
院長:田口お気軽にご相談ください!
こんにちは。たぐち整骨院の田口です。赤ちゃんの頭の形を見て「パパに似て絶壁になってしまった」「私の頭の形が遺伝してしまったかも」と不安になっていませんか。
自分自身が子どもの頃に頭の形で悩んだ経験があると、我が子にも同じ思いをさせてしまうのではないかと心配になってしまいますよね。当院には赤ちゃんの頭の形で悩まれる保護者の方が多く来院されますが、ほとんどの方が「遺伝なのでは」という不安を抱えていらっしゃいます。
実は私自身も3人の子どもの父親で、次男が吸引分娩で生まれて向き癖が強く、当時の自分には赤ちゃんについての詳しい知識がなかったため整体の開始時期が遅くなり、斜頭を完全に治すことができなかった経験があります。この経験があるからこそ、今では一人でも多くの赤ちゃんの健やかな成長をサポートしたいという思いで日々施術にあたっています。


多くのパパママが抱える不安ですが、実は遺伝が原因であることはほとんどありません


結論からお伝えすると、赤ちゃんの頭の形の変形のほとんどは遺伝ではなく環境的な要因によるものです。親御さんと似た頭の形になることはありますが、それは遺伝子によって決まっているわけではないということなんです。
当院にいらっしゃる保護者の方の多くが「自分が絶壁だから子どもにも遺伝した」とおっしゃいますが、検査をしてみると向き癖や寝る姿勢などの外部からの圧力が主な原因であることがほとんどです。親子で似た頭の形になるのは、遺伝ではなく同じような生活環境や育児習慣によることが多いと考えられています。
親子で頭の形が似てしまうのには、遺伝以外の理由があります。たとえば抱っこの仕方や寝かせる向き、授乳の姿勢など、親が無意識に行っている育児習慣が影響しているケースが多いのです。
自分自身が絶壁で悩んだ経験がある方は「仰向けで寝かせると絶壁になる」という知識があっても、実際にはどうしても赤ちゃんを仰向けで寝かせることが習慣になってしまいがちです。これは決して悪いことではなく、安全のためには仰向け寝が推奨されているのですが、長時間同じ姿勢が続くことで頭の形に影響が出てしまうことがあります。
ただし稀なケースとして、遺伝が関与する頭の形の問題も存在します。頭蓋骨縫合早期癒合症やアペール症候群、クルーゾン症候群といった疾患では、遺伝的な要因が関わっていることがあります。
これらの疾患は通常の向き癖による変形とは明らかに異なる特徴があり、専門医による診断が必要です。赤ちゃんの頭が極端に細長い、左右差が著しい、頭囲の成長が異常に早いまたは遅いといった場合は、まず小児科や頭の形外来を受診することをおすすめします。
また頭のはち張りも親御さの頭の形の個性を引き継いでいる可能性があります。
これまで数多くの赤ちゃんを診てきた経験から、頭の形の変形には複数の原因が複雑に絡み合っていることがわかっています。遺伝よりもはるかに影響が大きいのが、次のような環境的な要因です。
赤ちゃんは生後間もない頃、頭蓋骨がまだ柔らかく変形しやすい状態です。同じ方向ばかりを向いて寝る向き癖があると、その部分に継続的な圧力がかかり頭の形が変形していきます。
私の次男も吸引分娩の影響からか右側への向き癖が非常に強く、気づいた時にはすでに斜頭の症状が出始めていました。多くの赤ちゃんには利き側があり、右を向きやすい子、左を向きやすい子がいます。この向き癖を放置してしまうと、生後2ヶ月から6ヶ月の頭蓋骨の成長が著しい時期に変形が進行してしまうのです。
妊娠中の胎内環境も頭の形に影響を与えます。初産や多胎妊娠、逆子、早産などでは子宮内で赤ちゃんの頭に圧力がかかりやすく、生まれた時点ですでに頭の形に変形が見られることがあります。
また難産で長時間産道に挟まれたり、吸引分娩や鉗子分娩などの処置が行われた場合も、頭に外圧がかかり一時的に変形することがあります。ただしこれらの変形の多くは生後数週間で自然に改善していくことが多いです。
首の筋肉が緊張して頭を傾けてしまう筋性斜頸がある場合、常に同じ方向を向いてしまうため頭の形の変形につながります。また体全体の緊張バランスが崩れていることで、特定の姿勢を取りやすくなり結果として頭の形に影響が出ることもあります。
当院では体全体のバランスを整えることで、自然と向き癖が改善され頭の形も良くなっていくケースを多く経験しています。
「遺伝だから仕方がない」と諦めてしまう前に、できることはたくさんあります。頭の形の変形は生後7ヶ月頃までの対応が特に重要で、早めに適切なケアを始めることで改善の可能性が高まります。
日中起きている時間に、赤ちゃんをうつ伏せにするタミータイムを取り入れることで、後頭部への圧力を分散できます。また寝る時の向きを意識的に変えてあげることも効果的です。
授乳の向きを左右交互に変える、おもちゃや光の位置を調整して自然と顔の向きが変わるようにする、添い寝の位置を変えるなど、日常の中でできる工夫はたくさんあります。ただしこれらは継続的な努力が必要で、効果が出るまでに時間がかかることもあります。
中等度以上の変形がある場合、ヘルメット治療を検討される方も多いと思います。ヘルメット治療は効果が認められている治療法のひとつで、生後3ヶ月から7ヶ月頃までの期間に開始することで、頭の形の改善が期待できます。
当院では、ヘルメット治療を選択された方も大歓迎です。実はヘルメット治療中の赤ちゃんも多く来院されているんです。なぜならヘルメットは頭の形を整えることはできても、向き癖やそり返りなどの身体の緊張を取ることはできないからです。
ヘルメットで頭の形を整えながら、当院の整体で体全体のバランスを整えることで、より効果的に改善を目指すことができます。赤ちゃんにとって何が最善かを一緒に考えていく姿勢を大切にしています。
もちろんヘルメット治療以外の方法を探している方も大歓迎です。当院では独自の検査システムで、赤ちゃんの頭の形の変形の程度や関連する体のバランスを詳しく分析しています。
遺伝ではなく環境的な要因による変形であれば、適切な施術とご自宅でのケアを組み合わせることで改善が期待できます。私自身の次男も、遅くなってしまいましたが整体を始めてから向き癖が改善され、現在は耳の位置なども問題なく発達状態も極めて順調です。あの時整体を始めていなければと思うと、やはり早めの対応が大切だと実感しています。
頭の形の改善には適切なタイミングがあります。頭蓋骨が柔らかく変形しやすい反面、改善もしやすい時期は生後7ヶ月頃までです。1歳半から2歳にかけて頭蓋骨が固まってくると、改善が難しくなってしまいます。
私が次男の時に後悔したのは、この適切な時期を逃してしまったことです。「様子を見ましょう」と言われて時間だけが過ぎてしまい、気づいたら改善の適期を逃してしまったというケースも少なくありません。不安を感じたら早めに専門家に相談することが、将来のお子さまのためにもなります。
ほとんどの頭の形の変形は向き癖などによる位置的頭蓋変形ですが、まれに遺伝性の疾患が隠れていることがあります。次のような特徴がある場合は、すぐに小児科や専門医を受診してください。


これらの症状がない場合は、ほとんどが環境的な要因による変形と考えられます。遺伝性の疾患は非常に稀ですので、過度に心配する必要はありませんが、念のため一度は専門医の診察を受けることをおすすめしています。
「自分のせいで子どもに遺伝させてしまった」という罪悪感を抱えている保護者の方に、いつもお伝えしていることがあります。それは、赤ちゃんの頭の形の変形は誰のせいでもないということです。
私自身も次男の時は「もっと早く気づいてあげられたら」「もっと知識があれば」と自分を責めた時期がありました。でも今では、あの時整体を始めたからこそ今の息子の健やかな成長があるのだと思えています。完全に治すことはできなくても、できる限りのことをしてあげられたという思いが、親としての安心につながっています。
あなたがこうして情報を探し、お子さまのために何かできることはないかと考えていること自体が、素晴らしい愛情の表れです。遺伝ではないかという不安を抱えながらも、改善のために行動を起こそうとしているその姿勢こそが、親としてできる最善のことなのではないでしょうか。
頭の形の変形は遺伝ではなく環境的な要因がほとんどですから、適切な時期に適切な対応をすることで改善の可能性は十分にあります。ヘルメット治療を検討されている方も、すでに始めている方も、それ以外の方法を探している方も、どんな方でも大歓迎です。赤ちゃんにとって何が最善かを一緒に考えていきましょう。
ひとりで不安を抱え込まず、まずは専門家に相談してみることから始めてみませんか。検査を受けて原因がはっきりすれば、それだけでも気持ちが楽になることも多いんです。お子さまの将来のために、今できることを一緒に考えていきましょう。いつでもお気軽にご相談ください。

