
院長:田口お気軽にご相談ください!
朝起きたら片方の耳がふさがったように聞こえにくく、耳鳴りも続いている。数日そのままにしていたら、受診した耳鼻咽喉科で「入院を考えたほうがいい」と言われ、どうすればいいのか迷っていませんか。
たぐち整骨院・草加本院の田口です。この記事では、突発性難聴で入院を勧められたときに知っておきたい入院の目安、費用や期間の考え方、通院を選んだ場合の過ごし方についてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、突発性難聴の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、入院か通院かで迷っている方に向けて、確認しやすい順に話を進めていきます。




できれば早めに体を休ませたいところ
診断を受けた直後は、聴力のことより先に、仕事や家族のことが頭をよぎる方が多いものです。突然の宣告で気持ちの整理がつかないまま、次の一手を決めなければならない状況に置かれます。
正直に言うと、入院を勧められても即答できない方がほとんどです。医師の説明を持ち帰り、費用や期間を確認してから決めても遅くはありません。ただ発症からの時間は治療効果に関わるため、確認そのものは早めに動いておきたいところです。数日迷っている間にも症状は変化していくため、家族に相談する時間を含めても長く引っ張りすぎないほうがいいでしょう。
入院が勧められるかどうかは、聴力の落ち込みの程度やめまいの有無によって変わってきます。同じ病名でも、症状の重さによって治療の進め方は大きく変わります。
医療機関では、平均聴力レベルがおおむね60dBを超える中等度から重度の難聴で、集中的な治療が必要と判断されることがあります。強い回転性のめまいを伴う場合も入院が勧められやすいとされています。安静を保ちながら点滴治療を続けやすいという事情が背景にあるためです。自宅では横になっていても、家事や育児で完全に安静を保つのが難しいという事情も入院を選ぶ理由になりやすいでしょう。
軽度から中等度の難聴では、通院での治療と入院での治療で回復率に大きな差がなかったという報告もあります。最終的な判断は、聴力検査の結果を踏まえて医師が行うものであり、本人の希望だけで決まるものではありません。
自分の聴力レベルがどのあたりに当たるのか、検査結果を見ながら医師に確認しておくと、その後の生活設計も立てやすくなります。数字で示されると、実感としての不安と現実的な見通しのずれに気づける場合も多いものです。個人的には、発見が早く、家庭や仕事の環境が許すのであれば、この段階で無理に通院にこだわらず、一度しっかり治療に専念できる形を選ぶのも一つの考え方だと感じています。
入院となった場合、どれくらいの期間と費用がかかるのか気になる方も多いはずです。仕事や家計への影響を考えると、感覚だけで判断するのは心配が残ります。
入院期間は1週間から2週間程度が一般的とされています。ステロイドの点滴治療を軸に、必要に応じて高気圧酸素療法などが加わる場合もあります。仕事の調整が必要な方は、この期間を目安に上司や同僚への相談を進めておくと動きやすいでしょう。
3割負担の場合、入院費用の総額はおおむね10万円から20万円程度とされることが多いです。高額療養費制度を使うと自己負担がさらに抑えられるケースもあります。詳しい金額は病院や部屋の条件によって変わるため、入院前に窓口で確認しておきたいところです。加入している医療保険によっては、入院給付金の対象になる場合もあるので、あわせて調べておくと安心です。
入院までは必要ないと判断されるケースも少なくありません。その場合でも、治療の重要度が下がるわけではありません。
数々のご相談の中でも多いのが、仕事の都合で入院を避け、通院での治療を選んだという声です。通院を選んだからといって、治療の内容そのものが軽くなるわけではなく、決められた通院日と服薬をきちんと守ることが前提になります。
自宅では安静を保ち、睡眠と食事のリズムを崩さないことが欠かせません。無理に普段どおりの生活を続けようとすると、回復が長引く場合もあるためです。特に発症直後の数日間は、体力を治療に使えるよう、家事や仕事の負担を家族や職場に一時的に分担してもらうことも検討してください。
耳を休めるという意味では、大音量でイヤホンを使う時間を減らすなど、日常の小さな負担を減らす工夫も回復を後押ししてくれます。
通院を選んだ場合、決められた診察日を守ることがまず基本になります。予定が空いてしまうと、治療のリズムが乱れやすくなります。
ステロイドの内服や点滴を予定どおり続けながら、体を冷やさず、過労を避ける生活を心がけておきましょう。禁煙や飲酒を控えることも、内耳の血流を保つうえで意識したい点です。通院の合間は仕事を続ける方も多いですが、無理をして長時間労働を重ねると、せっかくの治療の効果が薄れてしまうこともあります。仕事の予定はできるだけ早めに調整しておくと安心です。
治療と並行して、体の使い方の面から見直せることもあります。耳そのものだけでなく、周囲の筋肉の状態も関わってきます。
首や肩の緊張が続くと、内耳周辺の血流に影響することがあると言われています。長時間同じ姿勢での作業や、スマートフォンを見続ける姿勢は、無意識に首への負担を増やしていることが多いものです。次のような点を意識しておきましょう。
下記に挙げる項目は、症状の重さによらず取り入れられる内容です。
これらは治療の代わりになるものではなく、耳鼻咽喉科での治療と並行して整えておきたい生活の土台と考えてください。退院後や通院と並行して、首や肩の筋緊張をゆるめ自律神経のバランスを保つ習慣をつけておくと、今後の再発予防にもつながっていきます。
入院と通院のどちらが正しいという単純な話ではありません。判断の軸を知っておくと、医師との話も進みやすくなります。
次の二点を確認しておくと、話がかみ合いやすくなります。
数値が大きいほど入院が検討されやすくなります
家事や仕事で休めない事情も判断材料になります
この二点を踏まえて話をすると、なぜ入院が必要と言われたのか、あるいは通院で十分と言われたのか、理由がつかみやすくなります。
治療を始めても、耳鳴りや詰まった感じがすぐには取れないことがあります。焦らず経過を見る姿勢も必要になります。
個人的には、聴力の数値だけでなく、耳鳴りや圧迫感といった自覚症状の変化も一緒に確認しておきたいところです。治療開始から数日で変化がまったく感じられない場合は、次の診察で率直に伝えておくとよいでしょう。
一方で、強い回転性のめまいや耳の激しい痛み、聴力がさらに急に落ちていく感覚がある場合は、体の使い方より先に医療機関へ相談したほうがよい状態と考えられます。発症からの時間が経つほど回復の可能性が下がるとされているため、様子を見すぎないことが大切です。判断に迷うときは、自分だけで抱え込まず、家族にも状況を共有しておくと動きやすくなります。
入院になるかどうかは聴力の状態やめまいの有無によって変わり、期間はおおむね1週間から2週間、費用は3割負担で10万円から20万円程度が目安とされています。入院しない場合も、通院を続けながら生活面での負担を減らすことが回復を目指すうえで欠かせません。もし発見が早く、家庭や仕事の環境が整えられそうなら、この時期にしっかり体を休ませる時間を作ることも、後悔のない選択につながると思います。
今日からできることとして、まずは睡眠時間を確保し、耳への刺激を減らし、首や肩に負担がかかる姿勢を見直してみてください。退院後や通院がひと区切りついたあとも、首や肩の緊張をゆるめる習慣を続けておくと、体の状態を保ちやすくなります。
耳の状態だけでなく、首や肩の緊張、歩き方や姿勢の癖まで含めて確認したい方は、たぐち整骨院・草加本院へお気軽にご相談ください。

