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【CVAIとは何を測る指標なのか?】ヘルメット治療と整体施術の併用という選択肢

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こんにちは。たぐち整骨院の田口です。

先日、生後5ヶ月の赤ちゃんを連れたお母さんが当院にいらっしゃいました。手には病院でもらった測定結果の用紙を握りしめて、不安そうな表情で「先生、このCVAIという数値が何を意味するのか教えていただけませんか」と相談されたんです。用紙には「CVAI 8.2%」という数字が書かれていて、お母さんはネットで調べるほど不安になってしまったとおっしゃっていました。

病院や頭の形外来で赤ちゃんの頭の形を測定してもらったとき、測定用紙に書かれた見慣れない英語の略語と数字を見て、多くの保護者の方が同じように不安を感じています。実は私自身も、3人の子供の父親として次男の頭の形で悩んだ経験があります。今回は、そんなCVAIという指標について、私の経験も交えながらできるだけ分かりやすくお伝えしていきますね。

院長:田口

数値だけ見て判断するのではなく、その数字が何を意味しているのか正しく理解することが大切です

目次

CVAIとは何を測る指標なのか

CVAIは「Cranial Vault Asymmetry Index」の略で、日本語では頭蓋非対称指数と呼ばれています。簡単に言えば、赤ちゃんの頭が左右対称かどうかを数値で表したものなんです。この指標は主に斜頭症という左右非対称な頭の形を評価するために使われています。

測定方法は、赤ちゃんの頭を真上から見たときに、頭の中心線から30度傾けた対角線を2本測ります。その2本の対角線の長さの差を、短い方の対角線の長さで割って100をかけることでパーセンテージを算出します。つまり、CVAIは頭の大きさに対する左右差の割合を示しているわけです。

なぜわざわざ割り算をするのかというと、赤ちゃんの頭の大きさは一人ひとり違うからなんです。同じ10ミリの差でも、頭が小さい赤ちゃんと大きい赤ちゃんでは意味が変わってきます。CVAIを使うことで体格差に関係なく公平に評価できるというメリットがあります。

CAとCVAIの違いを理解する

測定用紙にはCVAIと一緒に「CA」という指標も書かれていることが多いですよね。CAは「Cranial Asymmetry」の略で、頭蓋非対称と訳されます。こちらは単純に2本の対角線の長さの差をミリメートルで表したものです。

例えば、対角線Aが150ミリ、対角線Bが160ミリだった場合、CAは10ミリになります。一方でCVAIは(160-150)÷150×100で約6.7%となります。このように、CAは絶対的な長さの差を、CVAIは相対的な割合を示しているという違いがあります。

病院によってはCAだけで判断されることもありますが、実はこれには注意が必要です。なぜなら、体格の良い赤ちゃんの場合、CAが9ミリや10ミリあっても、頭全体のサイズから見れば軽度の変形に過ぎないケースがあるからです。逆に頭の小さな赤ちゃんでCAが6ミリでも、割合で見ると中等度になることもあります。

実際のケースで考えてみましょう

先ほどお話ししたお母さんのケースでは、測定用紙にCA 9.8ミリ、CVAI 6.7%と書かれていました。お母さんがネットで調べたところ、「CA 9ミリ以上は中等症」という情報を見つけて不安になったそうです。

しかし、この赤ちゃんはとても体格が良くて頭のサイズもしっかりと大きかったんです。そのため、CVAIで見ると6.7%という数値は実は軽症の範囲内でした。CAの数値だけを見て判断してしまうと、本来の重症度とは異なる評価になってしまう可能性があるわけです。

CVAIの数値と重症度の目安

それでは、CVAIの数値をどのように解釈すればよいのでしょうか。一般的に医療機関で使われている分類基準をご紹介します。ただし、これは世界的に統一された基準ではなく、測定方法や人種によっても異なることがあります。

CVAIによる重症度分類

  • 正常:CVAI 3.5%未満
  • 軽度:CVAI 3.5%以上 6.25%未満
  • 中度:CVAI 6.25%以上 8.75%未満
  • 重度:CVAI 8.75%以上11%未満
  • 最重度:CVAI 11%以上

この分類は一つの目安に過ぎません。実際の診療現場では、数値だけでなく視診による評価も組み合わせて総合的に判断しています。見た目の変形の程度、耳の位置のずれ、前頭部や頬骨の突出具合なども重要な判断材料になるんです。

ですから、数値上は軽症でも見た目の変形が顕著な場合は重度と診断されることもありますし、その逆もあります。数値はあくまでも判断材料の一つであって、絶対的なものではないということを覚えておいてください。

測定方法による違いも知っておこう

赤ちゃんの頭の形の測定方法には、主に3つの方法があります。それぞれに特徴があり、測定方法によって若干数値が変わることもあるんです。

目視による視覚的評価

医師が赤ちゃんの頭を前後左右から観察して、変形の程度を評価する方法です。複雑な機器を使わずに済みますが、評価者の経験や主観が影響することがあります。アルジェンタ分類という分類法がよく使われています。

人体測定用ノギスによる計測

専用のノギスを使って頭部の前後幅、左右幅、対角線距離を測定する方法です。簡単に数値を出せますが、計測時の圧力や角度によって多少の誤差が生じることがあります。当院でもこの方法で測定を行っています。

3Dスキャンによる計測

3Dスキャナーで頭部の立体データを取得して計測する方法です。最も正確に数値を出せますが、機器を持っている医療機関が限られており、測定に時間もかかります。ヘルメット治療を行う施設では、この方法が使われることが多いです。

ヘルメット治療と整体施術の併用という選択肢

CVAIの数値を知った後、多くの保護者の方が気になるのが「ヘルメット治療を受けるべきかどうか」という点だと思います。一般的にヘルメット治療の対象となるのは中等度以上の変形とされていますが、中等度以上だからといって必ず治療しなければいけないわけではありません

ヘルメット治療は自費診療で約45万円から60万円という高額な費用がかかります。また、1日23時間の装着が必要で、生後3ヶ月から7ヶ月までという限られた期間でしか効果が期待できません。赤ちゃんへの負担や汗疹などのリスクもあります。

当院では、ヘルメット治療を選択された方も大歓迎です。実はヘルメット治療と整体施術は相反するものではなく、むしろ組み合わせることでより良い結果が期待できるんです。ヘルメット治療では頭の形を外側から整えることはできますが、向き癖やそり返りなどの身体の緊張を取ることはできません

身体の緊張が残ると何が起こるのか

向き癖やそり返りは、首や背中の筋肉の緊張が原因で起こります。ヘルメットで頭の形を整えても、筋肉の緊張が残っていると赤ちゃんは同じ方向を向き続けてしまい、ヘルメット治療の効果が出にくくなることがあります。また、身体の緊張は寝つきの悪さや夜泣きの原因にもなります。

当院の整体施術では、首や背中の筋肉の緊張をやさしく緩め、向き癖を根本から改善していきます。ヘルメット治療中の方は整体施術を併用することで、より効率的に頭の形を整えることができるんです。もちろん、ヘルメット治療以外の方法を探している方も大歓迎です。

私自身の経験から学んだこと

実は私には3人の子供がいるのですが、次男は吸引分娩で生まれました。生まれたときから向き癖が強く、いつも同じ方向を向いて寝ていたんです。当時の私は赤ちゃんの頭の形についての詳しい知識がなく、整体施術を開始する時期が遅くなってしまいました。

その結果、次男の斜頭を完全に治すことができませんでした。この経験は私にとって大きな後悔となり、同時に赤ちゃん整体に力を入れる大きなきっかけになったんです。幸いなことに、現在は耳の位置などに問題はなく、発達状態も極めて順調に育ってくれています。整体施術をしていてよかったと心から実感しています。

この経験があるからこそ、私は赤ちゃんの頭の形で悩んでいる保護者の方々の不安な気持ちが痛いほどよく分かります。そして、早期に適切な対応をすることの大切さも身をもって知っています。だからこそ、少しでも多くの赤ちゃんの健やかな成長をサポートしたいという想いで、日々施術に取り組んでいるんです。

相談のタイミングと注意点

頭の形の重症度を知りたい場合、いつ頃相談すればよいのでしょうか。多くの専門医は生後3から4ヶ月頃の受診を推奨しています。研究データによると、この時期が頭の変形のピークとなることが多く、その後自然に改善するケースもあるため、変形のピークを見極めることが重要なんです。

生後1から2ヶ月であれば、体位変換やタミータイムといった理学療法で予防や改善ができる可能性があります。生後3から4ヶ月は診察と重症度評価を行い、必要に応じて治療を開始する時期です。生後7ヶ月以降になると頭の成長が緩やかになってくるため、治療効果も限定的になってきます。

時期対応ポイント
生後1-2ヶ月体位変換・タミータイム指導理学療法で予防・改善ができる可能性
生後3-4ヶ月診察・重症度評価、必要に応じて治療開始頭の形の変形がピークの時期
生後7ヶ月以降診察・説明・経過観察頭の成長が緩やかになってくる時期

私の次男のように、対応が遅れると完全な改善が難しくなることもあります。治療するかどうか迷う場合でも、まずは早めに相談していただくことをおすすめします。選択肢を広げるためにも、病院で「様子見」と言われた場合でも、セカンドオピニオンとして当院のような専門施設に相談することも検討してみてください。

赤ちゃんにとっての最善を一緒に探しましょう

CVAIという数値は、お子さまの頭の形を客観的に評価するための大切な指標です。しかし、数字の大きさだけに振り回されてしまい、お父さんやお母さんが笑顔を忘れてしまうことが何よりも心配なんです。

大切なのは、ヘルメット治療を選ぶにしても、整体施術を選ぶにしても、あるいはその両方を組み合わせるにしても、お子さまにとって何が最善なのかを一緒に考えていくことだと私は思います。どの方法にもメリットとデメリットがありますし、ご家庭の状況によって最適な選択は変わってきます。

もちろん頭の形を整えることも大切ですが、赤ちゃんの脳は皆さんの優しい笑顔を見て、心地よい声を聞くことで何よりも健やかに育っていきます。不安な気持ちを一人で抱え込まずに、専門家に相談しながら最適な方法を一緒に探していきましょう。

当院には開院以来、多くの赤ちゃんの頭の形でお悩みの保護者の方が来院されています。検査から施術まで院長である私が一貫して担当し、お子さまの状態に合わせた最適な施術プランをご提案しています。ヘルメット治療中の方も、ヘルメット治療以外の選択肢を探している方も、病院での経過観察に不安を感じている方も、いつでもお気軽にご相談くださいね。


院長:田口

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