
院長:田口お気軽にご相談ください!
こんにちは、たぐち整骨院の田口です。突然耳が聞こえにくくなる突発性難聴を発症されて、病院での治療を受けながらも「自分でも何かできることはないか」と思われている方は多いのではないでしょうか。実際に当院にも、ステロイド治療を受けながら食事面でも工夫したいというご相談が本当に増えています。
病院での治療はもちろん大切ですが、身体の回復力を高めるためには日々の食事から摂る栄養素も無視できない要素です。内耳の神経や血流を整えるためには、特定の栄養素が重要な役割を果たしているのです。今回は突発性難聴の回復を助けるために知っておきたい栄養素と、その効果的な摂り方についてお話しします。


開院以来、突発性難聴の方と多く向き合ってきた経験から、栄養面でのアプローチも回復の大きな助けになることを実感しています


突発性難聴の原因は完全には解明されていませんが、内耳の血流障害やウイルス感染、ストレスによる自律神経の乱れなどが複雑に絡み合っていると考えられています。こうした状態を改善するには、病院での治療と並行して身体の土台を整えることが欠かせません。特に内耳は非常に繊細な器官で、血流の状態や神経の働きが聴力に直結しているのです。
ビタミンやミネラルといった栄養素は、神経の修復や血液循環の改善、抗酸化作用など、内耳の健康維持に多角的に関わっています。実際に病院でもビタミンB12製剤が処方されることが多く、医学的にも栄養素の重要性は認識されているのです。ただし、薬だけに頼るのではなく、日々の食事から必要な栄養素をバランスよく摂取することで、より効果的な回復が期待できます。
ビタミンB12は神経細胞の修復に直接関わる最も重要な栄養素のひとつです。内耳の蝸牛神経が障害を受けた際、その修復を促進する働きがあります。病院でメチコバールという薬が処方されるのも、このビタミンB12を補うためです。食品では、レバー、あさり、しじみ、さんま、いわしなどに豊富に含まれています。
ビタミンB1やB6も神経の働きを正常に保つために重要です。B1は豚肉、玄米、大豆製品に、B6はマグロ、カツオ、バナナ、さつまいもに多く含まれています。これらは単独ではなく、ビタミンB群として総合的に摂取することで相乗効果が期待できるのです。
ビタミンEは強力な抗酸化作用を持ち、血管を健やかに保つ働きがあります。内耳への血流が滞ると酸素や栄養が届かなくなり、聴覚細胞がダメージを受けやすくなります。アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類、かぼちゃ、アボカド、うなぎ、植物油などに豊富に含まれています。ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、油と一緒に摂ると吸収率が高まります。
亜鉛は細胞の新陳代謝を促し、免疫機能を高める働きがあります。内耳の有毛細胞の保護にも関与しており、突発性難聴の予防や改善に欠かせないミネラルです。牡蠣、豚レバー、牛肉、納豆、卵などに多く含まれています。マグネシウムは神経伝達や筋肉の収縮に関わり、血管を拡張させて血流を改善する効果があります。海藻類、ナッツ類、大豆製品、バナナなどから摂取できます。
ビタミンCは活性酸素を除去し、細胞の酸化ストレスを軽減します。ストレスが突発性難聴の一因とされる中で、抗ストレス作用を持つビタミンCは重要な役割を果たします。赤ピーマン、ブロッコリー、キウイフルーツ、いちご、レモンなどに豊富です。水溶性ビタミンのため、こまめに摂取することが大切です。
特定の栄養素だけを大量に摂取するのではなく、バランスの取れた食事を心がけることが何より重要です。主食、主菜、副菜を揃えた和食中心の献立は、ビタミンやミネラルを自然に摂取できる理想的な形です。一汁三菜を基本にすると、必要な栄養素をバランスよく摂りやすくなります。
魚を中心としたタンパク質、緑黄色野菜、海藻類、大豆製品を意識的に取り入れましょう。特に青魚に含まれるDHAやEPAは血液をサラサラにし、内耳への血流改善に効果的です。さばや、いわし、さんまなどを週に3回以上食べることを目標にするとよいでしょう。
食事だけでは十分な量を摂取しにくい場合、サプリメントを補助的に活用するのもひとつの方法です。ビタミンB群の複合サプリメントや、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルサプリメントは手軽に入手できます。ただし、サプリメントはあくまで補助であり、食事からの摂取を基本とすることが大切です。過剰摂取は逆効果になることもあるため、用法用量を守って利用しましょう。
回復を妨げる食習慣も知っておく必要があります。塩分の過剰摂取は血圧を上げ、内耳の血流に悪影響を及ぼします。カフェインやアルコールも血管を収縮させる作用があるため、過度な摂取は控えましょう。また、糖質の摂りすぎは血糖値の乱高下を招き、自律神経のバランスを崩す原因になります。加工食品やインスタント食品ばかりに頼るのではなく、できるだけ新鮮な食材を使った手作りの食事を心がけることが望ましいです。
ここまで栄養の大切さをお伝えしてきましたが、栄養を摂るだけでは突発性難聴の根本的な改善には不十分だということも知っておいてください。なぜなら、どれだけ良い栄養素を摂取しても、それを内耳まで届ける血流が滞っていたり、首や肩周りの筋肉の緊張で神経伝達が阻害されていたりすれば、効果は半減してしまうからです。
当院で突発性難聴の方を診させていただくと、多くの方に首や肩、鎖骨周りの筋肉の緊張が見られます。デスクワークやスマートフォンの使用で姿勢が悪くなり、首から頭部への血流が慢性的に悪くなっている方が本当に多いのです。こうした身体の土台が整っていなければ、せっかく摂取した栄養素も十分に活かされません。
当院では開院以来、突発性難聴について独自の研究を続けてきました。その中で確信しているのは、姿勢や首・肩・鎖骨周りの筋肉の状態が突発性難聴に深く関わっているということです。病院での治療に加えて、身体のバランスを整え、内耳への血流や神経伝達を正常化させることで、劇的に改善するケースを数多く経験してきました。
栄養面での工夫は大切ですが、それと同時に身体の土台を整えることで、初めて栄養素が本来の力を発揮できるのです。詳細な検査によって、あなたの突発性難聴の原因がどこにあるのかを特定し、根本から改善していくアプローチが必要です。
突発性難聴は発症から時間が経つほど改善が難しくなる症状です。病院での治療を受けながら、食事面での工夫をされることは素晴らしいことですが、それだけでは不十分かもしれません。当院では、国家資格を持つ院長が検査から施術まで一貫して担当し、あなたの身体の状態を詳しく分析した上で、最適な施術プランをご提案します。
栄養をしっかり摂っているのに改善が見られない、何をしても耳鳴りが消えない、聴力が戻らず不安を感じている、そんな方はぜひ一度ご相談ください。身体のバランスを整えることで、驚くような変化が現れることもあります。突発性難聴は時間との勝負です。一人で悩み続けることなく、できるだけ早くご連絡いただければと思います。あなたの聴力を取り戻すために、私たちができることがあります。

