
院長:田口お気軽にご相談ください!
こんにちは。たぐち整骨院の田口です。お子さんの頭を触った時、ぺこぺこと柔らかい部分があって驚いたり心配になったりしていませんか?初めて触れた時は私も不安になった経験があります。
私自身3人の子供の父親で、次男が吸引分娩で生まれた時には向き癖が強く、当時の私は赤ちゃんについての詳しい知識がなかったため整体の開始時期が遅くなってしまいました。しかし現在は耳の位置などは問題なく発達状態も極めて順調なので整体をしていてよかったと実感していますが、この経験から少しでも多くの赤ちゃんの健やかな成長をサポートしたいと考えています。
赤ちゃんの頭の形に関するご相談は当院でも多くいただいています。生後間もない赤ちゃんの頭には大泉門と小泉門という柔らかい部分があり、これは決して異常ではなく成長のために必要なものなんです。今回は赤ちゃんの頭の柔らかさについて、保護者の皆さまが安心して育児に臨めるよう詳しくお伝えしていきます。




赤ちゃんの頭の柔らかい部分は大泉門といって正常な発達の証です


赤ちゃんの頭を撫でている時、頭頂部付近にぺこぺこと柔らかく触れる部分があることに気づいたことはありませんか。この柔らかい部分を大泉門と呼びます。大泉門は頭のてっぺんからやや前方にあるひし形の部分で、骨がまだ完全につながっていない隙間なのです。
触ってみると脈打つように動いていることもあり、初めて気づいた時は不安になる方も少なくありません。でもこれは心臓の拍動が伝わっているだけで、まったく心配する必要はないのです。大泉門のサイズは個人差がありますが、一般的には2センチから3センチほどの大きさです。
大泉門以外にも後頭部には小泉門という小さな隙間もあります。こちらは生後4ヶ月頃には閉じてしまうことが多く、大泉門ほど目立ちません。頭蓋骨にこうした隙間があることで、赤ちゃんの脳は成長するスペースを確保できているのです。
赤ちゃんの頭に大泉門という柔らかい部分があるのには、大切な理由が2つあります。まず1つ目は出産の時です。赤ちゃんは狭い産道を通って生まれてきますが、もし頭蓋骨が完全につながっていたら産道を通ることができません。
骨と骨の間に隙間があることで、頭蓋骨が重なり合うように形を変えながら産道を通ることができるのです。実際、生まれたばかりの赤ちゃんの頭は長細くなっていることがありますが、これは産道を通る際に頭の形が一時的に変形したためです。吸引分娩や鉗子分娩の場合はさらに頭の形に影響が出やすく、私の次男もそうでした。ただし数日から数週間で元の丸い形に戻っていくことがほとんどです。
そして2つ目の理由は、生まれた後の急速な脳の成長に対応するためです。赤ちゃんの脳は生後1年間で驚くほど大きく成長します。もし頭蓋骨が完全に閉じていたら、脳が成長するスペースがなくなってしまいます。大泉門があることで頭蓋骨全体が柔軟に広がり、脳の成長を妨げることなく発達を支えることができるのです。
多くの保護者の方が心配されるのが「大泉門を触っても大丈夫なのか」という点です。結論から申し上げますと、普通に触る分にはまったく問題ありません。シャンプーの時に優しく洗ったり、髪をとかしたりするのも大丈夫です。
大泉門の下には硬膜という丈夫な膜があり、その下に脳があります。ですから普通に触れたからといって脳にダメージが及ぶことはないのです。ただし、わざと強く押したりすることは避けましょう。これは大泉門に限らず赤ちゃんの体全体に言えることですね。
日常のケアで気をつけていただきたいのは、大泉門の状態を時々観察することです。健康な状態では大泉門は平らか、ごくわずかに凹んでいる程度です。もし異常に凹んでいたり逆に膨らんでいたりする場合は、体調の変化を示しているサインかもしれません。
大泉門が閉じる時期には個人差がありますが、一般的には生後12ヶ月から18ヶ月頃に完全に閉じることが多いです。早い子では生後9ヶ月頃から閉じ始め、遅い子では2歳頃まで開いていることもあります。
閉じる時期が早いからといって脳の発達が止まるわけではありませんし、遅いからといって必ずしも問題があるわけでもありません。ただし極端に早く閉じる場合や、2歳を過ぎても大きく開いている場合は、念のため小児科医に相談されることをおすすめします。
大泉門が閉じていく過程は少しずつ進んでいきます。触った感触が徐々に硬くなってきて、最終的には周りの骨と同じくらいの硬さになります。この時期には赤ちゃんの脳も大きく成長し、頭囲も増えていきますので、定期健診の際に経過を見てもらうと安心です。
大泉門は正常な発達の一部ですが、時には体調不良のサインを示すこともあります。以下のような状態が見られた場合は、早めに小児科を受診することをおすすめします。
特に注意が必要なのは、大泉門が凹みすぎている場合です。これは脱水症状のサインであることが多く、下痢や嘔吐、発熱などがある時は要注意です。逆に大泉門が膨らんで張っている場合は、髄膜炎など緊急性の高い病気の可能性もあります。
また大泉門だけでなく、赤ちゃんの機嫌が悪い、ぐったりしている、けいれんを起こしたなどの症状が伴う場合は、すぐに医療機関を受診してください。普段から大泉門の状態を観察しておくことで、異常に気づきやすくなります。
赤ちゃんの頭蓋骨が柔らかいということは、同時に頭の形が変形しやすいということでもあります。当院にも赤ちゃんの頭の形についてご相談にいらっしゃる保護者の方が多くいらっしゃいます。
いつも同じ方向を向いて寝ていると、その部分が平らになってしまう位置的頭蓋変形症という状態になることがあります。後頭部が平らになる短頭症や、左右非対称になる斜頭症などがあり、これらは大泉門が開いている柔らかい時期だからこそ起こりやすい変形です。
私の次男も吸引分娩で生まれたことや向き癖が強かったことから斜頭になりました。当時の私は赤ちゃん整体についての知識が不足していて対応が遅れてしまい、少し斜頭を残す形となりました。ただ早めに対応を始めたことで耳の位置などは問題なく、現在は発達状態も極めて順調です。この経験があるからこそ、今は一人でも多くの赤ちゃんとご家族をサポートしたいと強く思っています。
頭の形の変形は生後2ヶ月から4ヶ月頃に最も進行しやすく、この時期は特に注意が必要です。予防のためには寝る向きを定期的に変えてあげたり、起きている時間には腹ばい遊びをさせたりすることが効果的です。
頭の形が気になる場合、ヘルメット治療を検討される方も多いかと思います。当院ではヘルメット治療を否定することはまったくありません。むしろお子さんにとっての最善を一緒に探していくスタンスを大切にしています。
実はヘルメット治療中の方も当院に多くいらっしゃいます。大歓迎です。なぜならヘルメット治療は頭の形を外側から整える素晴らしい方法ですが、向き癖やそり返りなどの身体の緊張まではケアできないからです。
向き癖の原因となっている首や背骨の緊張、筋肉のこわばりを整体でケアすることで、ヘルメット治療の効果もより高まります。もちろんヘルメット治療以外の方法を探している方も大歓迎です。お子さん一人ひとりの状態に合わせて最適な方法を一緒に考えていきましょう。
当院の整体は赤ちゃんの繊細な身体に配慮した優しい施術です。向き癖の改善、筋緊張の緩和、身体のバランス調整などを通じて、お子さんの健やかな成長をサポートします。
赤ちゃんの頭に柔らかい部分があることは、決して心配すべきことではありません。むしろ出産を可能にし、脳の成長を支える大切な仕組みなのです。大泉門は生後1年から1年半ほどかけてゆっくりと閉じていき、その間に赤ちゃんの脳は驚くほど発達します。
日常のケアでは優しく扱うことを心がけ、時々大泉門の状態を観察してあげてください。異常な凹みや膨らみがなければ心配いりません。シャンプーや髪をとかすときも普通に行って大丈夫です。
ただし頭の形の変形については、柔らかい時期だからこそ早めの対応が大切です。私自身が次男への対応が遅れた経験から、早期のケアの重要性を身をもって感じています。向き癖や寝る姿勢によって頭の形が歪んでしまうこともありますので、気になることがあれば一人で悩まずにご相談ください。
当院では赤ちゃんの頭の形についての専門的な検査と施術を行っており、多くの保護者の方の不安を解消してきました。ヘルメット治療中の方も、それ以外の方法を探している方も、どなたでも歓迎です。お子さんにとっての最善を一緒に考えていきましょう。
お子さんの健やかな成長のために、気になることがあればいつでもお気軽にご相談ください。一緒に大切なお子さんの成長を見守っていきましょう。

