
院長:田口お気軽にご相談ください!

院長:田口お気軽にご相談ください!
朝、布団から出て最初の一歩を踏み出した瞬間に、踵へ鋭い痛みが走る。しばらく歩くと和らぐのに、夕方になるとまたじんわり痛んでくる。何か病気が隠れているのではないかと、不安になっている方もいると思います。
たぐち整骨院・草加本院の田口です。この記事では、かかとが痛いときに考えられる病気の違いと、家で気をつけたいこと、医療機関へ相談したほうがよい状態についてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、踵の痛みの症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で気づきやすい痛み方から順にお伝えします。




まず痛み方を確認しましょう


起きてすぐの一歩だけ踵が痛み、歩くうちに楽になる。実は、こうした訴えはご相談の場でも非常によく耳にします。ベッドや車から降りた直後に痛みが出るという方も目立ちます。
長く座ったあとや、立ち仕事の終わりにも同じ痛みが出る方がいます。足の裏には踵から足指の付け根まで張る腱膜があり、休んだあとに急に体重がかかると、負担が一点に集まりやすいという見方もできます。
痛みの強さが日によって違うのは珍しくありません。ただ、数週間たっても痛み方が変わらない、あるいは範囲が広がっているなら、一度状態を確認しておきたいところです。
踵の痛みは一つの病気だけが原因とは限らず、痛む場所によって候補が変わってきます。まずは痛む位置を思い浮かべながら読み進めてください。
朝の一歩目や歩き始めに痛むなら、足底腱膜炎(足底筋膜炎)がよく挙がります。足裏の腱膜に負担が繰り返しかかって炎症を起こした状態で、立ち仕事や体重の増加、硬い靴が背景になることもあります。
踵の底を押すと深く痛む場合は、衝撃を和らげる脂肪体という組織に負担がかかっていることもあります。硬い床の上を長く歩く方に見られるため、痛む位置の確認が欠かせません。
踵の後ろ側、アキレス腱がついている付近が痛むなら、アキレス腱炎や付着部の障害が考えられます。走る習慣のある方や、ふくらはぎが硬い方に多いとされています。
転んだ覚えがなくても、歩くたびに骨の奥が痛むなら疲労骨折が隠れていることもあります。成長期のお子さんでは、踵の骨の成長部分に負担がかかるシーバー病という名前が挙がります。
レントゲンで踵骨棘、いわゆる骨のトゲが見つかると、これが痛みの原因だと思い込みやすいものです。ただ、トゲがあっても痛まない方は少なくありません。
トゲの有無よりも、足裏やふくらはぎの硬さ、歩き方、靴の当たり方といった日々の負担が大きく関わることもあります。どう対応するかは、医療機関で状態を確認したうえで判断が変わります。
骨のトゲは、足裏の腱膜が引っ張られ続けた結果として見つかることもあると言われています。画像の所見だけで一喜一憂せず、今の痛み方と合わせて考えてみてください。
次のような状態があるときは、家で様子を見るより先に、医療機関へ相談したほうがよいでしょう。
赤みや熱を伴う急な腫れは、炎症が強く出ている可能性があるため、湿布で様子を見ずに受診を優先してください。
踵の痛みだけで内臓の病気と決められるわけではありません。ただ、関節リウマチや痛風など全身に関わる病気が背景にあることもあるため、足以外の症状も一緒に伝えておくと安心です。
痛みを避けようとして、つま先側に体重をのせたり、踵を浮かせるように歩いたりする方がいます。本人は無意識のことが多く、靴底の外側だけが減っている方もいます。
その歩き方はふくらはぎや膝、腰にも負担を移し、足裏の硬さがさらに強まるという悪循環につながることがあります。痛みをかばう歩き方が長引くほど、癖として定着しやすい点は頭に置いておきたいところです。
私自身、修業時代に足底筋膜炎で悩み、朝の一歩が憂うつだった時期があります。痛みが続くつらさは分かるつもりですので、立ち方や歩く様子、場合によっては靴底のすり減り方まで一緒に確認します。
朝は楽になっても、夕方や買い物の帰りに痛みが戻る。そんな日が続いていませんか。
一日の終わりには、立っていた時間や歩いた量の分だけ、足裏とふくらはぎの疲れが積み重なっています。体重が増えたときや、底の薄い靴を履く日は、負担がさらに大きくなりがちです。
数日休むと軽くなることもあり、つい様子を見がちです。ただ、前かがみの姿勢や全身の動きの偏りが長く続いていると、踵だけを休ませても負担が戻りやすいと私は考えています。
家でのケアは、やることの順番と、やらないことの線引きの両方が大切です。焦って多くを試すより、一つずつ様子を確かめながら進めてください。
まずは靴の見直しから始めてみてください。踵がすり減った靴やクッション性の低い靴は、負担が集まりやすくなります。踵用のインソールを試す方もいます。
次に、立ちっぱなしの時間を区切り、ふくらはぎと足裏をゆっくり伸ばします。痛みが強まらない範囲でごく軽く行うのが目安で、伸ばして痛みが増すなら、その日は中止してください。
痛む場所を強く揉んだり、叩いたりするのは避けておきましょう。炎症が起きている部分に刺激が加わり、かえって痛みが長引くケースもあります。
痛みを我慢してのランニングや長距離の歩行も控えてください。数日試しても痛みが変わらない、あるいは強まるようなら、自己流を続けず相談する目安と考えてよいでしょう。
病名の確認や画像での検査、薬や注射の判断は、整形外科など医療機関が担う部分です。整骨院で病名を診断することはできません。
一方、整骨院では、歩き方や足の使い方、靴の当たり方、ふくらはぎや足裏の硬さといった生活上の負担を確認します。医療処置の代わりではなく、痛みを繰り返しにくい状態を目指すための視点です。
医療機関では湿布や装具、注射などが説明されることがあり、詳しくは医師に確認してください。湿布と薬で様子を見ても変わらず、半年から一年以上続く方も少なくありません。診察と並行して体の使い方を見直す方もいます。
踵の痛みには、足底腱膜炎をはじめ、アキレス腱の障害や疲労骨折など複数の背景があります。痛む場所と時間帯で目安はつきますが、自己判断で決めつけないことが大切です。
今日は、いつもの靴の踵のすり減りと、痛みが強くなる時間帯をメモしてみてください。スマートフォンのメモで十分です。受診や来院の際に伝えると、状態が相手に伝わりやすくなります。
踵だけでなく、靴の当たり方や歩き方の癖も含めて確認したい方は、たぐち整骨院・草加本院へお気軽にご相談ください。

