
院長:田口お気軽にご相談ください!
こんにちは、たぐち整骨院の田口です。最近、お子さんの耳の聞こえについて心配されて相談に来られる保護者の方がいらっしゃいます。学校から帰ってきたお子さんが「耳が聞こえにくい」と訴えたとき、どうしたらいいか不安になりますよね。突発性難聴は大人の病気というイメージが強いかもしれませんが、実は子供でも発症するケースがあるのです。
当院では開院以来、祖父の難聴をきっかけに突発性難聴について独自の研究を続けてきました。その中でお子さんの突発性難聴のご相談も数多く受けてきましたが、多くの保護者の方が共通して抱えているのは「もっと早く気づいてあげられたら」という後悔の念でした。お子さんは自分の症状をうまく言葉にできないことも多く、周囲の大人が異変に気づくことが何より重要になります。


子供の突発性難聴は見逃されやすいからこそ、保護者の方が正しい知識を持つことが大切
今回は子供の突発性難聴について、見逃してはいけないサインや早期発見の重要性、そして病院での治療以外のアプローチについてお話しします。お子さんの将来のために、ぜひ最後までお読みください。


突発性難聴は突然片方の耳が聞こえなくなる疾患で、医学的には「原因不明の急性感音難聴」と定義されています。一般的には40代から50代の大人に多いとされていますが、実は子供でも発症することがあるのです。小児突発性難聴は全体の約1%が9歳以下、約6%が10歳代という報告があり、決して珍しいケースではありません。
大人の突発性難聴との大きな違いは、子供は自分の症状を正確に伝えることが難しいという点です。「耳が詰まった感じがする」「音が遠くに聞こえる」といった微妙な変化を言葉で説明できず、保護者や学校の先生が異変に気づいて初めて発覚することも多くあります。特に片耳だけの聴力低下の場合、もう片方の耳で日常生活を送れてしまうため発見が遅れる傾向にあるのです。
子供の突発性難聴は早期に適切な対応をすれば回復の見込みがありますが、放置すると永久的な聴力障害につながるリスクがあります。言語発達や学習能力、コミュニケーション能力にも影響を及ぼす可能性があるため、早期発見と早期対応が何より重要になります。
お子さんが突発性難聴になったとき、どのようなサインが現れるのでしょうか。当院に相談に来られた保護者の方々の経験から、特に注意すべき行動パターンをまとめました。
テレビの音量を急に大きくする、片方の耳ばかり気にする仕草が見られる、呼びかけに反応しにくくなるといった変化は、聴力低下の重要なサインです。特に普段は問題なく反応していたお子さんが、突然返事をしなくなったり聞き返しが増えたりした場合は要注意です。また、電話をかけるときにいつも同じ耳を使っていたのに逆の耳を使い始めたというのも、片方の耳の聞こえに問題が生じている可能性があります。
学校生活では、授業中にぼんやりしている時間が増えた、先生の指示を聞き逃すことが多くなった、友達との会話で聞き返すことが増えたといった変化が現れることがあります。これらは単なる集中力の問題ではなく、聴力低下によって音声情報をうまく受け取れていないサインかもしれません。
耳鳴りやめまいを伴うこともありますが、子供はこれらの症状を正確に説明できないことが多いです。「耳の中で変な音がする」「頭がぐるぐるする」といった曖昧な表現でしか伝えられないため、保護者がその訴えの重要性を見逃してしまうケースがあります。また、耳の詰まった感じや圧迫感を訴える場合もあり、風邪や中耳炎と間違えられやすいため注意が必要です。
お子さんが耳を触る頻度が増えた、片方の耳を押さえる仕草をする、首を傾げるような動作が見られるといった行動も、耳の不調を示唆している可能性があります。こうした小さなサインを見逃さないことが早期発見につながります。
子供の突発性難聴の原因は大人と同様に完全には解明されていませんが、いくつかの要因が考えられています。開院以来、当院で多くのお子さんを診てきた経験から言えるのは、原因はひとつではなく複数の要因が複雑に絡み合っているということです。
風邪やインフルエンザなどのウイルス感染が内耳に炎症を引き起こし、突発性難聴につながることがあります。また、ストレスや疲労、睡眠不足などによって内耳への血流が悪化することも原因のひとつと考えられています。特に受験期のお子さんや部活動で忙しいお子さんは、心身の負担が大きく内耳の血流障害を起こしやすい状態にあるのです。
子供の場合、突発性難聴と似た症状を呈する別の疾患との鑑別も重要になります。心因性難聴(機能性難聴)は学校でのストレスや家庭環境の変化などが引き金となって起こる難聴で、器質的な異常がないにもかかわらず聴力が低下します。また、おたふく風邪(ムンプス)ウイルスによるムンプス難聴、先天性の前庭水管拡大症なども小児期に発症する難聴の原因として知られています。
当院では、こうした様々な可能性を考慮しながら、姿勢や首肩まわりの筋肉緊張が内耳への血流に与える影響という観点からもアプローチしています。首や肩の緊張が続くことで頭部への血流が悪化し、それが内耳の機能低下につながるケースも少なくないのです。
子供の突発性難聴が疑われる場合、まず耳鼻咽喉科を受診することが大切です。病院では聴力検査や画像検査を行い、診断が確定すればステロイド療法や薬物療法が行われます。
これらの治療法は一定の効果が期待できますが、いくつかの課題もあります。ステロイド療法は副作用として胃腸障害、免疫力低下、不眠などが生じることがあり、成長期の子供への長期使用には慎重な判断が必要です。また、薬物療法は効果の個人差が大きく、明確なエビデンスが不足している薬剤もあります。
特に10歳以下の子供の場合、予後が成人に比べて悪くなる可能性があるという報告もあり、より早期の対応が求められます。病院での治療を受けても十分な効果が得られないケースも存在するため、別のアプローチを併用することも検討する価値があるのです。
当院では、病院での治療とは異なる視点から突発性難聴にアプローチしています。祖父の難聴をきっかけに開院以来研究を続けてきた結果、姿勢や首肩まわりの筋肉緊張と突発性難聴には深い関係があることがわかってきました。
まずは詳細な検査によってお子さんの身体の状態を可視化します。米国製姿勢分析ソフトをはじめとする5種類の独自検査で、姿勢の歪みや筋肉の緊張状態、身体のバランスを詳しく調べていきます。子供の突発性難聴の背景には、長時間のゲームやスマートフォン使用による不良姿勢、勉強時の姿勢の偏りなどが隠れているケースも多いのです。
首や肩の筋肉が過度に緊張すると、内耳へ向かう血管が圧迫され血流が悪化します。この血流不足が内耳の機能低下を引き起こし、突発性難聴の一因となっている可能性があります。当院では原因を取り違えないよう、他に類を見ない充実した検査で真の原因を見つけ出します。
検査で特定した原因に対して、カイロプラクティックの施術を行います。当院の施術は、乳幼児からご高齢の方まで安心して受けていただける身体に優しい方法です。背骨の歪みを整えることで自然治癒力を高め、首肩まわりの筋肉の緊張を緩和して内耳への血流を改善していきます。
実際に当院で施術を受けられた10代の女性は、約半年の治療で一度は消失していた耳の反応が回復し、病院の先生もびっくりされていました。また、40代の男性は左耳が全く聞こえずステロイドの効果も感じられない状態でしたが、姿勢を見直し施術を受けたところ、その日の夜から変化があり1週間でほぼ完治に至りました。
突発性難聴は発症からの時間が回復率に大きく影響します。一般的に、発症から72時間以内、遅くとも2週間以内の治療開始が理想的とされており、治療開始が遅れるほど聴力の完全回復率は低下していきます。
内耳の有毛細胞は一度損傷すると再生しないため、早期に適切な対応をして細胞のダメージを最小限に抑えることが重要です。子供の場合、症状に気づいてから受診までに時間がかかってしまうケースが多く、その分回復の機会を逃してしまうリスクが高まります。だからこそ、保護者の方が日頃からお子さんの様子を注意深く観察し、少しでも異変を感じたらすぐに専門機関に相談することが大切なのです。
子供の聴力低下は、単に音が聞こえにくいというだけでは済みません。言語発達の遅れ、学習能力への影響、コミュニケーションの困難さなど、お子さんの成長や将来に深刻な影響を及ぼす可能性があります。友達との関係づくりにも支障をきたし、自己肯定感の低下につながることもあるのです。
だからこそ、「様子を見ましょう」と言われて何もしないことは最も避けるべき選択肢かもしれません。早期に多角的なアプローチで対応することで、お子さんの将来の可能性を守ることができます。
日常生活の中で、保護者の方ができることもあります。予防と早期発見のために、以下のポイントを意識してみてください。
十分な睡眠時間の確保、バランスの取れた食事、適度な運動は、内耳の健康維持にも重要です。また、長時間のゲームやスマートフォン使用は姿勢の悪化を招き、首肩の筋肉緊張から血流不足につながります。使用時間を制限し、正しい姿勢を意識させることが大切です。
お子さんとの日常会話の中で、聞こえ方に変化がないか注意深く観察しましょう。片方からの呼びかけにだけ反応が鈍い、特定の音域の音が聞こえていないようだ、といった変化に気づいたら、すぐに耳鼻咽喉科を受診してください。早期発見できれば、それだけ回復の可能性も高まります。
お子さんの突発性難聴は、保護者の方にとって大きな不安と心配をもたらします。「もっと早く気づいてあげられたら」「自分のせいではないか」と自分を責める必要はありません。大切なのは、今この瞬間から最善の対応をすることです。
私自身、14歳のときに適切な治療を受けられず、大好きだったバスケを続けることができなくなった経験があります。原因を追求することなく、その場しのぎの治療を続けても決して良くなることはありません。だからこそ、お子さんの身体の声を聴き、真剣に向き合うことの大切さを誰よりも理解しています。
当院では国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任を持って担当します。病院での治療と併用していただくことも可能ですし、ステロイド治療の効果が十分でなかった場合の選択肢としてもご相談いただけます。お子さんの将来のために、一人で悩まずにいつでもご相談ください。検査によって現在の状態を正確に把握し、お子さんの身体に負担をかけない方法で最善のアプローチを一緒に考えていきます。

