
院長:田口お気軽にご相談ください!
こんにちは、草加市で「たぐち整骨院」を営んでいる田口です。実は当院にも、朝起きたときや電車に乗っているときに耳が詰まったような感覚が続いて不安になり、来院される方が増えています。「耳鼻科では異常なしと言われたけれど、なんだかスッキリしない」というお声もよく耳にします。そんな詰まり感の正体、実は姿勢や血流と深く関わっているケースが少なくありません。




耳のこもり感、実は肩や首の緊張が引き起こしていることが多いんです、一緒に原因を探っていきましょう


耳の詰まり感というのは、気圧の変化や耳垢、耳管の機能低下など、原因がいくつも考えられる症状です。ただ、それだけでは説明がつかないケースも臨床の現場では多く見受けられます。ここでは、皆さんが抱えている違和感の背景を整理していきます。
飛行機や新幹線に乗ったときに耳がキーンとなる経験、誰しも一度はあると思います。これは気圧の変化に耳の中がうまく対応できずに起こる、いわば一時的な現象です。
ただ、それとは別に、寝起きにふわっとした耳のこもりを感じたり、特別な気圧変化がない場面でも突然耳が塞がったように感じたりする方がいます。こうしたケースでは、耳そのものよりも、その周辺の血流や神経の働きに目を向ける必要があるかもしれません。
耳の奥にある内耳という部分は、非常に細い血管によって栄養を受け取っています。この血管は首や肩の筋肉のすぐ近くを通っているため、首や肩がガチガチに緊張していると、内耳への血流が滞ってしまうことがあるのです。
デスクワークやスマートフォンの使用が多い方は、頭が前に突き出た「前方頭位」という姿勢になりやすく、これが首や肩への負担を増やしてしまいます。耳の不調と姿勢は無関係ではないということを、まず知っていただきたいと思います。
ここで少し、私自身のことをお話しさせてください。私の祖父は晩年、難聴を患い、聞こえの不自由さに苦しんでいました。当時、私は柔道整復師として臨床の場に立っていましたが、身近な家族が耳のトラブルで悩む姿を見て、整体の視点から何か力になれることはないかと考えるようになったのです。
それから、突発性難聴に悩む方々を数多く診させていただく中で、あるひとつの共通点に気づきました。皆さん、姿勢が前方頭位になっていて、もともと肩こりや首の痛みを抱えている方がとても多かったのです。首や肩周辺の筋緊張によって頭部への血行が悪くなっている状態が、耳の症状と重なって現れているように感じられました。
臨床を積み重ねていく中で見えてきたのは、肩こりや姿勢の改善だけではありません。脳脊髄液の流れと、耳の奥にある蝸牛の内部を満たす内リンパ液には、密接なつながりがあると考えられています。この二つの液体の循環がスムーズであるかどうかが、耳のこもりや詰まり感にも影響している可能性があります。
さらに、上部頚椎と内耳、前庭神経の関係性にも注目する必要があります。首の一番上にある骨のわずかなズレやこわばりが、内耳の働きや平衡感覚に影響を及ぼす可能性があるのです。これは病院での投薬治療とはまったく異なる視点であり、背骨全体を調整することで、症状の改善をサポートできるのではないかと私は考えています。
とはいえ、耳の詰まり感を感じたときに、すべてが姿勢や血流の問題というわけではありません。まずは自分でできることを試しながら、必要であれば専門機関への相談を検討していただきたいと思います。
特に、耳鼻科で検査を受けても異常が見つからないという方は、姿勢や自律神経の乱れが背景にある可能性を一度考えてみてもよいかもしれません。当院では、まず丁寧な検査を通じて、皆さんの姿勢や筋肉の状態を確認したうえで、施術方針をご説明しています。
耳の詰まり感というのは、本人にしかわからない不快さがあります。周りに理解されにくい症状だからこそ、一人で抱え込んでしまう方も多いのではないでしょうか。
私は、祖父の経験をきっかけに、姿勢や血流、そして脳脊髄液や神経の働きという整体師としての視点から、皆さんの耳の不調に向き合い続けています。病院での治療と並行して、体の土台となる背骨や姿勢を整えることで、改善の一助になれるのではないかと信じています。
もし今、耳の詰まりやこもりに悩んでいて、誰にも相談できずにいるという方がいらっしゃったら、どうか一人で悩まないでください。いつでもお気軽にご相談いただければと思います。皆さんが少しでも楽な毎日を過ごせるよう、全力でサポートさせていただきます。

