。

 

 

数日後、お母さんが施術でご来院の際

息子さんの「まばたき改善しました!」と

喜びのご報告いただきました。

 

 

チック症と聞くと「ストレスが原因」などとネットでも

よく書かれているので、お子さんがチックになると

お母さんがご自分を責めてしまったりすることが

多くあります。ストレスといと精神的なものがイメージされますが

ストレスには「肉体的」「精神的」「物質的」「環境的」など

色々とあります。今回のケースも強い光がストレス刺激となり

お子様の目を疲れさせていたのでしょう。

それは知って氣が付けばよいことですので安心してください。

生活の中にある足元に目を向けてあげるとよいでしょう。

 

大人でもコーヒーや栄養ドリンク、エナジードリンクのとりすぎによる

カフェイン摂取過多の方や、

ヘッドフォンの大きな音で音楽を聴き続けたり

寝る前の暗い部屋でピカピカのスマホを見ていたり

氣が付かないうちに強い刺激を体にいれている

ケースはすくなくありません。

氣を付けたいものですね。自分も含めですw

 

 

身近な方がチック症でお悩みの方などいらっしゃいましたら

ぜひ一度ご相談ください。

 

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