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【向き癖はなぜ起こるの?】あまり知られていない解剖生理学的な原因とは?

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はじめまして。埼玉県草加市でたぐち整骨院・草加本院を営んでいる田口嘉朗です。今日は赤ちゃんの向き癖についてお話ししたいと思います。お子さんがいつも同じ方向ばかり向いて寝ていることに気づいて、「これって大丈夫なのかな」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

実は私自身にも忘れられない経験があります。私には3人の子どもがいるのですが、次男が吸引分娩で生まれ、生後まもない頃から向き癖がとても強い子でした。今考えれば早めに整体でケアをしてあげるべきだったのですが、当時の私はまだ赤ちゃんの身体についての知識が今ほど深くなく、施術を始めるタイミングが遅れてしまいました。結果として次男の斜頭を完全に改善することができなかったのです。

そのことが今も心に残っており、同じような思いをする親御さんを一人でも減らしたいという気持ちが、当院で赤ちゃんの頭の形の改善に力を入れている原動力になっています。ちなみに息子は現在、耳の位置も含めて発達は極めて順調で、あのとき整体をしてあげてよかったと心から実感しています。

院長:田口

自分の子どもで経験したからこそ伝えられることがあります。向き癖は原因を知って早めに動くことがとても大切です

目次

向き癖はなぜ起こるのか

向き癖とは赤ちゃんがいつも決まった方向ばかり向いて寝る状態のことで、生後1か月から4か月くらいの時期に最もよく見られます。「うちの子はなんで右ばかり向くんだろう」と不思議に思っている方もいると思いますが、向き癖は単純に一つの原因から起きているわけではありません。身体的な要因と環境的な要因が複雑に絡み合っているケースがほとんどです。

向き癖の背後にある原因を正しく理解しておくことが、適切なケアへの第一歩になります。これから詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

胎内環境による影響

赤ちゃんは生まれる前の約10か月間、お母さんの子宮の中で過ごします。この胎内環境が向き癖の遠因になることは、意外と知られていません。特に初産の場合は子宮壁が硬く赤ちゃんの頭に圧力がかかりやすいため、生まれた時点ですでに頭の形に左右差が生じていることがあります。

多胎妊娠や逆子、早産といった状況では子宮内のスペースが限られます。そのため赤ちゃんの首や頭に長時間圧迫が加わり、首の筋肉が硬くなったり頭の形が変形したりすることで、生まれてからも特定の方向を向きやすくなるのです。

出産時の外的圧力

出産は赤ちゃんにとって人生最初の大きな試練です。特に難産の場合、長時間産道に挟まれることで頭に強い圧力がかかります。また吸引分娩や鉗子分娩といった処置が行われた場合は、頭の特定部分に強い力が集中するため、向き癖や頭の形の変形の原因になることがあります。

私の次男も吸引分娩で生まれた子でした。当時は「元気に生まれてくれたから」とほっとするだけで、頭や首への影響まで気が回らなかったのが正直なところです。でも今の知識があれば、もっと早くケアをしてあげられたと思います。出産後すぐの時期から向き癖が強い場合は、こうした出産時の影響を念頭に置いてみてください。

筋性斜頚という疾患の可能性

向き癖の原因として見逃せないのが筋性斜頚という状態です。これは首の筋肉である胸鎖乳突筋が短縮したり硬くなったりすることで、首が一方向に傾いてしまう状態を指します。筋性斜頚があると赤ちゃんは物理的に首を動かしづらくなるため、結果として向き癖に発展します。

寝ているときだけでなく抱っこしているときや起きているときにも常に首が同じ方向に傾いている場合は、単なる向き癖ではなく筋性斜頚の可能性があります。この場合は専門家への相談をおすすめします。

カイロプラクターの考えるもう一つの原因

首の回旋運動の主たる関節は上部頚椎と言われる頚椎の1番2番の関節です。この部分の動きの癖や後頭部周辺の緊張による左右バランスの変化が胎内環境や出産などさまざまな影響を残していると考えています。

施術では赤ちゃんにリスクのない優しい刺激で後頭部から上部頚椎の緊張を緩和しバランス調整を行うことで向き癖の改善を促します。

生活環境が向き癖に与える影響

向き癖は身体的な要因だけでなく、日常の生活環境にも大きく影響されます。新生児は視覚や聴覚がまだ発達途上にあるため、光や音がある方向に自然と顔を向ける傾向があります。ベビーベッドの向きや部屋の照明の位置、お母さんがいつもどちら側にいるかといったことが積み重なって、向き癖を作ってしまうことがあります。

環境要因は保護者の方が意識することで改善できる部分が多くあります。まずはお子さんの寝ている環境を客観的に見直してみることから始めてみましょう。

ベビーベッドの配置と照明

ベビーベッドを窓際に置いている場合、日中の自然光に引き寄せられて赤ちゃんは窓のある方向ばかり向くようになります。天井照明の位置も同様で、明るい光が特定の方向にあるとそちらを向きやすくなります。

赤ちゃんの頭の向きと反対側に興味を引くものを置くなど、視線を誘導する工夫が向き癖の改善に役立ちます。ベッドの位置を定期的に変えることも有効で、できれば数週間おきに向きを変えてみてください。

授乳と抱っこの習慣

毎日繰り返される授乳や抱っこの習慣も向き癖の大きな要因となります。特に母乳育児の場合、利き手の関係でいつも同じ側の乳房から授乳を始めがちです。すると赤ちゃんはその姿勢に慣れてしまい、寝ているときにも同じ方向を向くようになります。

できるだけ左右バランスよく授乳したり抱っこしたりすることで、向き癖の予防と改善につながります。「意識してみたら全然反対側から授乳していなかった」という方もいますので、一度振り返ってみてください。

向き癖と頭の形のゆがみ

向き癖が続くと頭の形にどのような影響が出るのでしょうか。赤ちゃんの頭蓋骨は大人と違って非常に柔らかく、外からの圧力によって変形しやすい状態にあります。そのため同じ方向ばかり向いて寝ていると、下になっている側の後頭部が平らになったり頭全体が左右非対称になったりします。

こうした頭の変形は斜頭症や短頭症と呼ばれています。頭の形のゆがみが大きくなると耳の位置がずれたり顔の左右差が生じたりして、将来的に噛み合わせや聴力に影響が出る可能性があります。軽度であれば生後4か月頃の首座りとともに自然に改善することもありますが、中等度以上の変形は自然改善が難しいケースも多いです。

頭蓋骨が固まる前に動くことの大切さ

赤ちゃんの頭蓋骨は生後6か月頃まで急速に成長し、1歳半から2歳頃にはほぼ固まってしまいます。改善できる時期は実はとても限られているのです。私が次男の整体を始めるのが遅くなってしまったのも、この事実を深く理解していなかったからでした。

生後3か月から4か月が最も改善しやすい時期です。この時期を過ぎると自然改善は難しくなり、専門的な対応が必要になることも出てきます。「まだ小さいから様子を見よう」と思う気持ちはよくわかりますが、動くなら早いほど良いというのが私の実感です。

ヘルメット治療を検討している方もご相談ください

頭の形のゆがみへの対処法として、ヘルメット治療を検討している方もいると思います。ヘルメット治療は頭の成長を利用して形を矯正する方法で、適切な時期に行えば頭の形の改善に効果が期待できます。当院ではヘルメット治療を否定しておらず、お子さんにとって最善の選択肢を一緒に考えるスタンスで対応しています。

ただ一点、知っておいてほしいことがあります。ヘルメット治療は頭の形を整えることはできますが、向き癖やそり返りなど身体全体の緊張や硬さを解消することはできません。首の筋肉の硬さや骨盤・背骨のバランスの乱れが向き癖の根本にある場合、ヘルメットを装着している間も身体の緊張が残ったままになります。

そのため当院では、ヘルメット治療中のお子さんのご来院も大歓迎しています。ヘルメット治療と並行して身体の緊張を解消する整体を受けることで、より良い結果につながることが多いからです。ヘルメット以外の方法を探している方も、もちろんお気軽にご相談ください。

当院の赤ちゃん整体のアプローチ

当院では独自検査を用いて、一人ひとりの赤ちゃんの状態と原因を詳しく分析しています。首や身体全体のバランスをチェックする手技検査で検査に基づいた根拠のある施術プランをご提案しています。

施術は非常にソフトで赤ちゃんの繊細な身体に負担がかからない方法を採用しています。施術中に眠ってしまう赤ちゃんも多く、保護者の方からは「こんなに優しいタッチで効果があるの?」と驚かれることもよくあります。国家資格を持つ私が問診から施術まで一貫して担当しますので、毎回同じ目線でお子さんの変化を見守ることができます。

家庭でできる向き癖へのケア

専門家への相談と並行して、ご家庭でもできることはいくつかあります。まずベビーベッドの向きを定期的に変えることから始めてみましょう。次に授乳や抱っこを左右バランスよく行うことを意識してみてください。そして赤ちゃんが起きているときに腹ばい姿勢(タミータイム)を取り入れることも首の筋肉を鍛えるうえで効果的です。

ただし向き癖を直そうとして無理に首を反対方向へ向けることは避けてください。赤ちゃんが嫌がる場合は無理に続けず、環境を整えることで自然に反対側を向きたくなるよう誘導することが大切です。セルフケアの具体的な方法については来院時に詳しくお伝えしています。

相談のタイミングはいつがベスト?

向き癖に気づいたら、できるだけ早めにご相談いただくことをおすすめしています。生後2か月から3か月が最も動きやすく改善しやすい時期です。生後6か月を過ぎると頭蓋骨が硬くなり始めるため、改善に時間がかかることも出てきます。

「まだ生後1か月だから早すぎるかな」と思う必要はありません。むしろ早ければ早いほど赤ちゃんの負担も少なく、改善も早くなります。かかりつけ医に「様子を見ましょう」と言われた場合でも、不安が残るようであればぜひ一度ご相談ください。

同じ思いをしてほしくないから

私が赤ちゃん整体に特に力を入れているのは、自分自身の経験があるからです。次男の向き癖を早く気づいていたにもかかわらず、適切なケアを始めるのが遅れてしまった後悔は今も忘れていません。現在の息子は耳の位置も発達も問題なく順調に成長しており、整体を続けてよかったと実感しています。しかし完全に斜頭を改善しきれなかったことは事実です。

お子さんの頭の形や向き癖について少しでも気になることがあれば、一人で悩まないでください。「大げさかな」と思わなくて大丈夫です。どんな些細なことでもご相談いただけると嬉しいです。お子さんの健やかな成長をサポートするために、全力で向き合わせていただきます。


院長:田口

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