
院長:田口お気軽にご相談ください!
朝起きたら片方の耳の聞こえが悪く、耳鳴りも一緒に出ている。病院で聴力検査を受けてグレードという言葉を聞いたものの、それが自分の状態としてどれくらい重いのか分からず、不安なまま帰ってきた方もいるのではないでしょうか。
たぐち整骨院・草加本院の田口です。この記事では、突発性難聴のグレードや聴力レベルの意味、無理をしないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、突発性難聴の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいポイントから順にお伝えします。




今できることから始めましょう


片耳だけの聞こえにくさは、朝起きて洗面所に立ったときやテレビをつけたときなど、日常のふとした瞬間に気づくことが多いようです。
耳鳴りやこもった感じを同時に自覚する方も多く、たまたま調子が悪いだけだろうと様子を見ているうちに、数日が経ってしまうケースもあります。
突発性難聴は発症からの時間が回復に関わるとされているため、聞こえにくさに気づいた時点でできるだけ早く耳鼻咽喉科を受診し、聴力検査を受けることが最初の一歩になります。
忙しさを理由に受診を先延ばしにしてしまう方も多いので、少しでも気になる変化があれば早めに動くことをおすすめします。
病院で聞くグレードは、聴力検査の数値を4段階に分けたものです。
グレード1は聴力の低下が比較的軽く、グレード4は大きな音でも聞き取りにくいレベルとされています。数字が大きくなるほど聴力の落ち込みが大きいことを意味しますが、めまいの有無によっても状態の見方が変わってくるとされています。
数値の大きさだけを見て一人で結論を出さず、まずは検査結果の意味を医師に確認しておくことが安心につながります。実際にこの言葉を初めて聞いた方の多くは、数字そのものよりも今後の生活がどう変わるのかを気にされています。
数値だけを聞いても、実感としてつかみにくいものです。
グレード2は40dBから60dB未満の聴力低下とされ、普通の会話でも聞き取りにくさを感じる程度の目安とされています。数字そのものより、日常の会話や電話でどれくらい支障が出ているかを医師に伝えることが、今後の治療方針を決めるうえでの材料になります。
正直に言うと、数値の意味を調べるほど不安が強くなる方も少なくありません。数字はあくまで目安であり、実際の生活の中でどこまで困っているかを合わせて伝えることのほうが、診察の場では役立つことが多いようです。
会話の聞き取りやすさ、テレビの音量、電話の受け答えなど、具体的な場面を思い出しておくと、診察がよりスムーズに進みます。
グレードによって、通院か入院かの判断が分かれることがあります。
聴力の低下が比較的軽いグレード1や2では、通院でのステロイド治療が中心になることが多いとされています。
仕事や家事を続けながら通院で治療を受けられる場合もあり、生活への影響を抑えやすい段階といえるでしょう。ただし通院で済むかどうかは自己判断できるものではなく、必ず医師の診断に基づいて決まります。
60dBを超えるグレード3や4、または強いめまいを伴う場合は、入院での点滴治療が検討されることがあります。
入院が必要かどうかは聴力の数値だけでなく、めまいの強さや全身の状態も含めて医師が総合的に判断するとされているため、詳しくは受診先の医療機関で確認してください。
仕事の調整や家族への相談が必要になる場合もあるため、診断を受けた時点で今後の見通しを聞いておくと安心です。入院期間や治療内容も状態によって異なるので、疑問点はその場で質問しておくとよいでしょう。
職場で電話を受ける機会が多い方や、家族との会話が多い時間帯を過ごす方ほど、聞き取りにくさに気づきやすいようです。
数々のご相談の中でも多いのが、片耳だけ電話の声が遠く感じるという訴えです。日常のどの場面で聞き取りづらいかを具体的に把握しておくと、治療の経過を振り返るときの目安になりますし、診察のときに医師へ伝える情報としても役立ちます。
数字が大きいほど不安になるのは、自然な反応だと思います。個人的には、数字よりもご本人の生活の困り具合を先にお聞きするようにしています。
ただ、グレードが高いからといって聴力が戻らないと決まるわけではないとされています。治療を始めるタイミングや個人差によって経過は変わってくるため、グレードは今の状態を把握するための一つの目安として受け止めておきたいところです。
数字に振り回されすぎず、今できる治療を一つずつ積み重ねていく姿勢が大切になります。個人的には、グレードの数字にとらわれず前向きな気持ちで治療に向き合っている方のほうが、経過も落ち着いて見守れている印象があります。
周りの経験談と自分の状態を比べすぎないようにすることも、気持ちを落ち着けるうえで役立ちます。
治療と並行して、自宅での過ごし方も見直しておきたいところです。
耳の症状は生活習慣の影響も受けやすいとされ、無理をしてよい部分とそうでない部分を分けて考えることが大切になります。仕事や家事のペースを普段どおりに戻そうと焦る方も多いのですが、今日から意識できる過ごし方の目安を先にまとめておきます。
大きな音の場所を避け、疲れをためない過ごし方を心がけます
睡眠や食事の乱れは自律神経の乱れにつながりやすいとされます
こうした点を意識しながら通院治療の経過を見守っていくことが、回復を後押しする土台になります。反対に、強いめまいや吐き気がある状態で無理に動き回るのは避けたほうがよいでしょう。自己判断で治療を中断せず、医師の指示に沿って過ごすことが優先されます。
首や肩がこわばっている自覚がある方は、その緊張を和らげることも体調全体を見直すきっかけになります。首や肩まわりの緊張がやわらぐと、耳の奥への血のめぐりも保ちやすくなるという見方もあり、通院治療と並行して体の状態を確認しておく意味は大きいと感じています。
治療中に症状が変化することもあります。
耳鳴りやめまいが以前より強くなっていると感じたら、自己判断で様子を見続けず、早めに医療機関へ相談したほうがよい状態です。治療方針の見直しが必要になることもあるため、変化があった時点で医師に伝えておくと、今後の見通しを立てやすくなります。
反対に、少しずつ聞こえが戻ってきている感覚がある場合は、その変化も含めて診察時に共有しておくとよいでしょう。回復の途中経過を丁寧に伝えることが、今後の治療計画にも役立ちます。
日々の変化をメモしておくと、診察の限られた時間の中でも状態を伝えやすくなり、次の通院までの過ごし方を考えるヒントにもなります。
突発性難聴のグレードは聴力低下の目安であり、数字の大きさだけで今後がすべて決まるわけではありません。通院か入院かは聴力レベルやめまいの有無を含めて医師が判断するものです。
まずは耳をしっかり休ませ、生活リズムを崩さないことから始めてみてください。首や肩の力の入り方、日々の疲れ方、座り方や姿勢の癖まで見直すことも、体調全体を見直していくうえでの一つの視点になります。
聞こえにくさや耳鳴りが続く場合、体の使い方や生活の負担も含めて確認したい方は、たぐち整骨院・草加本院へお気軽にご相談ください。

