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【プロが実践する「まんまる抱っこ」とは?】赤ちゃんの歪みを防ぎ丸い頭を育てる抱っこのやり方を解説

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こんにちは。たぐち整骨院の田口です。生まれたばかりの赤ちゃんを初めて抱っこする瞬間、首がぐらぐらして怖かったという経験はありませんか。ふにゃふにゃで柔らかい赤ちゃんを前に、どうやって支えたらいいのか、力加減はどのくらいなのか、不安になるのは当然のことです。

私自身も3人の子供の父親として、初めて我が子を抱っこした時の緊張感を今でも鮮明に覚えています。当院には赤ちゃんの頭の形のご相談で多くの保護者の方が来院されますが、実は日々の何気ない抱っこが頭の形に大きく影響していることをご存知でしょうか。正しい抱き方を知ることは、赤ちゃんの安全を守るだけでなく、将来の頭の形や発達にも関わる大切なポイントなのです。

院長:田口

抱っこは毎日何度も繰り返す育児の基本動作だからこそ、早い段階で正しい方法を身につけておくことが大切です

目次

新生児期に知っておきたい抱っこの基本

生まれたばかりの赤ちゃんは、首がまだすわっていないため頭をしっかりと支える必要があります。首すわり前の時期は生後3〜4ヶ月頃までとされており、この期間は特に慎重な抱っこが求められます。赤ちゃんの頭は体重の約4分の1を占めるほど重く、首の筋肉も未発達なため、大人がしっかりとサポートしてあげなければなりません。

抱っこには大きく分けて横抱きと縦抱きの2種類があります。横抱きは新生児期の基本となる抱き方で、当院では「まんまる抱っこ」を推奨しています。

具体的な方法として、まず大人は自分の両腕を胸の前で交差させ、赤ちゃんがすっぽり収まる「丸いゆりかご」のような形を作ります。その腕を一度ほどき、赤ちゃんの首の後ろとお尻の下に手を差し込んで自分の胸元へまっすぐ引き寄せます。次に、首を支えていた側の肘を深く曲げて、その「肘のくぼみ」に赤ちゃんの頭を乗せ換えます。もう片方の手は、下からお椀のように赤ちゃんのぷっくりしたお尻をすくい上げ、膝がおへそより高くなる位置までグッと持ち上げます。これで背中が「Cカーブ」、足が「M字」になるので、最後に両腕を再び胸の前で閉じるようにして赤ちゃんを隙間なくすっぽりと包み込みます。

縦抱きは、赤ちゃんが寝返りやずり這いを経て、自力でお座りができるようになる生後5〜6ヶ月頃から推奨される抱き方です。それ以前の早い時期の縦抱きは、赤ちゃんの自然な背骨のCカーブを崩し、首や腰、内臓に大きな負担をかけてしまいます。縦抱きにすると一見機嫌が良くなったように見えることもありますが、これは体が緊張して突っ張っている状態であることも多いため注意が必要です。骨格が十分に発達するまでは、授乳後のゲップ時など一時的な場合を除き、基本は丸い姿勢を保てる横抱きを心がけましょう。

抱っこで最も大切なのは頭と首の支え方

赤ちゃんを抱っこする際、最も気をつけるべきポイントは頭と首をしっかりと支えることです。新生児の頭蓋骨はまだ完全に固まっておらず、大泉門と呼ばれる柔らかい部分が残っています。この部分は触っても問題ありませんが、強い圧力をかけないよう注意が必要です。

抱き上げる時は、まず片手を赤ちゃんの頭の下に滑り込ませて首と頭をしっかりと支えます。もう片方の手はお尻の下に入れて、ゆっくりと持ち上げるようにします。急激な動きは赤ちゃんを驚かせてしまうため、常にゆっくりとした動作を心がけましょう。抱き下ろす時も同様に、頭と首を最後まで支えながら、お布団やベッドに頭が着くまで手を離さないことが大切です。

股関節を守るM字開脚を意識する

赤ちゃんの自然な姿勢を保つためには、股関節の位置も重要です。生まれたばかりの赤ちゃんは子宮の中で丸まっていた姿勢の名残があり、足はM字型に開いた状態が自然な姿勢とされています。抱っこをする際も、このM字開脚を妨げないような抱き方を心がけることで、股関節脱臼などのリスクを減らすことができます。

横抱きの場合は赤ちゃんの足を無理に伸ばしたり閉じたりせず、自然に開いた状態を保ちます。縦抱きの場合は大人の体に赤ちゃんの体を密着させることで、自然と足がM字型に開くようになります。抱っこ紐を使用する際も、赤ちゃんの足が自然なM字開脚になっているか確認することが大切です。

毎日の抱っこが向き癖を作る原因に

ここまで抱っこの基本についてお伝えしてきましたが、実は日々の何気ない抱っこの習慣が赤ちゃんの向き癖につながることがあります。利き手がある大人は、無意識のうちに同じ側の腕で赤ちゃんを抱っこする傾向があります。いつも右腕で抱っこしていると、赤ちゃんの顔は必然的に左側を向くことになり、逆もまた然りです。

向き癖とは、赤ちゃんがいつも同じ方向ばかりを向いている状態のことを指します。抱っこの時だけでなく、寝かせる時もいつも同じ向きにしてしまうと、この向き癖はさらに強くなっていきます。新生児期から生後3ヶ月頃までは頭蓋骨がまだ柔らかいため、同じ方向ばかりに圧力がかかると頭の形が変形してしまうリスクが高まります。

左右バランスよく抱っこすることの大切さ

向き癖を防ぐためには、意識的に左右両方の腕で抱っこする習慣をつけることが重要です。最初は利き手でない方の腕で抱っこすることに戸惑うかもしれませんが、練習を重ねることで徐々に慣れていきます。授乳の際も左右交互に行うことで、赤ちゃんが両方向を向く機会が増えます。

また、赤ちゃんを寝かせる時も、頭の向きを毎回変えてあげることが大切です。お部屋の明るい方向や音がする方向など、赤ちゃんが自然と顔を向けたくなる環境要因にも配慮しながら、できるだけ左右均等に頭を向ける機会を作ってあげましょう。

抱っこと赤ちゃんの頭の形の深い関係

当院に来院される保護者の方々からよく聞かれるのが、「気づいたら頭が平らになっていた」「左右で形が違う」というお悩みです。赤ちゃんの頭の形の変形は、生後間もない時期の向き癖や同じ姿勢での寝かせ方、そして日々の抱っこの習慣が積み重なって起こることが多いのです。

頭の形の変形には主に斜頭症、短頭症、長頭症があります。斜頭症は頭が左右非対称になる状態で、いつも同じ方向を向いて寝ている赤ちゃんに多く見られます。短頭症は後頭部が平らになる絶壁頭の状態で、仰向け寝を続けることで起こりやすくなります。長頭症は横幅よりも前後に長い頭の形で、早産児や横向き寝が多い赤ちゃんに見られることがあります。

頭の形は生後7ヶ月までが勝負

赤ちゃんの頭蓋骨は生後7ヶ月頃までは非常に柔らかく、外からの圧力によって容易に形が変わってしまいます。逆に言えば、この時期であれば適切なケアによって頭の形を整えることも可能です。生後7ヶ月を過ぎると頭蓋骨は徐々に固まっていき、1歳半から2歳頃には完全に固定されてしまいます。

頭の形の変形を放置すると、見た目の問題だけでなく、将来的には帽子やメガネのフィット感に影響したり、ヘアスタイルが決まりにくくなったりすることがあります。また、左右差が大きい場合は運動能力への影響や噛み合わせの異常、聴力への影響が出る可能性も指摘されています。

父親としての経験が私の原点です

実は私自身、次男が吸引分娩で生まれた際に向き癖が強く出てしまった経験があります。当時の私は赤ちゃんについての詳しい知識がなく、整体の開始時期が遅くなってしまったため、息子の斜頭を完全に治すことができませんでした。この経験は私にとって大きな後悔であり、同時に学びでもありました。

現在、息子は耳の位置なども問題なく、発達状態も極めて順調に成長しています。整体をしていて本当によかったと心から実感していますが、もっと早く適切な知識を持って対応できていればという思いは今でも消えません。だからこそ、同じような悩みを抱える保護者の方々に、早い段階で正しい情報と適切なケアを提供したいという強い思いがあります。

ヘルメット治療中の方も大歓迎です

頭の形の治療として、ヘルメット療法を選択される方もいらっしゃいます。ヘルメット治療は医学的に認められた治療法であり、適切なタイミングで行えば一定の効果が期待できます。当院では、ヘルメット治療を選択された方も大歓迎でサポートさせていただいています。

なぜなら、ヘルメット治療では頭の形を物理的に整えることはできても、向き癖やそり返りなどの身体の緊張を取ることはできないからです。赤ちゃんの体には、向き癖の原因となる筋肉の緊張や体のバランスの乱れが残っていることが多く、これらを整えることでヘルメット治療の効果をさらに高めることができます。

ヘルメット治療と整体を併用することで、より効果的に赤ちゃんの頭の形を整え、体全体のバランスも改善していくことが可能です。もちろん、ヘルメット治療以外の方法を探している方も大歓迎です。赤ちゃんにとって何が最善なのかを一緒に考え、ご家族に寄り添ったサポートをさせていただきます。

気になる頭の形は早めのご相談を

正しい抱っこの方法を実践することは、赤ちゃんの安全を守るだけでなく、向き癖を予防し、頭の形を整えるためにも非常に重要です。しかし、すでに向き癖がついてしまっている場合や、頭の形に左右差や平らな部分が気になる場合は、できるだけ早い段階で専門家に相談することをおすすめします。

当院では開院以来、多くの赤ちゃんの頭の形のご相談を受けてきました。詳細な検査によって一人ひとりの状態を把握し、向き癖の原因となっている筋肉の緊張や体のバランスの乱れを整える施術を行っています。自然な方法で改善を目指したい方、ヘルメット治療と併用したい方、どちらの場合でも最適なアプローチをご提案いたします。

抱っこは毎日何度も繰り返す育児の基本動作です。だからこそ、正しい方法を身につけることで赤ちゃんの健やかな成長を支えることができます。私自身の経験から、早期の対応がいかに大切かを痛感しています。頭の形や向き癖について少しでも気になることがあれば、一人で悩まずにいつでもお気軽にご相談ください。お子さまの将来のために、今できることを一緒に考えていきましょう。


院長:田口

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