
院長:田口お気軽にご相談ください!
突発性難聴になったあと、電車の中で音がやたら大きく響いたり、耳鳴りが気になって仕事に集中できないことはありませんか。耳栓をつけてみたものの、これでよいのか分からず不安なまま使っている方も多いと思います。
たぐち整骨院・草加本院の田口です。この記事では、突発性難聴で迷ったときに、家で確認できること、無理に触らないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、突発性難聴の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいポイントから順にお伝えします。




耳と首の両方から確認しましょう


突発性難聴の治療を終えたあとでも、電車やオフィスの音がいつもより大きく感じることがあります。これは聴覚が過敏になっている状態で起こりやすく、音そのものが変わったわけではないケースがほとんどです。
まず確認しておきたいのは、片耳だけの症状かどうかという点です。片耳のみに響きやすさがある場合は、両耳に同じ対策を当てはめてよいのか、後の章で詳しく見ていきます。日によって響き方が違うと感じる方も少なくありません。
耳栓は音の刺激を減らす手段として役立ちますが、つけ方によっては負担になることもあります。正直に言うと、つらい場面ほど長時間つけっぱなしにしたくなる方が多いです。
耳栓は1日2〜3時間程度を目安にとどめ、静かな環境では外して耳を休ませる時間を作りましょう。完全な無音状態を長時間続けると、逆に音への敏感さが増すこともあります。汗や皮脂で汚れやすいため、耳栓自体を清潔に保つ意識も欠かせません。
耳栓で不快感を減らすこと自体は、気持ちを落ち着けるうえでも意味があります。ただ、それだけで終わらせず、耳の周りの緊張にも目を向けていくと、より安心して過ごしやすくなるはずです。
耳鳴りがあるときに耳栓をつけると、周りの音が消えた分、耳鳴りだけが目立って感じられることがあります。耳栓が向く場面と、そうでない場面を分けて考えることが大切です。
工事現場や大きな音の環境で耳鳴りが強まる場合は、耳栓で音の刺激を減らすことが有効な場合があります。移動中や作業中など、音量が大きい時間だけ使うとよいでしょう。日常の中で音量が大きい場所をあらかじめ把握しておくと、耳栓を取り出すタイミングにも迷いにくくなります。
突発性難聴のあとに残る耳鳴りは、内耳の働き自体に関係しているとされることが多く、耳栓で音を遮っても耳鳴りそのものが消えるわけではないとされています。
無音にすることで意識が耳鳴りに向きやすくなる場合もあるため、静かな部屋で寝るときは小さな音を流すという工夫をしている方もいます。耳鳴りの感じ方は日によって変わることも多いため、一つの方法にこだわりすぎないほうがよいでしょう。
耳栓にはフォームタイプ、シリコンタイプ、ノイズキャンセリング機能付きのものなど種類があり、耳の状態によって合うものが変わります。どれが正解というよりも、自分の生活場面に合わせて選ぶことが大切です。
フォームタイプは遮音性が高い一方、外耳道の形に合わないと圧迫感や痛みが出やすいこともあります。シリコンタイプは着脱がしやすく、汗や皮脂で汚れやすいため定期的な洗浄や交換が欠かせません。
ノイズキャンセリング付きは特定の場面で便利ですが、完全に無音になりすぎることもあるため、使う場面を選んで取り入れるとよいでしょう。値段や見た目だけで選ばず、実際に着けた感覚を確かめてから続けるかどうかを決めてみてください。
電車の走行音や職場の物音など、想定外の大きな音に驚いてしまう場面が増えたと感じる方もいます。あらかじめ音が大きくなりやすい場所を把握しておくと安心感につながります。
耳栓をポケットに入れておくだけでも心の準備になりますが、頼りきってしまうと、耳を使う機会そのものが減り、音への慣れが戻りにくくなることもあります。少しずつ耳栓を使う時間を減らしていく意識も持っておきたいところです。
突発性難聴は片耳だけに起こることが多く、耳栓の使い方にも左右差が出やすくなります。症状のある側だけを保護したいのか、両耳のバランスをそろえたいのか、目的をはっきりさせておくと選びやすくなります。
症状のある側だけ耳栓をつけると、聞こえのバランスがさらに崩れたように感じる方もいます。迷う場合は、両耳とも同じタイプの耳栓を使い、つける時間だけ調整するという方法もあります。自分の耳の状態に合わせて少しずつ調整していきましょう。
耳の不調が続くと、無意識に肩や首をすくめる姿勢が増え、体の緊張が抜けにくくなることがあります。耳の周辺と首や肩は近い場所にあるため、互いに影響し合うことがあります。
首から耳の周りにかけての筋肉が緊張すると、耳の周辺の血流が滞りやすくなるという見方もできます。当院ではまず、首や肩の動き、姿勢のクセを確認することから始めています。パソコン作業やスマートフォンを見る時間が長い方ほど、この傾向が強く出やすい印象があります。
長時間のデスクワークや前傾姿勢が続く場合は、1時間に一度は肩を回し、首の力を抜く時間を作ってみてください。耳栓を外すタイミングと合わせて休ませるとより取り入れやすくなります。
数々のご相談の中でも多いのが、耳の症状と同時に肩こりや頭の重さを感じているケースです。個人的には、早い段階から首の歪みや周辺の緊張をゆるめ、耳への巡りを保っておくことが、落ち着いた状態を保つうえで近道になると考えています。
耳栓だけに頼らず、日常の中でできる小さなケアを組み合わせることで、音への負担を減らしやすくなります。
優先しやすい順番を意識すると、無理なく続けやすくなります。次のような流れで試してみてください。
四六時中つけるのではなく、つらい場面に絞って使うことから始めましょう。
耳栓を外した時間に、肩を回すなど軽い動きを取り入れてみてください。
この2つを意識するだけでも、耳栓だけに頼らない生活のリズムを作りやすくなります。無理に一気に変えず、できることから積み重ねていきましょう。焦らず続けることが結果的に負担を減らす近道になります。
耳栓やセルフケアを続けても症状が変わらない、または悪化していると感じる場合は、無理に自宅対応を続けないほうがよいでしょう。次のような状態があるときは、早めに医療機関へ相談したほうがよい状態です。
これらの状態は、耳栓の使い方だけで対応できる範囲を超えていることがあります。医療機関では状態に応じた検査や治療方針が説明されることがあるため、早めの相談を考えたいところです。迷った際は自己判断で我慢を続けず、専門の窓口に確認する姿勢を大切にしてください。
耳栓は音の刺激を減らす手段として役立ちますが、つける時間や場面を選ばないと、聴覚過敏や耳鳴りとの付き合い方が難しくなることもあります。まずは使う場面を絞り、耳を休ませる時間を意識してみてください。
今日からできることとして、耳栓をつける時間を記録してみる、首や肩の力を抜く時間を作ってみる、といった小さな確認から始めてみてください。耳栓でストレスを和らげながら、首や肩の緊張をゆるめていくことが、体を落ち着けていくうえで役立つはずです。
耳栓の使い方だけでなく、首や肩の緊張、日常の姿勢まで含めて確認したい方は、たぐち整骨院・草加本院へお気軽にご相談ください。

