腰椎すべり症

腰椎すべり症とは

腰椎すべり症とは、腰の骨（腰椎）が正常な位置からずれて前方に滑り出してしまう状態です。この骨のずれにより神経が圧迫され、腰痛や足のしびれ、歩行困難などの症状が現れます。

主に加齢による椎間板の劣化や、若年期のスポーツによる疲労骨折が原因となって発症します。厚生労働省の調査によると、日本では約1200万人が腰痛を自覚しており、体の痛みを感じる人の約3人に1人が腰痛に悩んでいます。

腰椎すべり症は腰痛疾患の中でも代表的な疾患の一つであり、特に中高年層での発症が多く、女性に多い傾向があります。当院でも多くの滑り症の方にご来院いただいております。

腰椎すべり症を放置すると、椎骨のずれが徐々に進行し、神経への圧迫が強くなります。初期は軽い腰の重さ程度だった症状が、やがて激しい痛みやしびれに発展し、歩行困難や日常生活動作の制限が生じます。

さらに進行すると、足の筋力低下や感覚障害が現れ、つまずきやすくなったり、階段の昇降が困難になったりします。最悪の場合、排尿障害や下肢の運動麻痺といった重篤な神経症状が現れ、手術が避けられない状況になる可能性があります。

腰椎すべり症の原因

開院以来、当院には腰椎すべり症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や臨床経験から断言できるのは、腰椎すべり症の原因はひとつではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合っているということです。

腰椎すべり症の原因として次のものが挙げられます。

腰椎すべり症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、椎骨の不安定性や周囲の筋肉・靭帯の緊張などが発生し、腰椎すべり症が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。腰椎すべり症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腰椎すべり症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法であり、長期使用による副作用のリスクがあります。

また、薬が効かない場合もあり、より強い鎮痛薬へとシフトしていく傾向になるため、眠気・便秘・吐き気・めまいなどの副作用も気になるところです。

コルセット装着

長期使用により筋力低下を招く可能性があり、依存性が生じることがあります。

また、装着による圧迫感や不快感により、日常生活に制限が生じる場合があります。

温熱療法

一時的な症状緩和にとどまり、根本的な改善には限界があります。

効果の持続時間が短く、継続的な通院が必要になることが多いです。

理学療法・運動療法

継続的な取り組みが必要で、適切な指導なしに行うと症状を悪化させるリスクがあります。

効果が現れるまでに時間がかかり、歪んだ体で運動をしても効果が現れづらく継続が難しいケースが多いです。また適切な指導がなく誤った方法で行うことで症状悪化のリスクがあります。

手術療法

感染症や神経損傷、再発のリスクがあり、後遺症の可能性も伴います。

手術後のリハビリテーションが長期間必要になり、完全な回復が保証されるものではありません。

腰椎すべり症を改善するために

まずは検査によってあなたの腰椎すべり症の原因を明らかにします。原因を取り違えてしまえば一時的に良くなったとしても、根本から改善することはないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、腰椎すべり症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格者を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が改善率をアップさせます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

腰椎すべり症のQ＆A

腰椎すべり症は自然に治りますか？

腰椎すべり症は構造的な問題のため、自然治癒は困難です。しかし、適切な施術や体操により症状の改善は十分可能で、進行を防ぐことができます。

腰椎すべり症の人がやってはいけないことは？

前かがみの姿勢や重い物の持ち上げ、腰を反らす動作は避けるべきです。また、長時間同じ姿勢を続けることも症状を悪化させる可能性があります。

腰椎すべり症と脊柱管狭窄症の違いは何ですか？

腰椎すべり症は椎骨のずれが原因で、脊柱管狭窄症は脊柱管の狭窄が原因です。ただし、すべり症が進行すると狭窄症を併発することがあります。

どのような寝姿勢が良いですか？

横向きで膝を軽く曲げた姿勢が推奨されます。仰向けの場合は膝下にクッションを入れて腰椎の前弯を減らすと良いでしょう。

運動はした方が良いのでしょうか？

適度な運動は筋力維持に重要ですが、症状に応じた適切な運動選択が必要です。ウォーキングなどの軽い有酸素運動から始めることをお勧めします。

手術以外に根本的な治療法はありますか？

保存療法により症状の改善は可能ですが、構造的な問題の完全な修復は困難です。しかし、適切な治療により日常生活に支障のない状態を維持できます。

症状が悪化するサインはありますか？

足のしびれの増強、歩行距離の短縮、排尿障害の出現などは症状悪化のサインです。これらの症状が現れた場合は早急な医療機関受診が必要です。

日常生活で気をつけることは？

正しい姿勢の維持、適度な運動、体重管理、腰部の保温などが重要です。また、無理な動作や長時間の同一姿勢は避けるよう心がけてください。

若い人でも発症しますか？

はい、特にスポーツを行う若年者では疲労骨折による分離すべり症が発症することがあります。成長期の過度な運動には注意が必要です。

完治は可能ですか？

構造的な変化を完全に元に戻すことは困難ですが、適切な治療により症状をコントロールし、日常生活に支障のない状態を維持することは十分可能です。

腰椎すべり症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックと腰椎すべり症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

腰椎すべり症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。