
院長:田口お気軽にご相談ください!
片耳の聞こえが急に悪くなり、耳鳴りや耳の詰まった感じが続く。数日前に病院でステロイド治療が始まったものの、この治療で本当に大丈夫なのか、気になっている方もいると思います。
たぐち整骨院・草加本院の田口です。この記事では、突発性難聴と診断された後に確認しておきたい考え方、無理に判断しないほうがよい状態、体のケアとして相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、突発性難聴の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、診療の目安になる考え方から順にお伝えします。




体の状態も含めて確認しましょう


耳鼻咽喉科での説明は短時間で終わることが多く、後から不安が出てくる方も少なくありません。突然の聴力低下という出来事そのものに気持ちが追いつかず、聞いたはずの内容が抜けてしまうこともあります。
診断の目安としては、隣り合う3つの周波数で30デシベル以上の聴力低下が72時間以内に起こった状態が挙げられます。片耳だけに起こることが多いとされ、めまいを伴う場合とそうでない場合があります。まずこの基準を知っておくだけでも、今の状態を落ち着いて受け止めやすくなるはずです。似たような聞こえ方の変化でも背景はさまざまなので、経過を医師と共有しながら進めることが大切です。
グレードという言葉だけでは、自分の状態がどの位置にあるのか分かりにくいものです。数字だけを伝えられても、生活の中でどう困るのかは想像しづらいと感じる方が多いのではないでしょうか。
初診時の聴力レベルによって、40デシベル未満から90デシベル以上までの4段階に分けて評価する考え方があります。数字が大きいほど聴力の低下が強く、めまいの有無も併せて確認されます。この分類は今後の見通しを話し合う土台になるものであり、数字そのものが結果を決めるわけではありません。分類はあくまで初診時の目安であり、その後の経過とあわせて考えることが望ましいとされています。
薬の副作用が気になり、治療そのものに踏み出しにくいと感じる方もいます。まずは治療の全体像を知ることで、不安の輪郭を少しはっきりさせることができます。
ステロイドには内服や点滴による全身投与と、鼓室内に薬を入れる方法があります。どちらを選ぶかは聴力の状態や体質によって医療機関で判断されます。投与方法が違えば体への負担のかかり方も変わるため、説明を受けた際は遠慮なく質問してよい部分です。持病がある方は特に、事前に伝えておくと安心につながります。
ステロイドは選択肢の一つとして位置づけられており、これより上位に推奨される薬物治療は挙げられていないとされます。効果の感じ方には個人差があるとされることも知っておきたい点です。
正直に言うと、効果が出るまでの数日間は不安が強くなりやすい時期です。焦らず、決められた通院を続けることが今できる行動になります。焦って自己判断で服薬をやめてしまうと、経過の確認がしづらくなることもあるため注意しておきましょう。
もう遅いのではという焦りから検索する方も多いのではないでしょうか。時間がたってから治療を始めた場合でも、経過を見ながら判断が続けられます。
治療開始までの期間が短いほど回復の可能性が高まるとされ、発症後できるだけ早く治療を始めることが重要な考え方として示されています。すでに治療を始めている場合は、その時点からの経過を見ていくことになります。過去の期間にとらわれすぎず、今の通院を続けることに意識を向けたほうがよい状態といえますね。日々の聴力の変化を簡単に書き留めておくと、診察のときに伝えやすくなります。
ステロイド以外の治療法を提案され、迷う方もいます。選択肢が増えることは前向きな材料でもありますが、判断に迷う場面が増えるのも事実です。
高気圧酸素療法やビタミン製剤などが補助的な選択肢として使われることがあります。効果の裏付けには限りがあるとされることもあり、詳しくは医療機関で確認してください。それぞれの治療の目的や進め方を理解しておくと、通院への気持ちも整いやすくなります。提案された治療の目的が分からないときは、遠慮せずその場で確認しておくとよいでしょう。
耳の症状に意識が向きやすい時期ですが、体の他の部分にも変化が出ていることがあります。不安な状態が続くと、体は思った以上に緊張を溜め込んでしまいます。
不安や緊張が続くと、首や肩の筋肉がこわばりやすくなります。耳周辺の血流や自律神経の働きは、首の緊張と関わりがあるという見方もできます。数々のご相談の中でも多いのが、耳の症状が出てから急に肩や首のこりを強く感じるようになったという声です。無意識に肩をすくめる姿勢が続いている方も少なくありません。
何かしなければと思うほど、逆に無理をしてしまう時期でもあります。まずは負担の少ないことから始めるのが安心につながります。
自宅でできることの範囲は、睡眠を優先すること、耳を強くふさいだり刺激したりしないこと、無理に大きな音を聞き比べないことです。次のような点を意識しておくと生活の中で判断しやすくなります。
これらはあくまで生活面の工夫であり、治療の代わりになるものではありません。気になる変化があれば、次の通院時に必ず伝えるようにしましょう。
めまいがある場合は、聴力の状態だけでなく体の動かし方にも注意が必要です。ふらつきがあるまま普段通りに動くと、思わぬ転倒につながることもあります。
強いめまいや耳鳴りがある場合は、無理に体を動かさず安静を優先したほうがよい状態です。転倒などのリスクもあるため、症状が強い日は移動を控えることも考えておきましょう。家族に付き添ってもらうなど、無理をしない環境を整えることも大切です。段差の多い場所や人混みは、症状が強い日ほど避けておきたいところです。
医療機関での治療と並行して、体の面から確認したいことも出てきます。耳の症状だけに気を取られていると、体全体の変化に気づきにくくなることもあります。
当院では、耳の症状そのものを施術で治すという立場ではなく、首や肩の緊張、姿勢のかたより、日中の体の使い方を確認することを大切にしています。緊張が強い状態が続くと、回復に向けた生活の土台が整いにくくなるという見方もあります。病院での治療を続けながら、自律神経の働きや内耳への血流を整える体のケアを重ねていくことが、聴力の回復や耳鳴り・耳の詰まった感じを残しにくくするうえでも大切だと感じています。以下のような視点で、体の状態を見直すきっかけとして活用いただけます。
長時間同じ姿勢が続くと、耳の周りの血流にも影響が出やすくなります。
眠りが浅い状態が続くと、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
治療の主体は医療機関にあることを前提に、体のケアという立ち位置で関わらせていただいています。自律神経の乱れや緊張を和らげ、内耳まわりの血流を保ちやすい状態にしていくことが、生活の土台を整えるうえで役立つと考えています。
突発性難聴は、診断基準や重症度の分類、ステロイド治療の位置づけを知ることで、今受けている治療への向き合い方が見えてくる症状です。
まずは睡眠や生活のリズムを整えつつ、首や肩の緊張が強くなっていないか、今日から確認してみてください。病院での治療とあわせて自律神経や血流の状態にも目を向けておくと、耳鳴りや耳の詰まった感じを残しにくい状態を目指しやすくなります。
耳の症状だけでなく、首や肩の緊張、体の使い方も含めて確認したい方は、たぐち整骨院・草加本院へお気軽にご相談ください。

