
院長:田口お気軽にご相談ください!
こんにちは、たぐち整骨院の田口です。突然片耳が聞こえなくなる突発性難聴と診断されたとき、まず頭をよぎるのは「この病気は家族に遺伝するのだろうか」という不安ではないでしょうか。特に小さなお子さまがいらっしゃる方や、これから家族を持とうと考えている方にとっては深刻な心配事だと思います。
当院には開院以来、突発性難聴でお悩みの方が数多く来院されています。その中で「子どもに遺伝しませんか」といったご質問を時折いただきます。今回は突発性難聴と遺伝の関係について、これまでの医学的知見と当院での経験を踏まえてお話ししていきます。


祖父が難聴だったことから突発性難聴の研究を続けてきた私だからこそ、お伝えできることがあります


結論から申し上げますと、突発性難聴は遺伝する病気ではありません。これは医学界でも広く認められている見解です。突発性難聴は原因不明の急性感音難聴として分類されており、遺伝性疾患のカテゴリーには含まれていないのです。
日本では年間約4万人が発症していると推計されていますが、これは遺伝によるものではなく、40代から50代の働き盛りの方に多く見られる傾向があります。つまり生活環境やストレス、疲労といった後天的な要因が大きく関わっていると考えられています。ですから親が突発性難聴になったからといって、お子さまが必ず発症するということはありませんのでご安心ください。
ただし注意していただきたいのは、突発性難聴と遺伝性難聴は全く別の病気だということです。この二つを混同されている方が意外と多いのですが、明確に区別する必要があります。
遺伝性難聴は文字通り遺伝子の異常によって引き起こされる難聴で、こちらは遺伝する可能性があります。新生児の約1000人に1人の割合で発症し、先天性難聴の約半数を占めているといわれています。親から子へ、あるいは祖父母から孫へと遺伝する可能性があるのは、この遺伝性難聴の方です。
遺伝性難聴には劣性遺伝、優性遺伝、X連鎖遺伝など様々なタイプがあります。両親が正常な聴力であっても、遺伝子の組み合わせによってお子さまに難聴が現れることもあります。一方で突発性難聴はある日突然発症する原因不明の急性症状であり、生まれつきの遺伝子とは無関係なのです。
当院に来られる患者さまの多くが「難聴」という言葉だけで不安になってしまい、全ての難聴が遺伝すると誤解されています。大切なのは突発性難聴と遺伝性難聴を正しく区別し、それぞれに適した対応をすることです。
突発性難聴そのものは遺伝しないと申し上げましたが、実は発症しやすい体質については遺伝的素因が関与している可能性が指摘されています。これは突発性難聴そのものが遺伝するということではなく、ストレスや疲労に対する身体の反応性、血流の状態、免疫システムの特性など、様々な要因が複合的に関わっているということです。
当院で長年突発性難聴の方々を診てきた経験からも、確かに家族内で複数人が発症されているケースをいくつか見てきました。ただしこれは遺伝というよりも、同じような生活習慣やストレス環境、姿勢の癖などを共有していることが影響している可能性が高いと考えています。
例えば家族全員がデスクワークで長時間同じ姿勢を取る、睡眠時間が短い、ストレスを溜めやすい性格など、生活環境や習慣が似ていることで結果的に発症リスクが高まるケースです。これは遺伝ではなく環境要因といえます。
突発性難聴が遺伝しないとわかっても、大切な家族には同じ思いをさせたくないという気持ちは当然です。そこで家族全員で取り組める予防策をご紹介します。
まず最も重要なのは首や肩周りの血流を良好に保つことです。私が開院以来研究を続けてきた結果、突発性難聴と姿勢や首肩の筋肉緊張には深い関係があることがわかっています。内耳への血流が低下することが発症の一因と考えられているため、日頃から首や肩周りの緊張を緩和し、良い姿勢を保つことが予防につながります。
次にストレス管理も欠かせません。強いストレスは自律神経のバランスを乱し、血流障害を引き起こします。十分な睡眠時間の確保、適度な運動、リラックスできる時間を意識的に作ることが大切です。特に働き盛りの方は仕事の疲れを溜め込まず、定期的に身体のケアをすることをおすすめします。
また喫煙や過度の飲酒も内耳の血流を悪化させる要因となります。生活習慣全体を見直すことで、突発性難聴だけでなく様々な健康リスクを減らすことができるのです。
病院でのステロイド治療は突発性難聴の標準的な治療法ですが、十分な効果が得られなかった方も少なくありません。当院では病院の処置とは違った観点から、姿勢や首肩周りの筋肉緊張にアプローチする独自の施術を行っています。
これまで多くの患者さまから「姿勢を見直したらその日の夜から変化があった」「半年の治療で聴力が回復した」といった喜びの声をいただいています。もちろん全ての方に同じ結果をお約束することはできませんが、当院の検査によって原因を特定し、その方に最適な施術プランをご提案することができます。
特に発症から2週間以内の早期治療が重要とされていますが、病院での治療と並行して当院の施術を受けることで、より良い結果につながる可能性があります。また慢性化してしまった耳鳴りやめまいに対しても、身体全体のバランスを整えることで改善が期待できるケースがあります。
突発性難聴は遺伝する病気ではありませんが、だからといって放置して良いものではありません。早期の適切な対応が何より重要です。また遺伝への不安から一人で悩みを抱え込んでしまうことは、ストレスを増やし症状を悪化させる可能性もあります。
私自身も学生時代に適切な治療を受けられず後悔した経験があります。原因を追求することなく治療を続けても、決して良くなることはありません。だからこそ当院では検査を中心に据え、一人ひとりの原因を明らかにした上で施術を進めています。
突発性難聴でお悩みの方、家族への遺伝を心配されている方、病院での治療で十分な効果が得られなかった方は、どうか一人で抱え込まずにご相談ください。国家資格を持つ院長が責任を持って検査から施術まで担当し、あなたとご家族の健康のために最善を尽くします。あなたのご来院を心からお待ちしております。

