
院長:田口お気軽にご相談ください!
こんにちは、たぐち整骨院・草加本院の田口です。赤ちゃんの頭の形を指摘されて、スマホで治療法や治療費用を調べている方も多いのではないでしょうか。突然「ヘルメット」という選択肢を提示されて、本当に必要なのか、家計的に続けられるのか、不安になってしまいますよね。
当院にも、赤ちゃんの頭の形が気になってヘルメット治療の金額を調べたあとで「他の方法はないか」と相談に来られる方がたくさんいらっしゃいます。
赤ちゃんの頭の形に関するページを読んでから来院される方も増えており、それだけ悩んでいるご家族が多いのだと日々感じています。この記事では、ヘルメットにかかる費用の目安や、整体という選択肢について、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。


同じ親として、過去の自分と同じ後悔をしてほしくないと思っています


田口嘉朗と申します。埼玉県草加市出身で、草加市で「たぐち整骨院・草加本院」というカイロプラクティック整体院を営んでいます。大学では環境問題や自然環境について学び、その後、東京柔道整復専門学校で学んで柔道整復師の国家資格を取得しました。
自分自身、3人の子どもの父親でもあります。特に次男は吸引分娩で生まれ、かなり強い向き癖がありました。当時の自分は今ほど赤ちゃんの体や発達について詳しくなく、整体を始める時期が遅くなってしまったんです。その結果、次男の斜頭を完全には整えきれませんでした。この経験は、今でも正直少し胸が痛みます。
ただ、幸いなことに現在の次男は耳の位置の左右差などはほとんど気にならず、発達状態もとても順調です。このことから「遅くなっても整体をしておいて本当に良かった」と強く感じていますし、同じように悩んでいるご家族の力になりたいと心から思うようになりました。そうした背景があるからこそ、赤ちゃん整体を通して、少しでも赤ちゃんの健やかな成長をサポートしたいと考えています。
実際にどのくらいの金額がかかるのかについてお話します。ヘルメット治療は保険適用外の自費診療となっているため、どうしても高額になりがちです。一般的には、トータルで45万円から60万円程度かかるケースが多いと言われています。
内訳としては、まず初診料や相談料が数千円から1万円前後かかることが多く、その後に頭の形を3Dスキャンで詳しく測定する検査費用が5千円から数万円必要になります。ここで得られたデータをもとに、赤ちゃん一人ひとりの頭に合わせたオーダーメイドのヘルメットを作成していきます。
ヘルメット本体の製作費用が最も大きな割合を占め、40万円から50万円前後になることが多いです。この中に定期的な調整や診察費が含まれている場合もありますが、医療機関ごとに設定が違うため確認が必要です。中には、調整のたびに追加費用がかかるところもありますので、契約前に「総額でいくらぐらいになるか」をしっかり聞いておくことが安心につながります。
ヘルメット治療の金額を考えるときに、つい「本体の料金」だけを見がちですが、実はそれ以外にも費用は発生します。ヘルメット治療を行っているクリニックは都市部に集中していることが多く、遠方から通う場合には交通費がまとめてかかります。治療期間中は、だいたい2週間から1ヶ月に一度のペースで通院することが多いため、これが数ヶ月続くと交通費だけで数万円になることもあります。
また、ヘルメットの内側は汗をかきやすく、清潔に保つためのインナーキャップや専用のケア用品も必要です。夏場は特に汗疹への対策が重要になるため、タオルやインナーの数を増やしたり、こまめな洗濯の負担も出てきます。そうした金銭的・時間的なコストも含めて考えると、ヘルメット治療は家族全体で取り組む「プロジェクト」のような側面があると言えるかもしれません。
さらに、赤ちゃんの成長スピードが非常に速い場合には、ヘルメットを作り直さなければならないケースもあります。その場合、追加で10万円前後の費用がかかることもあるため、あらかじめ可能性として知っておくと気持ちの準備がしやすくなります。
ヘルメット治療の相談を受けていると、ほぼ毎回のように聞かれるのが「保険は使えないのですか?」というご質問です。現状では、ヘルメット治療の多くは保険適用外となっており、基本的には全額自己負担になります。この点は、多くのご家庭にとって大きなハードルになる部分だと思います。
ただし、支払った医療費が医療費控除の対象となる場合があります。確定申告の際に申請することで、所得や家族構成によっては税金が戻ってくることもありますので、領収書はしっかり保管しておくと良いでしょう。また、一部の自治体では、独自に補助金や助成制度を設けているところもあります。金額は数万円から十数万円程度と幅がありますが、お住まいの自治体の窓口やホームページで確認してみる価値は十分にあります。
もうひとつ見落とされがちなポイントが、勤務先の健康保険組合です。中には、ヘルメット治療のような自費診療でも一定の給付金が出る制度を用意している組合もあります。まずは会社の総務や人事、もしくは健康保険組合に「赤ちゃんの頭の形の治療で使える制度はないか」と問い合わせてみてください。意外なところから支援を受けられる可能性もあります。
ここまで読んで「どうしてここまで高くなってしまうのだろう」と感じた方もいると思います。ヘルメット治療が高額になる理由のひとつは、完全オーダーメイドであることです。赤ちゃんの頭の形は一人ひとり違っており、その微妙な凹凸に合わせて、 ミリ単位で形を調整しながら作られていきます。これは既製品のヘルメットでは決して代用できない部分です。
また、使用される素材も重要です。ヘルメットは1日23時間、数ヶ月にわたって赤ちゃんの頭に触れ続けます。通気性や軽さ、強度はもちろん、肌への安全性が非常に求められます。そのため医療用の特殊な素材が使われており、これもコストを押し上げる要因になっています。
そして忘れてはならないのが、治療中の継続的な調整です。赤ちゃんの頭は日々成長し、形も変化していきます。その都度、ヘルメットの内側を削ったり、当たり具合を微調整しながら、「締め付けすぎず、緩すぎない」状態をキープする必要があります。この繊細な作業には高い専門性が求められますし、フォローの体制を維持するための人件費や設備費も金額に含まれていると考えられます。
ヘルメット治療を検討するうえで、とても大切なのが開始するタイミングです。一般的には、生後3ヶ月から生後7ヶ月頃までが適した時期とされ、特に生後4ヶ月から6ヶ月あたりが効果を出しやすい時期だと言われています。この時期は頭蓋骨の成長スピードが速く、形を整えやすい反面、このタイミングを逃してしまうと変化が出にくくなってきます。
多くのケースでは、治療期間は3ヶ月から6ヶ月程度が目安です。その間、ほぼ1日23時間の装着が必要になるため、赤ちゃんだけでなく、保護者の方の精神的・肉体的な負担も決して小さくはありません。装着中に汗をかいてしまったり、赤みが出てしまうこともあるため、こまめなケアとクリニックでのフォローが欠かせません。
この「時間的な制限」と「金額的な負担」の両方がのしかかってくる中で、多くのご家族が「本当にやるべきか」「他にできることはないか」と悩まれています。その気持ちは、同じ親としてとてもよくわかりますし、だからこそ冷静に情報を整理するお手伝いをしたいと考えています。
ここで、当院の考え方をはっきりお伝えしておきたいと思います。当院は、ヘルメット治療そのものを否定するスタンスではありません。むしろ、ヘルメットという選択肢があることで救われるご家族もたくさんいると感じています。そして、状態によってはヘルメットが最善の選択になるケースも確かにあります。
一方で、整体という立場からみると、ヘルメットだけでは対応しきれない部分があることも事実です。例えば、向き癖そのものや、そり返りの強さ、首や背中の筋肉の緊張といった「身体全体のバランス」の問題は、ヘルメットをかぶせるだけでは改善しきれません。頭の形の変形の背景には、赤ちゃんの身体の使い方や筋肉の緊張が絡んでいることがとても多いのです。
だからこそ当院では、「ヘルメット治療中の赤ちゃんも大歓迎」というスタンスで赤ちゃん整体を行っています。すでにヘルメットを装着している場合でも、身体の緊張を和らげて向き癖が軽くなれば、ヘルメットの効果をより引き出しやすくなりますし、装着中のストレスが軽減することも期待できます。もちろん、ヘルメット以外の方法を探している方も大歓迎です。一緒に、お子さまにとっての最善のバランスを探していきましょう。
当院の赤ちゃん整体では、頭だけでなく、首・背中・骨盤を含めた全身のバランスを丁寧にチェックしていきます。向き癖が強い赤ちゃんでは、首の筋肉に片側だけ強い緊張があり、結果としていつも同じ方向を向いてしまうことが多く見られます。そうした筋肉の緊張をやさしく緩めていくことで、赤ちゃん自身が左右どちらにも向きやすい状態を目指していきます。
施術は、とても軽いタッチで行うため、赤ちゃんが泣き出してしまうような強い刺激は使いません。眠ってしまう赤ちゃんもいるくらい、穏やかな刺激です。ご家族の方には、日常生活の中でできる抱っこの工夫や寝かせ方のポイントなどもお伝えし、ご家庭でのケアと施術を組み合わせて改善を図っていきます。
金額面でいえば、ヘルメット治療と比べて整体のほうが負担は小さくなるケースがほとんどです。当院では、数ヶ月にわたる計画的な施術でも、ヘルメットの総額よりかなり抑えた金額で受けられるよう設定しています。ただ、金額の安さだけで選ぶのではなく、どこまでの変化を目指すのか、ご家族がどこに優先順位を置くのかを一緒に考えていくことが大切だと考えています。
冒頭でも少し触れましたが、自分自身、次男の向き癖と斜頭については「もっと早く今の知識を持っていたら、もう少し違った結果になっていたかもしれない」と、今でも思うことがあります。ただ、遅くなりながらも整体を始めたことで、耳の位置の左右差もほとんど気にならない程度になり、発達もとても順調に育ってくれています。
この経験があるからこそ、今、目の前で悩んでいるお父さん・お母さんを見ると、どうしても「一人で抱え込まないでほしい」と思ってしまいます。ヘルメットが正解かどうかも、整体が正解かどうかも、ケースバイケースですし、絶対的な正解はありません。だからこそ大事なのは、ご家族が納得して選べるだけの情報と選択肢が目の前に揃っていることだと感じています。
当院では、ヘルメット治療中の赤ちゃんも、これからヘルメットを検討する赤ちゃんも、ヘルメット以外の方法を探している赤ちゃんも、どのケースでもWelcomeです。お子さまの状態を一緒に確認しながら、「今できる最善」をご家族と一緒に探していきたいと思っています。一人で悩みを抱え込まずに、まずはお気軽にご相談ください。同じ親として、そして赤ちゃん整体の専門家として、できる限りお力になれればうれしいです。

