
院長:田口お気軽にご相談ください!
朝目が覚めたとき、耳が詰まった感じや耳鳴りが強く出ていると、昨日より悪くなったのではと不安になるものです。病院で治療を受けながらも、自分の生活のどこかに原因があるのではと気になり始める方も多いのではないでしょうか。
たぐち整骨院・草加本院の田口です。この記事では突発性難聴と姿勢の関わりについて、家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングをお伝えしていきます。病院での治療に加えて、自分でも取り組める部分に目を向けられると、気持ちの面でも前を向きやすくなる方が多いと感じています。
先に全体像を確認したい方は、突発性難聴の症状ページもあわせてご覧ください。ここでは日常の中で確認しやすい部分から順番にお話ししていきます。




できることから一緒に確認しましょう
耳鼻科で診断を受けた直後というのは、何よりも治療そのものを優先してほしい時期になります。
その一方で、首や肩の緊張が強い状態が続いていないかを合わせて振り返っておくと、今の生活を見直すきっかけにもなっていきます。治療と並行して姿勢を確認することは、それほど難しいものではありません。診断されたばかりの時期は気持ちも落ち着かず、何をどこまでやってよいのか迷う方が多いのも事実です。
耳の詰まり感が続くと落ち着かない気持ちになりますが、病院での治療経過を軸にしながら、無理のない範囲で体の状態にも目を向けていきましょう。
就寝時の姿勢が、内耳への血流に影響しているケースは少なくありません。
症状が出ている側の耳を下にして眠る癖がある方は、無意識のうちに首や肩へ負担が集中しやすくなっています。枕の高さが合わず、首が反った状態や強く曲がった状態のまま一晩を過ごしていることも珍しくありません。仰向けで眠っているつもりでも、寝返りのたびに患側を下にしてしまう方も見受けられます。
朝起きたときに耳の症状が強く感じられる方は、寝ている間の向きや枕の高さを一度振り返ってみてください。タオルを重ねて高さを調整するだけでも、首への負担は変わってきます。
日中の姿勢もまた、耳の症状と決して無関係ではありません。
パソコン作業やスマホ操作が長時間続くと、頭が前に出た姿勢がそのまま固まりやすくなります。この姿勢が続くことで、首の後ろ側の筋肉には常に緊張がかかった状態になっていきます。画面を見下ろす角度が深くなるほど、首にかかる負担は大きくなるといわれています。
数々のご相談の中でも多いのが、仕事中はずっと同じ姿勢を取り続けていて、気づいたときには肩がこわばっているという声です。作業の合間に肩を軽く動かすだけでも、体の緊張は少しずつ変わってきます。休憩のたびに椅子から立ち上がる習慣をつけるだけでも変化を感じやすくなります。
ここからは、首や肩の緊張がなぜ耳の状態と結びつくとされているのか、少し詳しくお話ししていきます。
内耳は非常に細かい器官で、わずかな血流の変化にも影響を受けやすいとされています。首の筋肉がこわばることで、内耳へ向かう血管の通り道が狭くなってしまうことがあります。
首まわりの緊張が強い方ほど、症状の重さとの関連が見られることがあるという指摘もあります。首の側面にある筋肉が硬くなっている方に、この傾向がよく見られます。
肩の張りが強い方ほど、首から頭部にかけての血流も低下しやすい傾向があるという見方もできます。
肩こりは痛みとして自覚しにくいことも多く、緊張が積み重なったまま気づかれずに過ごしているケースも見られます。肩甲骨のまわりが動きにくくなっている方も少なくありません。
姿勢の崩れは、首だけでなく背中全体の緊張にもつながっていきます。
頭が前に突き出た姿勢が続くと、首の後ろ側の筋肉には常に負荷がかかった状態が生まれます。猫背のような姿勢の崩れが、首すじの緊張を通じて間接的に耳の症状と結びついていくこともあると考えられています。骨盤が後ろに傾いた姿勢で座り続けることも、猫背を助長する一因になります。
当院ではこれまで、突発性難聴の症状を抱えた数百名の方の姿勢を確認してきましたが、首から肩にかけての強い緊張や姿勢の傾きが見られる方がほとんどでした。臨床的に見ても、姿勢は症状の経過を考えるうえで軽視できない要素だと感じています。左右で肩の高さが違っていたり、頭の位置が片側に寄っていたりすることも少なくありません。
自宅でできることには、取り組みやすい優先順位と、無理に踏み込まないほうがよい範囲の両方があります。
まず確認しておきたいのは日中の座り姿勢と就寝時の向きです。次の点を意識してみてください。
これらは日常の中で無理なく取り入れられる範囲です。一方で、耳の症状自体をどうにかしようと強く首を揉んだり、勢いをつけて動かしたりするのは避けたほうがよいでしょう。強い炎症や急な症状の変化がある場合は、無理に触らないほうがよい状態と考えてください。自己判断で強く刺激を加えることは、かえって緊張を強めてしまう場合もあります。
症状が長く続くと、体の緊張がさらに強まってしまうこともあります。
耳の症状への不安が続くこと自体がストレスとなり、首や肩の緊張を強めてしまうことがあります。緊張が強まることで血流がさらに落ち着きにくくなるという見方もできるでしょう。不安から呼吸が浅くなり、体全体に力が入りやすくなることもあります。
眠りが浅くなったり、無意識に体をかばう姿勢が増えたりすることも、この悪循環の一部として捉えられます。焦りから体に力が入りやすくなる点にも注意しておきたいところです。
姿勢の見直しは、あくまで病院での治療と並行して考えていくものです。
次のような状態が当てはまる場合は、それぞれ相談先を分けて考えてみてください。
まずは耳鼻咽喉科など医療機関へ相談したほうがよい状態です
体の使い方や生活習慣を含めて確認してみる価値があります
耳の聞こえに急な変化がある場合は医療機関へ相談したほうがよい状態です。突発性難聴は、医療機関では早期の対応が大切だと説明されることがあります。
すでに治療を受けている場合も、経過は医師の判断に沿って確認していくことが欠かせません。姿勢の確認は、その治療を後押しする一つの視点として考えていただければと思います。当院に来られる方の中にも、病院での治療を続けながら体の状態を見に来られる方が多くいらっしゃいます。
ここまで、突発性難聴と姿勢との関わりについてお話ししてきました。
耳の詰まり感や耳鳴りは、内耳の血流と関係していると考えられており、首や肩の緊張、日々の姿勢の崩れもその一因になり得ます。まずは病院での治療を軸にしながら、就寝時の向きや日中の座り姿勢を振り返るところから始めてみてください。個人的には、病院での治療だけに任せるのではなく、自分でも変えられる部分に目を向けられると、気持ちの面でも少し楽になる方が多いと感じています。
首や肩の緊張、姿勢の崩れが気になる方は、たぐち整骨院・草加本院へお気軽にご相談ください。

