
院長:田口お気軽にご相談ください!
電話の途中や静かな部屋で、片耳だけ音がこもって聞こえた経験はないでしょうか。少し休めば戻ると思ってそのままにしているうちに、耳鳴りや聞こえにくさが続いてしまい、このまま様子を見ていいのか迷う方は多いものです。
たぐち整骨院・草加本院の田口です。この記事では、突発性難聴が気になったときに確認しておきたいこと、無理をしない範囲でできること、医療機関への相談を考えたいタイミングについてお伝えします。
先に全体像を知りたい方は、突発性難聴の症状ページもあわせてご覧ください。ここでは耳の症状で不安になりやすい点から順にお伝えします。




まず今の状態から確認しましょう
起床時や電話の最中に、片耳だけ聞こえ方がおかしいと気づくことがあります。
耳が詰まった感じや耳鳴りを伴う場合、突発性難聴という診断がつくことがあります。ある日突然、前触れなく起こるのがこの症状の大きな特徴で、片方の耳だけに現れることがほとんどだとされています。目が覚めた瞬間に違和感を覚え、そこから急に不安が広がっていく方も少なくありません。
片耳の聞こえにくさが半日以上続くようなら、様子を見るより先に耳鼻咽喉科へ相談したほうがよい状態だといえます。
忙しい毎日の中では、耳の違和感をすぐ受診に結びつけにくいことがあります。
数々のご相談の中でも多いのが、疲れが原因だろうと考えて数日そのままにしてしまうケースです。仕事や家事、育児が重なっていると、耳のことは後回しになりやすく、痛みではなく違和感だけだと余計に軽く見てしまう方もいます。
ただ、この病気は発症からの時間の経過が回復のしやすさに関わりやすいとされています。様子を見る期間が長くなるほど、治療を始めてからの見込みに影響することがあるため、気づいた時点で一度確認しておくことが大切です。
耳鼻咽喉科では、内耳の状態や発症からの経過に応じて、いくつかの治療法が検討されます。
内耳の炎症を抑える目的で、ステロイドの内服や点滴が行われることがあります。発症から早い段階で始めるほうが望ましいと説明されることが多いようです。
気圧を高めた環境で酸素を吸入する治療で、内耳に酸素を届ける考え方に基づいています。効果には個人差があるとされ、全員に同じ結果が出るわけではない点は、医療機関でもよく説明される内容のようです。ステロイド治療と併用することで、単独治療より聴力の改善率が高まるという報告もあるようですが、これも状態によって変わるとされています。ただ、高圧酸素療法は内耳へ酸素を届ける力はあっても、筋肉の緊張で狭くなった血管そのものを広げる治療ではないという点は、知っておいてよいかもしれません。
保険が適用される場合の負担額や、気圧の変化にともなう耳の痛みなどの副作用については、担当の医師に確認しておくと安心です。実施できる施設が限られているため、通院のしやすさも合わせて相談したいところです。
ステロイド治療に加えて高気圧酸素治療を勧められ、追加すべきか迷う方は少なくありません。
正直に言うと、費用や通院の負担を考えると、その場で決断しづらいという声もよく耳にします。1回あたりの自己負担がどれくらいになるかは、施設や保険の適用状況によって差が出るため、あらかじめ確認しておきたいところです。
治療を追加するかどうかは、発症からの日数や聴力の状態によって判断が変わります。詳しくは担当の医師と相談しながら、無理のない範囲で決めていく形になります。
治療を始めても、聞こえの変化をすぐには感じにくいことがあります。
治療を受けた方のうち、治癒する方、部分的に回復する方、変化がみられない方に分かれるとされ、結果は一人ひとり異なります。回復までに時間がかかるケースもあるため、この時期は焦りが強くなりやすく、周囲の言葉に一喜一憂してしまう方も見られます。
変化を急ぎすぎず、決められた通院や検査を続けながら経過を見ていく姿勢が大切だといえます。
耳鼻咽喉科での治療とは別に、体の状態が耳の周りの負担に関わっていることもあります。
個人的には、耳の症状で来院される方の多くに、首や肩甲骨まわりの強い緊張が見られる印象があります。長時間のパソコン作業や、同じ姿勢で続く家事、スマートフォンを見る時間の長さなどが重なると、この緊張はさらに強くなりやすいものです。
耳の症状そのものへの処置は医療機関の役割になりますが、首や肩の負担を確認し、体の使い方を見直すことは、治療院としてお手伝いできる部分だと考えています。デスクワークの姿勢や普段の枕の高さなど、生活のちょっとした癖が緊張を積み重ねている場合も少なくありません。個人的には、医療機関での治療と並行して、自律神経の働きに関わりやすい首や肩、胸のまわりの緊張をゆるめていくことで、体の状態がより整いやすくなると考えています。
自宅でできることは、あくまで生活面の負担を減らす範囲にとどめておきたいところです。
まず確認しておきたいのは、耳を強く押したり、必要以上に温めすぎたりしないことです。次のような点から見直してみると、体への負担を減らしやすくなります。
一方で、めまいを伴う場合や耳の痛みが強い場合は、自分の判断でケアを進めないほうがよいでしょう。めまいや強い痛みがあるときは自己判断で対処しないことが大切です。こうした場合は、早めに医療機関へ相談したほうがよい状態と考えてよいでしょう。
治療を終えても、耳鳴りや耳が詰まった感覚が続くことがあります。
聴力の検査結果が回復していても、こうした感覚が生活の中で気になり続けるケースもあるようです。医療機関でのフォローを続けながら、体の緊張の有無を確認していくという見方もできます。耳鳴りだけが長引く場合も相談先を持っておくと安心です。仕事中に集中しづらい、夜に気になって眠りにくいといった声もよく聞かれます。
耳鳴りが続くこと自体に強い不安を感じる方は多いですが、体の使い方や首の状態を見直すことで、日常の負担が軽くなるケースもあります。無音の場所で気になりやすい、疲れがたまると強く感じやすいといった傾向がある方は、生活のリズムそのものを見直すきっかけにもなります。
耳鼻咽喉科での治療と、体のケアは役割が異なるものとして分けて考えたい部分です。
次のような整理をしておくと、何を優先すべきか判断しやすくなります。
ステロイドや高圧酸素療法など、医療機関での判断が必要な範囲
首や肩の緊張、生活習慣など治療院で確認できる範囲
どちらか一方だけでなく、両方の視点を持っておくと、回復に向けた道筋が見えやすくなります。
突発性難聴は前触れなく起こり、発症からの時間の経過が回復のしやすさに関わりやすい病気です。高圧酸素療法をはじめとする治療は、状態に応じて医療機関で判断されるものです。
今日からできることとして、耳の状態の変化を簡単に記録しておくこと、首や肩の緊張がないかを確認してみることから始めてみてください。小さな変化に早く気づくことが、その後の相談をスムーズにしてくれます。
耳の症状だけでなく、首や肩の緊張、体の使い方まで含めて確認したい方は、たぐち整骨院・草加本院へお気軽にご相談ください。

