
院長:田口お気軽にご相談ください!
朝起きたときに右耳だけが詰まった感じがして、テレビの音が片方だけ聞き取りにくい。会話の途中で急に聞き返す回数が増えたと感じ、このまま様子を見てよいのか迷う方も多いと思います。
たぐち整骨院・草加本院の田口です。この記事では、突発性難聴と診断されたあとに家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、突発性難聴の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいポイントから順にお伝えします。




まず様子を見ずに確認しましょう
突発性難聴は、ある日突然片方の耳が聞こえにくくなることが多い症状です。前触れなく起こることが多いため、気づいた直後は驚きや不安のほうが先に立ってしまう方が少なくありません。
ここで一番避けていただきたいのが、自分の判断で様子を見てしまうことです。突発性難聴は発症からどれくらいの時間で治療を始めたかが、その後の経過を左右するといわれています。慌てて普段通りに動く前に、まず早めに医療機関で耳の状態を確認したいところです。
診断を受けたあと、医師から安静を指示される方は少なくありません。とはいえ、その安静の範囲がどこまでなのか、説明だけではつかみにくいという声もよく聞きます。
ただ、安静といっても寝たきりで過ごす必要があるわけではないでしょう。体に負担をかけない範囲で日常を続けることが安静の本来の意味だとされています。無理に予定を詰め込まず、負担の少ない過ごし方を選ぶことが回復を後押しすると考えられています。
仕事が忙しいからといって、治療をしながら無理に働き続けるのも避けておきたい行動のひとつです。休憩をこまめに挟んだり、無理な残業を避けたりする工夫だけでも体への負担は変わってきます。通院の予定が入っている日は、その前後に予定を詰め込みすぎないことも意識しておきたい点です。
通勤中や作業中にイヤホンを使う習慣がある方は、一度その使い方を見直してみてください。
すでに内耳に負担がかかっている状態で大きな音を聞き続けると、回復を妨げてしまうケースもあります。治療が落ち着くまでは、音量を控えるか使用を控えたほうがよいでしょう。動画や音楽を楽しむ時間を完全にゼロにする必要はありませんが、スピーカーで小さめの音量に切り替えるといった工夫は取り入れやすいはずです。カフェや電車内など周囲の音が大きい場所では、つい音量を上げてしまいがちなので注意が必要です。
お酒やたばこの習慣がある方にとって、いつまで控えるべきかは気になるところだと思います。付き合いの席が多い方ほど、この線引きに悩みやすい印象があります。
飲酒やたばこの煙は、内耳へ届く血流や酸素の量に影響すると考えられています。治療期間中は控えめにし、症状が落ち着いてから徐々に元の生活へ戻していく形が現実的でしょう。付き合いの席がある場合は、量を減らすだけでも意味があります。
仕事や家事、育児を完全に休むのは難しいという方も多いと思います。無理をして普段通りに動こうとすると、思った以上に体力を消耗してしまうこともあります。
ジョギングや息を止めて行う筋トレなど、体に強い負荷がかかる運動は控えておきたい行動のひとつです。
血流が急に変化しやすい動きは、内耳の回復にとって望ましくないとされています。軽い散歩程度にとどめておくと安心です。汗をかくほどの運動は、症状が落ち着くまで見合わせておくのが無難でしょう。運動不足が気になる場合は、ストレッチなど負荷の少ない動きから再開してみてください。
長時間の立ち仕事や重い荷物を持つ動作も、体への負担が大きくなりやすい場面です。
できる範囲で家族や同僚に協力してもらいながら、負担の少ない働き方に切り替えてみてください。無理をして続けると疲労が抜けにくくなることもあります。数日単位で無理をしないよう調整するだけでも、体感は変わってくるはずです。
数々のご相談の中でも多いのが、忙しさのあまり睡眠時間を削ってしまうという悩みです。仕事や家庭のことが気になって、なかなか寝つけないという方もいらっしゃいます。
睡眠不足や強いストレスは内耳の回復を妨げる可能性があるといわれています。眠る時間を確保し、気分転換になる時間も少しずつ取り入れてみてください。就寝前にスマートフォンの画面を見る時間を減らすだけでも、寝つきが変わることがあります。日中に短い休憩をとることも、心身の負担を減らす助けになるでしょう。
治療中の食事についても、気をつけたい点があります。普段の食生活を少し見直すだけで、耳への負担が変わってくることもあります。
味の濃い食事や濃いコーヒーを摂りすぎると、体内の水分や血流のバランスが乱れやすくなるとされています。和食を中心にした献立に少しずつ切り替えていくとよいでしょう。
塩分の多い加工食品やインスタント食品の摂りすぎ
野菜や魚を中心にした献立への切り替え
こうした食習慣の見直しは、耳の症状に限らず体全体の巡りを保つうえでも役立つと考えられています。無理なく続けられる範囲から取り入れてみてください。
飛行機や高い山への外出など、気圧の変化が大きい環境も注意したい場面のひとつです。
鼓膜や内耳に圧がかかることで、耳の血流がさらに悪化することがあるといわれています。治療中は気圧の変化が大きい移動を避けるようにし、必要な外出はできるだけ短時間に留めておくと安心です。エレベーターの多い高層ビルへの外出程度であれば、大きな問題にはなりにくいとされています。
正直に言うと、耳の症状というと耳そのものだけに意識が向きがちです。周りの緊張まで気にする方は少ないかもしれません。
ただ、首や肩の緊張が続くと自律神経が乱れやすくなり、内耳への血流にも影響すると考えられています。整体の視点から見ても、血行を妨げる生活習慣を見直すことは急務であり、特に首や肩、胸周辺の筋肉が緊張しやすい姿勢には配慮が必要と考えています。当院では、体の使い方や首肩の緊張を確認しながら、負担を減らす視点でお話をうかがっています。パソコン作業が多い方や、うつむく姿勢が長い方は特に首の緊張が強くなりやすい傾向があります。
耳鳴りやめまいを伴う場合は、無理に動き回らないほうがよいでしょう。
症状が強い間は横になれる場所で休み、症状が落ち着いてから少しずつ普段の生活に戻していくことをおすすめします。医療機関で指示された治療は、途中でやめずに続けることが大切です。自己判断で通院や服薬を中断してしまうと、回復のタイミングを逃してしまう可能性があります。
突発性難聴は、内耳への負担を減らす生活を続けながら、医療機関での治療に専念することが回復への近道になると考えられています。自分の判断で様子を見たり、無理に仕事を続けたりせず、早い段階で体の状態を確認することが何より大切です。
イヤホンの使用を控える、睡眠を優先する、味の濃い食事を減らすなど、今日から確認できる小さなことから始めてみてください。すべてを一度に変える必要はありません。
耳の症状だけでなく、首や肩の緊張、体の使い方も含めて確認したい方は、たぐち整骨院・草加本院へお気軽にご相談ください。

