
院長:田口お気軽にご相談ください!
耳鼻咽喉科でステロイド治療を始めたものの、本当にこれで聴力が戻るのか、他にもっと良い治療法があるのではと感じて調べる方は少なくありません。仕事や家事の途中で片耳の聞こえにくさに気づき、不安を抱えたまま過ごしている方もいると思います。
たぐち整骨院・草加本院の田口です。この記事では、突発性難聴の治療の選択肢、体の状態として確認しておきたいこと、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、突発性難聴の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、今の治療の位置づけと、体の面から気をつけたいことを順にお伝えします。




血流と自律神経も含めて確認しましょう


発症からどれくらい経っているかで、その後の見込みが変わってくるといわれています。仕事が忙しくて受診を後回しにしていた方も、まずは今の時期を把握することから始めてみてください。
医療機関では、発症から治療開始までの期間が早いほど聴力が戻りやすい傾向があると説明されることがあります。逆に日数が経ってから受診すると、同じ治療でも効果を感じにくいケースもあります。
今どのくらいの時期にいるかを、まず確認しておきたいところです。焦って何かを試すより、今の時期を正しく把握することが最初の一歩になります。
耳鼻咽喉科でステロイドの点滴や内服を勧められた方は、この治療で本当に良くなるのか気になると思います。
ステロイドは突発性難聴の治療で中心的に使われる薬とされています。内耳の炎症を抑える目的で使われることが多く、発症から日が浅いうちに始めるほど期待される効果が高いとされています。
ただ、効果の出方には個人差があり、数日で変化を感じる方もいれば、時間がかかる方もいます。効果を判断する時期についても、担当の医師と相談しながら進めることが大切です。
ステロイドに加えて、高圧酸素療法という方法があると聞いて気になった方もいるでしょう。
気圧を高めた空間で酸素を吸入し、内耳への酸素の届き方を助ける治療とされています。実施できる医療機関は限られており、保険適用の条件も施設によって異なることがあります。
すべての方に行われるわけではなく、症状の重さや発症からの時期によって検討される治療とされています。気になる場合は、通院先の耳鼻咽喉科で実施可能かどうか確認してみてください。
点滴や内服のステロイドだけでなく、鼓室内注射という言葉を耳にした方もいるかもしれません。
鼓膜の奥に直接薬剤を届ける方法で、全身への影響を抑えながら内耳に薬を届けやすくする方法とされています。全身投与のステロイドで十分な変化が見られない場合に、追加で検討されることがあるとされています。
詳しい適応や進め方は、担当の医師の判断によって変わってきます。気になることがあれば、次の診察で率直に相談してみるとよいでしょう。
「再生医療」という言葉を見て、新しい可能性を感じた方もいると思います。
内耳の傷んだ細胞を補う研究は進められていますが、現時点では研究段階にある分野とされています。今すぐ誰でも受けられる治療ではないため、過度に期待しすぎず、今の治療をきちんと続けることを優先したい時期といえますね。
突発性難聴の相談を受ける中で、耳の症状と同時に首や肩のこわばりを感じている方が一定数いらっしゃいます。
数々のご相談の中でも多いのが、耳の症状が出てから急に首や肩がこるようになったという声です。内耳への血流は、首から続く血管や神経の状態とも関係があるとされています。
日頃の姿勢や睡眠不足が体の緊張につながっている場合もあります。デスクワークで前かがみの姿勢が続く方は、首の負担が積み重なりやすい傾向もあります。
治療を続けながら、自分でも何かできることはないかと考える方は多いです。
自宅では、睡眠時間を確保すること、体を締め付けすぎない服装で過ごすこと、耳を強くふさいだり刺激を与えたりしないことから始めてみてください。
耳の詰まった感じを自分でどうにかしようと綿棒などで触るのは避けたほうがよいでしょう。無理に耳の中を触ると、外耳道を傷つけたり炎症を悪化させたりする可能性があります。
気になる違和感は、耳鼻咽喉科で確認してもらうのが安心です。生活の中で無理をしすぎないことも、回復を支える一つの要素になります。
難聴だけでなく、めまいや強い耳鳴りを伴う場合は、体への影響も少し違ってきます。
めまいで歩行がふらつく状態がある場合は、無理に外出せず安静を優先したほうがよい状態です。転倒のリスクもあるため、症状が強い間は付き添いを頼むなど、安全を確保する工夫も必要になります。
耳鳴りが続くとストレスや睡眠不足につながり、体の緊張がさらに強まることもあります。眠りが浅くなっていると感じたら、それも体からの合図として受け止めておきたいところです。
突発性難聴は自然に軽快することもありますが、様子を見すぎるとその後の見込みに影響することがあります。
片耳の聞こえにくさに気づいたら、できるだけ早く耳鼻咽喉科へ相談したほうがよい状態です。すでに治療を受けている方でも、症状の変化が乏しいと感じる場合や、めまいが強まる場合は、担当医へ早めに伝えておきたいところです。
自己判断で通院を中断しないことも大切です。少しでも気になる変化があれば、遠慮せず伝えておきましょう。
医療機関での治療と並行して、体の面からできることもあります。
正直に言うと、耳の症状だけに意識が向きがちですが、首や肩の緊張、日頃の姿勢、睡眠不足といった生活の負担が体全体に影響している場合もあります。整骨院では、耳の治療そのものを行うわけではなく、首や肩の緊張、自律神経に関わる体の状態を確認する立場から関わることができます。
自律神経の乱れが続くと、内耳への血のめぐりが滞りやすくなり、耳鳴りや耳の詰まった感じが残りやすくなるとも考えられています。病院での治療と並行して自律神経や血のめぐりを整えていくことが、そうした症状を残しにくい状態づくりにつながると感じています。
歩き方や姿勢の癖が首への負担につながっているケースもあるため、体の使い方を見る視点も持っておきたいところです。長時間のデスクワークが続く方は、休憩の取り方も見直す価値があります。
治療の効果を後押しするために、生活面で意識しておきたいことをいくつか挙げます。
これらは治療の代わりになるものではありませんが、体の負担を減らす助けになると考えられています。無理をして生活を続けると、症状の回復を感じにくくなる場合もあるため、優先順位をつけて取り組んでみてください。
突発性難聴は、発症からの時期や治療の内容によって見込みが変わる症状です。ステロイドを中心に、高圧酸素療法や鼓室内注射といった選択肢があることを知っておくと、今の治療の位置づけが見えてきます。
今日からできることとして、睡眠を確保すること、耳を強く刺激しないこと、めまいや耳鳴りの変化を記録しておくことから始めてみてください。担当の医師に体調の変化を伝える際、記録があると説明しやすくなります。
首や肩の緊張、歩き方の癖も含めて確認したい方は、たぐち整骨院・草加本院へお気軽にご相談ください。

