
院長:田口お気軽にご相談ください!
こんにちは、たぐち整骨院・草加本院の田口です。産院で「赤ちゃんは必ず仰向けで寝かせてください」と言われて、毎晩その姿勢を守ろうと頑張っているママやパパは多いのではないでしょうか。
でも気がつくと後頭部が平らになってきて、これで本当にいいのか不安になりますよね。当院には赤ちゃん頭の形でお悩みの保護者の方が数多く来院されていますが、その多くが仰向けで寝かせることと頭の形の関係について悩まれています。
実は新生児に仰向けで寝かせることは、乳幼児突然死症候群の予防において非常に重要な役割を果たしています。今日は赤ちゃんの安全を守りながら健やかな成長をサポートするために、仰向けで寝かせる理由や期間、そして頭の形への影響について詳しくお話ししていきますね。


私自身も3人の子どもの父親として、次男の向き癖と頭の形で悩んだ経験があります


新生児を仰向けで寝かせることが推奨されている最も大きな理由は、乳幼児突然死症候群、いわゆるSIDSのリスクを減らすためです。SIDSは何の予兆もなく赤ちゃんが睡眠中に突然亡くなってしまう病気で、生後2ヶ月から6ヶ月の赤ちゃんに多く発生します。
1990年代に欧米で「Back to Sleep(仰向けで寝かせよう)」キャンペーンが始まってから、SIDS発生率は劇的に減少しました。厚生労働省も「赤ちゃんの突然死を減らすために」として、1歳になるまでは仰向けで寝かせることを推奨しています。
うつ伏せで寝かせた場合、赤ちゃんの顔が布団に埋もれて呼吸がしづらくなったり、吐いたものが気道に詰まったりするリスクが高まります。また横向きで寝かせた場合も、寝ている間にうつ伏せになってしまう可能性があるため、仰向けが最も安全な睡眠姿勢とされているのです。
仰向けで寝かせることによって、赤ちゃんの気道が確保され呼吸がしやすい状態が保たれます。万が一ミルクを吐いてしまった場合でも、仰向けであれば口の横から流れ出るため窒息のリスクが低くなります。
また仰向けの姿勢では、赤ちゃん自身が顔を動かしやすく、もし何か顔に触れるものがあっても避けることができます。睡眠中の体温調節もうつ伏せより仰向けの方が適切に行われるという研究結果も報告されています。
小児科医や産婦人科医が仰向けでの睡眠を強く推奨するのは、科学的な根拠に基づいた最も効果的なSIDS予防法だからです。世界中の研究で、うつ伏せで寝かせた赤ちゃんはSIDSのリスクが約3倍から13倍高くなることが明らかになっています。
日本でも「健やか親子21」という国の施策の中で、仰向けで寝かせることが重点項目として挙げられており、母子健康手帳にも記載されています。医療機関がこれほど強調するのは、それだけ赤ちゃんの命を守る上で重要だからなのです。
厚生労働省や日本小児科学会の指針では、少なくとも1歳になるまでは仰向けで寝かせることを推奨しています。SIDSの発生は生後2ヶ月から6ヶ月がピークですが、1歳までは注意が必要な期間とされているからです。
ただし生後5ヶ月から7ヶ月頃になると赤ちゃんは寝返りができるようになり、自分で好きな姿勢に動けるようになります。この時期以降は、仰向けで寝かせても自分で横向きやうつ伏せになってしまうことがありますが、寝かしつける時は必ず仰向けにすることが大切です。
新生児から生後3ヶ月頃までは、まだ首が座っていないため自分で姿勢を変えることができません。この時期は特に仰向けでの睡眠を徹底する必要があります。夜中に何度も確認したくなるお気持ちはよくわかりますが、神経質になりすぎてママやパパが睡眠不足になってしまうのも心配です。
生後4ヶ月から6ヶ月頃は首が座り始め、徐々に寝返りの練習を始める時期です。この頃から赤ちゃんは自分の好きな姿勢を探し始めます。寝かしつける時は仰向けにして、もし夜中に横向きやうつ伏せになっていても、赤ちゃんが自分で動けるようになっていれば過度に心配する必要はありません。
生後7ヶ月以降は寝返りが完成し、自由に姿勢を変えられるようになります。それでも眠りにつく時は仰向けで寝かせる習慣を1歳まで続けることが推奨されています。赤ちゃん用の寝具は柔らかすぎないものを選び、顔の周りにぬいぐるみや枕を置かないことも重要です。
ここまで仰向けで寝かせることの重要性をお伝えしてきましたが、多くのママやパパが心配されるのが頭の形への影響です。実際に仰向けで寝かせ続けることで、後頭部が平らになる「絶壁」や左右非対称になる「斜頭症」が生じることがあります。
海外の研究では、仰向けで寝かせるキャンペーン以降、頭の形の変形を持つ赤ちゃんの割合が約47%にまで増加したという報告もあります。日本でも同様の傾向が見られ、当院にも頭の形を心配して来院される保護者の方が年々増えています。
新生児の頭蓋骨はまだ柔らかく、骨と骨の間に隙間があります。これは出産時に産道を通りやすくするためと、生後の脳の急速な成長に対応するためです。そのため同じ方向ばかり向いて寝ていると、圧迫される部分の骨の成長が抑えられ、頭の形が変形してしまうのです。
特に新生児から生後4ヶ月頃までは頭蓋骨が最も柔らかい時期で、この時期の寝方の影響を最も受けやすくなります。多くの赤ちゃんには向き癖があり、いつも同じ方向ばかり向いて寝る傾向があるため、その側の後頭部が平らになったり、反対側が出っ張ったりします。


後頭部が全体的に平らになる状態を「短頭症」といい、いわゆる絶壁頭と呼ばれる状態です。一方で左右どちらかの後頭部だけが平らになり、頭が非対称になる状態を「斜頭症」といいます。前後に長くなる「長頭症」という変形もあります。
これらの変形は医学的には病気ではありませんが、1歳半から2歳頃に頭蓋骨が固まってしまうとその形のまま成長してしまいます。軽度であれば見た目以外の問題は少ないですが、重度の場合は帽子やメガネが合わなかったり、左右差によって噛み合わせや運動能力に影響が出る可能性も指摘されています。
実は私自身、3人の子どもの父親として次男の頭の形で悩んだ経験があります。次男は吸引分娩で生まれ、生まれた直後から強い向き癖がありました。いつも右ばかりを向いて寝ており、みるみるうちに頭の形が非対称になっていきました。
当時の私は整体の仕事をしていたものの、赤ちゃんについての詳しい知識が不足していて、整体の開始時期が遅くなってしまいました。その結果、息子の斜頭を完全に治すことができなかったのです。この経験は今でも私の中に強く残っています。
ただ救いだったのは、遅くなったとはいえ整体を始めたことで、現在は耳の位置などは問題なく、発達状態も極めて順調に成長していることです。もし何もしていなかったらと思うと、やはり整体をしていてよかったと心から実感しています。
この経験があったからこそ、今は赤ちゃん整体に力を入れ、少しでも多くの赤ちゃんの健やかな成長をサポートしたいと強く思うようになりました。同じような悩みを持つ保護者の方の力になりたい、その一心で日々施術にあたっています。
それでは赤ちゃんの安全を守りながら、頭の形も守るにはどうしたらよいのでしょうか。実は両立させる方法はいくつかあります。諦める必要はありません。
タミータイムとは、赤ちゃんが起きている時にうつ伏せの姿勢で過ごす時間のことです。必ず保護者が見守っている状態で、1日に数回、数分から始めて徐々に時間を伸ばしていきます。
タミータイムには後頭部への圧迫を減らすだけでなく、首や背中、腕の筋肉を鍛える効果もあります。最初は赤ちゃんが嫌がることもありますが、少しずつ慣れさせていくことで、首の筋力がついて向き癖の改善にもつながります。




赤ちゃんがいつも同じ方向を向いて寝る向き癖は、頭の形の変形の大きな原因です。向き癖を改善するには、以下のような工夫が効果的です。


これらの工夫を組み合わせることで、自然に向きを変える習慣がつき、頭の形への圧迫を分散させることができます。
赤ちゃんの寝る環境も大切です。マットレスは硬めのものを選び、柔らかすぎる布団や枕は使用しないようにしましょう。柔らかすぎると顔が沈み込んで呼吸がしづらくなるだけでなく、頭の形にも影響します。
またドーナツ枕など赤ちゃん用の枕も、窒息のリスクがあるため使用は慎重に検討してください。基本的に新生児期から乳児期には枕は必要ありません。どうしても使用したい場合は、小児科医に相談してからにしましょう。
先ほども少し触れましたが、向き癖は頭の形の変形に大きく関わっています。多くの赤ちゃんには右を向く癖、または左を向く癖があり、この向き癖が斜頭症の主な原因となります。
向き癖ができる理由はいくつかあります。胎内での姿勢が影響していることもありますし、出産時の吸引分娩や鉗子分娩による影響もあります。また筋性斜頸という首の筋肉が緊張して一方向にしか向けない状態になっていることもあります。
単純にママの顔が見える方向や、部屋の明るい方向を向きたがるという環境的な要因もあります。赤ちゃんは興味のある方向を向きたがるため、いつも同じ方向に刺激があると自然と向き癖ができてしまうのです。
向き癖を放置すると、頭の形が非対称になるだけでなく、首の筋肉のバランスが崩れて体全体の歪みにつながることもあります。当院で検査をすると、頭の形だけでなく股関節の開き方や足の長さにも左右差が見られるお子さまがいらっしゃいます。


早期に対応すれば向き癖は改善できますし、それに伴って頭の形も改善していきます。生後4ヶ月頃までに気づいて対応を始めることが理想的です。
頭の形の治療法として、ヘルメット治療を検討されている方も多いかと思います。ヘルメット治療は医学的に認められた治療法で、適切に行えば頭の形を改善する効果が期待できます。
当院ではヘルメット治療を否定することはありません。むしろ赤ちゃんにとって何が最善かを一緒に考えていくスタンスを大切にしています。実際にヘルメット治療中の赤ちゃんも大歓迎で、多くのお子さまが当院と並行して通院されています。
なぜヘルメット治療中でも整体をおすすめするかというと、ヘルメット治療では向き癖やそり返りなどの身体の緊張を取ることができないからです。ヘルメットは頭の形を物理的に誘導する治療法ですが、向き癖の根本原因である首や体の緊張、筋肉のアンバランスは残ったままになります。
整体で体の緊張を取り除き、向き癖を改善することで、ヘルメット治療の効果をより高めることができます。また治療終了後に再び変形が進むリスクも減らすことができるのです。
もちろんヘルメット治療以外の方法を探している方も大歓迎です。約45万円から60万円という費用面での負担や、1日23時間の装着による赤ちゃんへの負担を考えて、別の選択肢を検討されている方も少なくありません。
当院ではヘルメットを使わない自然な方法で、頭の形の改善を図る施術を提供しています。赤ちゃん一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの施術で、体全体のバランスを整えながら頭の形にもアプローチしていきます。
ここまで自宅でできる対策をお伝えしてきましたが、次のような場合は専門家に相談することをお勧めします。
当院には赤ちゃんの頭の形でお悩みの保護者の方が数多く来院されています。私自身の経験も踏まえて、早期の対応がいかに大切かを実感していますので、少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。
当院では赤ちゃんの頭の形に対して、まず詳細な検査を行います。頭の形だけでなく、首の動き、体全体のバランス、向き癖の原因などを総合的に評価します。そして一人ひとりの状態に合わせた施術プランをご提案いたします。
施術は赤ちゃんの繊細な体に配慮した、とても優しいものです。国家資格を持つ私が責任を持って担当しますので、安心してお任せください。多くのお子さまが施術中に気持ちよさそうに寝てしまうほど、負担の少ない施術です。
頭の形の改善には黄金期があります。頭蓋骨が最も柔らかい生後4ヶ月までが最も改善しやすく、生後7ヶ月を過ぎると改善の速度が遅くなります。そして1歳半から2歳頃には頭蓋骨が固まってしまい、それ以降の改善は非常に難しくなります。
私が次男の対応が遅れて後悔したように、「様子を見ましょう」と言われて時間だけが過ぎてしまい、気づいた時には手遅れになっていたというケースも少なくありません。少しでも気になることがあれば、早めにご相談いただくことをお勧めします。
新生児を仰向けで寝かせることは、SIDSという命に関わるリスクを減らすために非常に重要です。少なくとも1歳になるまでは、寝かしつける時には必ず仰向けにすることを続けてください。これは世界中の医療機関が推奨する、科学的根拠に基づいた最も効果的な予防法です。
一方で仰向けで寝かせることによる頭の形への影響も、多くの保護者の方が心配されている現実的な問題です。でも安全性と頭の形は、決して二者択一ではありません。タミータイムを取り入れたり、向き癖を改善する工夫をしたり、適切な対応をすることで両立させることができます。
私自身が次男の頭の形で悩み、対応が遅れて後悔した経験があるからこそ、今は一人でも多くの赤ちゃんとその保護者の方の力になりたいと考えています。ヘルメット治療を選択される方も、それ以外の方法を探している方も、赤ちゃんにとっての最善を一緒に考えていきましょう。
当院では赤ちゃんの頭の形について、これまで数多くの改善事例があります。頭の形は早期に対応すればするほど、改善までの期間も短くなります。赤ちゃんの健やかな成長のために、そしてママやパパが安心して育児を楽しめるように、一人で悩まずにいつでもご相談ください。あなたとお子さまのご来院を、心からお待ちしております。

