
院長:田口お気軽にご相談ください!
耳の聞こえが急に悪くなり、耳鳴りや耳が詰まった感じが続いていると、仕事や家事の合間にドラッグストアで薬を探したくなる方もいるはずです。すぐに病院へ行けない状況では、市販薬だけで様子を見てよいものか迷うこともあるでしょう。
たぐち整骨院・草加本院の田口です。この記事では、突発性難聴で迷ったときに、家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、突発性難聴の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいポイントから順にお伝えします。




とにかく早めに耳鼻科へ相談しましょう
耳が塞がったような感覚が続くと、まず薬で抑えられないかと考える方は多いものです。
実は、耳鳴りや耳の詰まり感だけを見て市販薬を選んでしまうと、背景にある耳の状態を見落とすことがあります。片耳だけ急に聞こえが悪くなった場合は、いつもの耳鳴りとは分けて考えたいところです。
仕事中や家事の途中で気づいた症状ほど、後回しにしやすいものです。まずは症状が出た時間帯や片耳か両耳かを確認しておくと、その後の相談がスムーズに進みます。数日で治まると考えて放置してしまう方も少なくないため、早めの確認をおすすめします。
ドラッグストアには耳の不調向けの薬がいくつも並んでいます。
パッケージに耳鳴りやビタミンB12という表記があると、なんとなく効きそうに見えて手が伸びやすいものです。ただ、これらは血流や神経の働きを助ける成分であり、突発性難聴そのものを治療する薬ではない点に注意したいところです。
耳鳴りに使われる市販薬の多くは、慢性的な耳鳴りや疲労からくる不調を想定して作られています。急性の聞こえにくさに対して同じ効果を期待するのは難しいと考えておいたほうが安心です。
選ぶ前に確認したいのは、聞こえにくさが片耳だけ急に起きたものか、以前から続く慢性的な耳鳴りかという点です。市販薬を探す時間があるなら、その足でまず耳鼻咽喉科へ向かってほしいというのが、当院からの正直な思いです。
市販薬だけで対応しきれないと言われる背景には、耳の仕組みが関わっています。
内耳は非常に細かい構造をしていて、血流や神経の働きが乱れると音の伝わり方に影響が出やすい部位です。市販薬に含まれる成分では、この内耳の変化に直接働きかけることは難しいとされています。
そのため、症状が軽いうちは様子を見たくなる方が多いのですが、状態によっては早めの対応が回復に関わってくることもあります。痛みのように分かりやすいサインが出にくい分、判断が難しい症状といえます。
症状が出てすぐの数日間をどう過ごすかが、その後の経過に関わってくると考えられています。市販薬に頼りきる前に、まず状態を確認することを優先したいところです。
耳鳴りの市販薬と、突発性難聴で使われる処方薬は目的が異なります。
耳鳴り向けの市販薬は、血行を促す成分や神経の働きを助ける成分が中心で、あくまで症状の緩和を目的にしています。一方で処方薬は、聞こえそのものの回復を目指して使われる点が大きく違います。
血流を助ける成分で耳鳴りの緩和を目的にしています
ビタミンB12などが中心で神経の働きを助ける狙いです
体質や症状の出方に合わせて選ばれることが多いタイプです
同じ耳の薬という言葉でも、目的や仕組みが違うことを知っておくと、薬局で選ぶときの判断がしやすくなります。
市販薬だけで様子を見てよいのか迷う理由の一つに、時間の感覚があります。
突発性難聴は、内耳の血流や神経に何らかの変化が起きて聞こえが急に低下すると考えられている状態です。原因がはっきりしないことも多く、市販薬で症状を抑えられるという性質のものではありません。
医療機関では、症状の程度に応じてステロイドやビタミンB12製剤などが使われることがあります。ただ、これらは処方薬であり、ドラッグストアで同じ効果を期待するのは難しいとされています。
発症から日数が浅いうちに医療機関で相談したケースのほうが、聴力の戻りやすさが高いという報告があります。逆に、数週間様子を見てから受診すると、状態が固定しやすくなるといわれています。
軽い耳鳴りだけで、聞こえにくさがはっきりしない場合は、数日様子を見ても大きな問題にならないこともあります。
一方で、片耳だけ急に聞こえにくくなった場合は、様子を見る期間を短くし早めに相談するほうがよいでしょう。迷ったときほど、時間を置かずに判断することが後悔を減らす近道になります。
受診までの時間、何もしないで待つのは不安に感じるものです。
自宅でできることとしては、耳を強くふさがない、大きな音を避ける、睡眠と休養を優先することが挙げられます。無理に耳を触ったり、綿棒で強く掃除したりするのは避けたほうがよいでしょう。
耳の周りを冷やしたり温めたりする自己判断のケアは、逆効果になることもあるため注意したいところです。まずは体を休めることを優先し、症状の変化を記録しておくと受診時に役立ちます。
正直に言うと、この時期に自分でできることは限られています。だからこそ、できることとできないことを分けて考え、体力を消耗しすぎない過ごし方を優先してほしいところです。
耳の不調のご相談の中で、首や肩のこりが一緒に見つかることも少なくありません。
デスクワークやスマートフォンの使用が長い方は、首から肩にかけての緊張が続きやすく、血流が滞りやすい状態になります。内耳の血流も、こうした体の緊張と無関係ではないという見方もできます。
当院では、耳そのものを直接施術するのではなく、体の使い方や姿勢による負担を確認するところから始めています。耳の症状と同時に、肩や首の張りを感じている方は少なくありません。
次のような状態が見られる場合は、市販薬で様子を見る前に相談を考えたい状況です。
片耳だけ急に聞こえが悪くなった、耳の詰まった感じが数日続いている、めまいや耳鳴りを同時に伴っている、といった状態は、早めに耳鼻咽喉科へ相談したほうがよいでしょう。
症状が続くなら、一度状態を確認したいところです。時間が経つほど治療の選択肢が狭まる可能性があるとされているため、判断を先延ばしにしすぎないことが大切です。
ここまで、突発性難聴と市販薬の関係、受診までにできることをお伝えしました。
市販薬は耳鳴りなどの症状を和らげる補助にはなりますが、突発性難聴そのものの回復を目指すものではありません。まずは症状が出た時期と片耳か両耳かを確認し、早めの受診を検討してほしいところです。発症からの時間が短いほど、選べる対応の幅も広がるとされています。
今日からできることとしては、耳を強く触らない、休養を優先する、症状の変化をメモしておくことが挙げられます。聞こえにくさに気づいたらできるだけ早く耳鼻咽喉科を受診することが、その後の回復に関わってくるとされています。
首や肩のこりなど、体の使い方の面から耳の状態を確認したい方は、たぐち整骨院・草加本院へお気軽にご相談ください。

